仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

今更ながら、「小山薫堂」

2010-03-30 16:55:22 | 私の本棚から
図書館でひょいと借りてしまった本。

小山薫堂著「考えないヒント」

副題は「アイデアはこうして生まれる~」





地味な商売の私たちにはどうかな??とあまり期待せずに読んだのですが・・

なかなかどうして!!
面白い

鵜の目鷹の目で情報収集し、アイデアをひねり出し・・・というのではなく、

なにか面白いことないかな~という感覚で周りを見回す、という著者の姿勢に共感。

そして、
テレビを見ればCMに、
街を歩けばいろいろなお店に、

勝手にテコ入れと称して
「自分だったら、どういうCMを作るか?」
「自分だったこの店をどういう風にアピールするか?」
と、常に「自分だったら」と考える。

これ、わかってるようで案外できない。目からウロコの発想。

そして、
「相手を楽しませたい」「驚かせたい」という
ワクワク感、というか旺盛なサービス精神。

いろいろな条件に恵まれた人のなせる技かもしれないけれど、
一つ二つはマネしたくなる、
読んでるこちらもワクワクしてくるような本でした。

ちなみに、本の発行年は2006年。

このテの本にすると、私が手に取るのはやや遅きに失した感もあります。
ま、それは自分の感度が鈍かったのだからしょうがない。

その上、
著者、小山薫堂氏、あの

「おくりびと」の脚本家だということを、ついさっきネットで知りました。

どうりでどこかで聞いた名前だと思った・・・。

というか、
今まで見過ごしていた私の情報アンテナって・・・一体

たかが灰、されど灰

2010-03-28 13:24:17 | 商品のこと
お線香に、お香に・・と仏事に灰はつきものですが

一口にといってもいろいろありまして・・。

もっともポピュラーなのはいわゆる「灰色」のもみがら灰

お寺さまの行事とか、ちょっと改まってお香を楽しみたい

などという時にはキメが細かく、色も白っぽい白灰

こちらは牡蠣などの貝殻を粉末状にしたものが主体です。

そして、先日もご紹介した洗える灰。




小さな小さなガラスの粒が美しい水晶灰というのもあります。




そして、今回登場したのは

貴石灰



もしや・・・と思ったアナタ、正解です。

写真左上から

水晶、黒曜石、メノウ、ローズクォーツ、ヒスイ

と、お数珠などの材料としてポピュラーな貴石をこまかく砕いたもの。

まとまったものはもう作れない大きさだけど、
こうすればまた生かされる・・・・・これぞエコ精神

と、メーカーさんが思ったかどうかは知りませんが、

見れば見るほど
心惹かれるたたずまい。




ただし・・・注意書きによると
「お線香を寝かせてたくと、火が消える場合があります」




グラスや瓶にいれて飾ったり、
お花を生けるのにつかってみたり
「灰」にこだわらないほうが楽しめそうです。


「惚れてまうやろ~~」

2010-03-26 13:27:03 | 本音
弊社、只今レジ故障中。

というオマヌケな事実は先日の記事で暴露したばかり。

あわてて新品を手配した連休明け。

それでも何とかならないか・・・とダメモトでメーカーのサービスセンターに電話。



ところが・・・・・

このサービスセンターのオペレーターさんがまさに、


「惚れてまうやろ~~」的対応だったのです。

まず、オペレーターに直接つながるまでの時間が短い。

大手のコールセンターだとさんざん呼び出した挙句、
音声ガイダンスに沿って・・・なんてことしょっちゅうだもの。

数コールですぐにオペレーターの女性が応答したときは、
かえってびっくりしてしまいました。


さらに、
弊社のレジの型番を告げると
製造中止の古い型であるにもかかわらず、

「それでは・・・・・という操作をしてみて下さい」と
間髪いれずによどみない指示

さらに、こちらがモタモタしていると

「レジとお電話が離れていますか?
 このままお待ちしますので、『保留』にして操作なさってみてください」

と、相手の立場に立った配慮

それでダメなら、これならいかが??と
数種類の対応策を電話越しに指示していただきました。

最終的に「修理か買い替えしかない」ということになったのですが
