本日入荷したお仏壇。
紫檀を主材とした、いわゆる「紫檀二尺一寸」と呼ばれるタイプのものです。
ツヤを抑えた「すり漆仕上げ」は落着いて、穏やかな風合い。
花を中心とした各部分の彫刻。
材質の色や質感がしっかりと感じられる、佳品です。
でも、どうしても目を引くのが、大戸と障子に取り付けられた
兆番。
一瞬、象嵌かと思ったのですが、そこまで凝ったものではないようです。
普通に型を施したものにあとから着色して仕上げたもののようです。
それにしても、
蘭の柄といい、鮮やかな黄色と葉っぱのグリーンが
渋い色合いの仏壇本体にえらく映えます。
上・中・下と各戸に3ヶ所ずつ取り付けられているので
イヤでも目が行ってしまいます。
このお仏壇、
ワキが主役をくっちゃったかなぁ????