仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

気になる企画

2013-08-29 16:37:52 | よろづ考察

ご訪問ありがとうございます。

今回は仕事とは無関係なこと。

 

ネットで見つけた企画。

「知ったつもりにならないでリアルに体験したほうがいい、日本の100」

というもの。

「行ってみよう、やってみよう、身体使おう」という

コンセプトのもと、全国各地でお勧めの体験を募集しています。

募集のガイドラインは

一、一見なじみがありそうで、でも意外とやったことがないこと

一、学びや発見や感動がある貴重な体験であること

一、多少あぶなっかしいくらい、大胆に身体を使うこと

一、サイトを見た人が体験できる機会があること

一、その土地の誇りであること

一、公序良俗に反しないこと

 

だそうです。

 

中国地方版では

「塩をつくる」とか「滝行」やら

「棚田で1000人タップダンス」なんていうものもあがってます。

 

 

応募するしないは別として、

自分の地元だったら、どんな体験があるかな~?と

考えてみるのもまた一興。

「マイ100」として実際出かけてみるのも一興。

 

「土地」から離れて、業界人として

ぜひ、一般の方(?)に体験して欲しい、

「業界100」なんてのがあってもいい。

 

わが業界だったら、

「金箔張り」と「火渡り」はぜひ(笑)

 

なかなか妄想の膨らむ、楽しい企画であります。

 

企画の後援は「オロナインH軟膏」さん。

なるほど~~。

多少生傷こしらえても安心、というわけですね。

 

 

 

 

 

 

 


シュートメ根性ですが・・・

2011-11-26 14:18:54 | よろづ考察

昨日のこと。

日本テレビの

「ニッポン食の王座決定戦!」

 

「食の王座」という漠然としたくくりに

一抹の不安を感じていたところ・・・・・

 

眼が釘付けになったのは

 

 

 

「ごはんのお供」のくだりで、

若い女性タレントが

お茶碗をわしづかみで食べていたこと。

 

その手元が気になって、気になって

食材どころじゃありませんでした。

 

それで平気な女性タレントもどうかと思うけれど

それをそのまま放送してしまうスタッフもどうかと・・・・。

 

案の定、

番組内容は製作者の意識レベルを反映したような

ものでした。

 

 

他人のムスメだと箸の上げ下ろしまで気になるもので。

我が家にムスメがいなくて本当によかった、と思っております。

ついでにヨメが来ることもないので

私の姑根性が発揮される予定はないので

ご安心を。

 

 


見えないこだわり?

2010-05-18 13:28:43 | よろづ考察
いち早く入荷したお盆提灯の整理に午前中を費やした茶坊主です。

仏壇店はハタ目以上に体力勝負です。


それはさておき・・・・

修理のために最近お預りしたお仏壇。




写真ではよくわからないかも知れませんが

ざっと50年は経っているんじゃないか、というもの。

でも
お客様がわざわざ「修理しよう」と思われたものだけに
造りはなかなかのもの。

特に、蒔絵にはこだわりがあった様子。


あちこちに凝った蒔絵が施されています。

そして・・・上の写真の矢印の部分。



引き戸で見えなく、一番奥の部分にまで蒔絵が・・

当時の職人さんの意気込みが伝わってくるようです。



そういえば、
あの黒澤明監督は名作「赤ひげ」の撮影の時、

薬棚を開けるシーンはないにも関わらず、
薬をしっかり入れさせたとか。

そこに薬が入っていることで演技にリアリティが生まれる、ということだそうです。


確か、ディズニーランドでもメリーゴーラウンドに金色の塗料ではなく
金箔を使っているとか(先日読んだ本によると、ですが)



本物、や見えないところにまでこだわる、ということは
お客様にはわからなくても
スタッフがそれを知っていることが大事なんですね。

それを知っていることによって
演技ならリアリティが出るし
サービスや、接客なら丁寧さ、というか品格が生まれてくる、ということなのでしょうね。



品格・・・・不得意分野です
精進せねば・・


お仏壇の寸法表示

2008-04-22 13:50:35 | よろづ考察

店によって若干のちがいはあると思いますが、

お仏壇の規格は「尺」「寸」で表示されます。

扉(大戸・雨戸)を閉じた状態の巾が「2尺」とか「2尺2寸」

などといった規格寸法になります。

(○○代、という言い方をするところもあります)