そこでさらに、

「よろしければ見積をお送りしましょうか?」と


しっかり営業も忘れない

それはそれは天晴れな対応でした

もちろん、大手メーカーのコールセンターだから
当然マニュアルはあるのでしょうが

でも、彼女自身の話し方が

マニュアルを感じさせない絶妙の間合い

電話応対はかくあるべし、という感じ。

シャープさん、勉強になりました

出てますよ~~

2010-03-24 13:36:33 | 仏事のあれこれ
写真の掛軸は浄土宗の両脇さん

左が法然上人、右が善導大師。

ところでよ~く絵を見ると、

善導大師さんのお口からなにやら出ている・・。


これが仏像になると・・・

こんなところに




他の像でも




雲?

いえいえ・・・実はこれ、善導大師の教えを象徴しているようなものです。

善導大師は「念仏」の重要性を説いたとされており、

「大師自らが阿弥陀様を念ぜられると、
 一声念仏申されるごとに
 一道の光明がその口より出、十声百声までも同じく光明があらわれた」

と言われています。

つまり、念仏によって現れる仏の力をなんとか形で表現しようとした結果、
こういう姿で現された、ということのようです。




要するに、善導大師さんは雲を吐いているわけでもなければ


魂が抜けているわけでもありませんのでご安心を。

よくよく見れば、
ちゃんと仏様が描かれています。



増殖中

2010-03-23 14:18:04 | 商品のこと
先日の記事で、仏具の具足についてふれました

一般的には花立2 ロウソク立て2 香炉(あるいは線香立)1 で、五具足

香炉と線香立を両方含む六具足というのもよくあるタイプ。


・・・そして、今回入荷したのは

八具足





五具足にプラスすること、香炉(これはまあ、普通)

マッチ消し

そして
線香差し

しめて八具足なり。


この仏具に関して言えば、サイズはやや小ぶりだし、
形はシンプルだし、
前面に彫られた模様はカワイイし・・

仏具もトータルコーディネートを・・・という方には大いにアリ、だと思います。


そして、さらに・・・



仏飯器&茶湯器

ローソク火消し

そして、そして

リン棒置き

までセットになった


13具足
なるものまで登場しました。

トータルといえばトータルだけど・・・。

ローソク消しとか、ホントにセットにする必要があるのか????


人生はしばしば「道」に例えられます

2010-03-22 14:13:59 | 本音
「子供叱るな来た道じゃ

 年寄り笑うな行く道じゃ

 来た道 行く道 二人旅

 これから通る今日の道

 通りなおしの出来ぬ道」


という言葉があります。

あるいは

「人生には『上り坂』もあれば『下り坂』もある。

 そして、『まさか』という3つ目の坂がある」

とも言います。

人生はしばしば道やら旅やらにたとえられます。



3つ目の坂はちょいちょいやってきます。

たとえば




昨日の事。

お彼岸の中日。

仏壇屋にとってはお盆に勝るとも劣らない大事な日。

その朝



レジが動かない!!

しかも日曜。3連休。
ヘルプコールしようにもメーカーはお休み。

事務機器関連のお店はどこもお休み。

新調しようにも希望機種は在庫なし。

万事休す。



つまりは、

これから通る今日の道は通りなおしの出来ない道である上に、まさかの坂道だということを実感したのでした。




し・か・し・・・・

「まっ、こんなこともあるかぁ~~」といたってのん気な弊社スタッフ。

お客様にさらりと事情を説明し、
手作業による計算と領収書で
何事もなかったかのように接客・・・・・・・。




人生折り返し地点を過ぎると
まさかの坂も平坦な道になるということですね。

カクカク、シカジカ・・・・

2010-03-20 17:57:06 | 商品のこと
「曲げられない女」
「まっすぐな男」

・・・この冬はなぜか「四角四面」がウケました。


そこで・・・

登場!!


四角い腕輪



スクエアにカットされた、

トラメ石の腕輪。

しかも、赤トラメ・黄トラメ・青トラメの3色ミックス。

酸いも甘いもかみ分ける、
だけどもやっぱり曲げられない!!
そんなオトナにお勧めします(?)


