仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
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廻るお盆提灯

2008-07-04 13:43:08 | 商品のこと

お盆提灯をお求めのお客様で連日バタバタしています。

お盆提灯にはいろいろなタイプがあるけれど、

最もオーソドックスなのは写真の「大内行灯」と呼ばれるタイプです。

写真の大内行灯は

脚などの部品が木製で、火袋が絹の外袋と紙又はビニロンの内袋、

という「木製絹二重張り」と呼ばれるものです。

木製部分の材質や仕上げによって値段にも巾があります。

当店でも展示している大内行灯の約9割はこのタイプです。

大内行灯の主流といっていいでしょう。

 

ところが・・・・・毎年必ず数人のお客様から

「廻る提灯はないの????」と聞かれます。

いわゆる「走馬灯」とか「廻り灯籠」と呼ばれるもののことです。

中の筒が空気の対流で廻る仕組みになっています。

昔からあるので「盆提灯」=「廻るもの」と思っているお客様も多いみたい。

 

ただ、残念ながら、当店ではあまり多くは置いていません。

バランスをとりながら、空気の対流だけを頼りに廻るものなので

止まったり、スピードに問題があったり・・・・とトラブルが多いのです。

また、廻転する模様をきれいに見せるためか、

火袋が一重のものがほとんどです。つまりは、やや「高級感に欠ける」

というところも・・・。

 

それでも、それがお客様のご希望とあればどのようにも対応します。

「お盆提灯はいいものが欲しいけれど、

 廻る提灯も絶対はずせない!!!!」というお客様のために・・・・・・

芯棒となる針金と絵柄の入った筒、すなわち

たちまち廻転灯セット

(・・・・なんて名前はメーカーはつけてません)が別売で用意されています。

もしもの時はご相談を・・・。

 

 



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
廻り灯籠と盆提灯の違い (れいちん)
2008-07-30 01:09:01
廻り灯籠を、お盆に使うのって、間違いですか?
実は廻り灯籠を逝去した際、親戚からいただき、新盆に使う予定だったのが、仏具店で、廻り灯籠を使うのは間違いだ!と強く否定されました。
昔からお盆に行くと廻り灯籠が綺麗で、華やかにみせていてくれたので、間違い?!と聞いてビックリ。
ホントにいけないんですか?
行灯が正しいんですか?
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