 

この、「尺」「寸」といった尺貫法による表示はこの業界では一般的です。

経机なんかもサイズ表示は「一尺六寸」などと表示します。

ところがお客様は「家の机の巾は54cm」という風にメートル法

測ってこられる方がほとんど。

そこで活躍するのが店に常備している「尺の表示もある」スケール。

ほんと、これがないと話がややこしくて仕方なくなります。

 

これは有名な話なのですが

1966年の計量法の改正により、尺貫法による定規や升などの製造販売は

禁止されました。その後、タレントの永六輔さんらの運動により

大工など伝統的な業種に限って尺貫法を使用することを認められ、

それに伴う定規などの販売もOKになったとか・・・・。

店に常備してあるスケールはこの運動の賜物、というわけです。

 

そう言えば以前、自分専用のスケールを持とう、と

ホームセンターで捜したところ、メートル法表示のみのものしかなくて

断念したことがあります。

市販品はホントに少ない。

お客様が自宅の仏具をメートル法で測ってこられるのも

むべなるかな、という感じです。

 

「伝統的な業種」というのが具体的にどういう職業か、

興味のあるところですが、それはさておき、

寸法のことから考えると、やはり仏壇・墓石業界も「伝統的な業種」という

ことになるんですね・・・・。

 

 

 

 

 

 


スーパーの反射神経

2008-02-16 13:30:55 | よろづ考察

昨日に引き続き「近所のスーパー」ネタですが。

最近微妙に様変わりしているのが

冷凍食品コーナーのまわり。

言わずと知れた「餃子事件」の影響です。

まずニュースが流れた翌日くらいにはJTの商品は撤去されていました。

ここまではまぁ、どこでもやることでしょう。

そして各製品の傍に「生産工場:日本」とか「生産工場:中国」という

ポップ。なかなか素早い対応です。

 

そしてさらに昨日、ふと気がつくと冷凍食品のショーケースの近くに

「お弁当応援コーナー」なるポップが。

積んであるのは佃煮とか塩昆布とかの日持ちのする「ごはんの友」の類でした。

冷凍食品は今やお弁当のおかずに欠かせないものになっているけれど

最近のニュースで買い控えているお母さんも多いはず。

ならば、その冷凍食品の穴を埋めるものを提案します

というコーナーのようです。

なるほどねぇ。

 

題の商品を撤去するだけでなく

次の一手まで提案してしまう売り場作りのアイデアに感心してしまいました。

 

季節や行事、テレビで話題の商品などあらゆる情報を

素早く取り入れアピールする、スーパーの売り場の反射神経。

ミーハーといえばそれもそうだけど

学ぶところも多いと思います。

 

 


お墓と、カラスと、「帰る」話。

2007-12-04 13:38:26 | よろづ考察

最近ではどこの墓地でもカラスの被害に悩まされているようです。

お供え物を狙ってやってきたカラスが、

お花を引っ張り出して散らかした、とか

線香立を取って行った、とか・・・・・。

墓地によっては「お供え物はお持ち帰り下さい」というところもあるようです。

 

そんな中、カラスの被害にあわなかったお墓の話。

年配の知人から聞いた話です。

そのお墓は昔ながらの墓地。

山間にある、いわゆる「野墓」というようなお墓で、

どのお墓もやはりカラスに荒らされていたそうです。

 

でも、最近納骨を済ませたばかりのお墓だけ、

たくさんのお供え物にもカラスは見向きもしない

そのお墓には事故のため遠方で亡くなられた方を葬ってありました。

カラスに荒らされないお墓を不審に思った家族は、

はっと気がつきました。

 

そして、事故の現場にお寺様と一緒に出向き、

改めてお経をあげてもらって、

「さぁ、帰りましょうね」と声をかけたとか。

 

以来、そのお宅のお墓もカラスがお供え物を取っていくように

なったそうです。

その地方の人は、こんなことを言います。

「お墓に入るべき霊魂がちゃんと帰ってきてないから、

 カラスもわかって、近寄らなかったんだよ。

 家族がなくなったら、遺体を搬送する時、必ず

 『さぁ、家へ帰ろうね』って声を掛けてあげないと、魂が迷うんだよ

 