もうちょっとソフトに、華やかに、という方には・・・

辛口のコメントも
ユーモアのオブラードに包んで告げられるような
こちらは大人の女性にぜひ!!


お墓のお線香立、いろいろ。

2010-03-18 13:22:36 | 商品のこと
本日、彼岸の入りでございます。

それにちなんでたまには(?)仏事のことを・・・。


お彼岸といえば、何かの歌じゃないけどお墓参り

弊社でもお墓用品をお求めになるお客様がグンと増えます。

なかでも、多いのが

「お墓のお線香立ての灰」をご希望のお客様。

お墓のお線香たてのつくりはさまざまですが
「灰」が必要なのはおそらくお線香立て部分が
浅く掘ってあるタイプ、もしくは
深くて丸い、いわゆる香炉型の石が置いてあるタイプではないかと想像します。

このような場合はお仏壇と同じ灰や土、ではカチカチになってしまいます。
お勧めするのは

「洗える灰」



灰といっても金属の粒。吸水性はほとんどないのでカチカチになることがありません。



・・・・でも、
燃えカスなどのゴミを取り除いたり、洗ったりは、正直面倒。
お客様からのご希望なら否定はしませんが
実はワタクシ「洗い灰派」ではありません。

お勧めするのは
灰のいらないタイプのお線香立て

こういうのがあります。


穴の部分にお線香を立てます。
さらに、白い穴の部分は取り外しができて



水抜きの穴もあるのでお手入れも楽々。

もっと簡単なタイプもあります。



おくだけ。直径約6㎝。コンパクト。

そのままお線香を焚くと墓石が汚れる恐れはありますが・・。

灰を入れるタイプのお墓のお線香立に、灰の代わりにこういうものを
おくのも一つの方法かも。

他にもステンレス製で横に寝かせて焚くタイプ(これは燃え残りが少ない)
など、様々です。

「お線香立をカラスが取っていく」とお悩みの場合は

がっつり、御影石製も用意しています。



灰を入れるタイプですが・・・。

いずれにしてもお墓参りに行って何らかの不都合を感じたら、
とりあえずはご相談を。

意外な解決法が見つかるかもしれません。


そうそう、寒かったこの冬。
雪や雨で墓地や墓石に傷みはないか?
お墓参りの際にはメンテナンス&チェックもお忘れなく・・・

心惹かれる「ヘンな間取り」

2010-03-14 13:28:20 | 私の本棚から
お茶を買いに寄ったはずのコンビニで
またつまらないモノを買ってしまいました

タイトルはずぱり、

ヘンな間取り

別に、引越しの予定があるわけではないけれど

その「クダラナサ」にKOされてしまいまして、

つい、出来心でふらふらと

お茶と一緒にレジに持っていってしまいました。



入れない部屋

くつろげないバス・トイレ

入口の見当たらない部屋

不思議な形の部屋・・・・

無意味に長い廊下の部屋とか・・





図面の印刷ミスも考慮に入れるとしても
妙に笑えてしまいます。

いままで何気なく見てたけど、
住宅広告を見るのが楽しみになりそうな予感・・・。

飾るお経

2010-03-13 13:18:41 | 商品のこと
写真の商品。
飾ってあるのは般若心経

たぶんおそらく、もっともポピュラーなお経。

扇子やらネクタイやら「般若心経グッズ」はたくさんありますが・・

今回入荷したのは

色紙掛

メインの色紙は黒地に金で般若心経が印刷されている
シンプルながらも存在感のあるもの。

もちろん、他の色紙にも交換可能。


ご覧のとおり、
色もカタチもあっさりシンプル。
リビングとか玄関、階段のコーナーなどにさっと掛けると
和の雰囲気がぐっと盛り上がります。

お彼岸ももうすぐだし、
この色紙掛を中心に、
花を飾り、お香など焚いてみてはいかがでしょう?


・・・・ところで・・・・・

ポピュラーなお経の
般若心経ですが
浄土真宗では読まれません。

・・・そこで、浄土真宗さん専用!!





正信偈

もあります。

ぜひ、どうぞ。