このおリン、以前にも紹介したことのある、
モダン仏具、「たまゆらリン」です。
左側が従来からあるもので、グッドデザイン賞に輝いたもの。
そして、今回、満を持して登場したのが右側。
「色付き、たまゆらリン」です。
何がどう「色付き」か、というと・・・・
この微妙な褐色は「宣徳色」と呼ばれる色です。
中国は明時代、宣徳年間に研究、製作された青銅器の着色法に
由来している、といいます。
熱した青銅器の表面に鉄錆汁や植物染料を何度も刷き、
その後、イボタロウで磨きだす、という色付け方法だそうです。
こうして、古の方法に出来る限り忠実につくられた、
「色付きたまゆらリン」。
言うなれば、「由緒正しきお家柄に育った、現代っ子」。
え?DAIGOみたい???
ただ、このおリンを見たときの女性スタッフの反応は
「きゃーーー!!かわいい~~」とは
程遠かったですけどね・・・・。