信じる、信じないは別としても

家族の最後に、「家へ帰りましょう」って声を掛けてあげる、

これはとても優しい習慣ではないかと思います。

 

 

 

 

 


こんなものまで!?手作りキット

2007-11-29 14:13:39 | よろづ考察

先日いただいた写真のセット。

一瞬、何なのかさっぱりわからなかったのですが、

なんと、外郎の手作りキット

外郎、といえば名古屋が有名だけど、山口でもかなりポピュラーな

和菓子。

外郎を扱う和菓子屋さんは多いけれど、キットとは恐れ入りました。

 

中の説明書きには「ご自分で外郎を作ってみたい、という方に」と

ありましたが、私を含め、寡聞にしてまだそのような方には

お目にかかったことがございません。

 

ともあれ、材料の和三盆糖も、あんこもワラビ粉も、

さらに蒸すための容器もきっちりセットになっている気配りの細やかさ。

書いてある手順どおりに材料を混ぜて、

強火で蒸すこと13分。

ちゃんと、出来上がり。

「すぐにお召し上がり下さい」と書いてあったのですが、

都合により、1時間後くらいに食しました。

!?!?「外郎って、こんなだったっけ???」と思うくらい

とにかく食感がもちもち

お味のほうはあっさり上品な甘みでいくらでも

いけちゃいそうでした。

これが正しい出来栄えなのかどうかは販売元の

三隅勝栄堂さんの外郎を食べてみないことには判断できません。

でも、ワラビ粉だけだとこれだけの弾力になるのかも・・・・???

 

ともあれ、三隅勝栄堂さんは地元ファンも多い老舗の和菓子屋さん。

足を延ばしてみるのもいいかも。

外郎手作りキットはお取り寄せもできます。

何かと人の集まることの多いこれからの季節、

イベントの話題づくりにもいいのではないでしょうか?

 

 

 

 

 


滲出する悪意

2007-11-01 14:13:14 | よろづ考察

このところ、自宅の近所で車のタイヤをパンクさせられる

ということが頻繁に起こっているそうです。

お隣さんもやられたそうだし、メインの道路沿いに限らず、

ちょっと奥まったところの車も被害にあったらしい。

警察も警戒を始めたようです

 

こういうのって、やってる本人には

ちょっとした憂さ晴らし」なんだろうけど

被害を受ける側の不特定多数はたまったもんじゃありません。

確実に物的にも金銭的にも実害があります。

その上、こういうことする人が身近にいるのか、と思うと

疑心暗鬼にもなります。

「ちょっとした憂さ」どころじゃない、大きなストレスを抱えてしまいます。

 

まあ、そんな周りの迷惑を想像もできないようなヤツだから

こういう幼稚な悪意を滲み出させるんだろうけど。

ホントに声を上げるべき相手にきっちり向かい合う勇気がないから、

弱いものをいじめたり、こそこそ悪さをしたりするんだろうなぁ・・・・。

 

でも、でも。

ばっかやろ~~~!!

その憂さ晴らしの代償は高くつくぞ~~!!

ニッポンのケーサツをなめんなよぉ~~~!!

柳井署、がんばれ~~!!


コメントに関するコメント

2007-09-20 13:43:42 | よろづ考察

しばらくお約束の「ネタ枯れ病」だったのですが・・・・。

最近ブログに届いたコメント、

妙なハンドルネームで「氏ねばいいのに・・・うんぬん、かんぬん」

全く意味不明。

なんじゃこりゃ?ってしばらく考えてたけれど

いわゆる「掲示板荒らし」みたいなヤツかしらん?

でもこれはこれで「ネタ枯れ病」のカンフル!!とまではいかないけれど

せいぜい今日を乗り切るくらいのネタにはなるんじゃないの?

 

というわけでそのハンドルネームとタイトルでGoogle検索してみると・・・・

なんと、14件のヒット

やっぱりあちこちのブログに同じ名前、同じタイトル、同じ文面で

コメントしてた。

「何が面白いんだ?」とか「暗い!!」の一言では片付けられないような

「救いのなさ」を感じました。


少々高くても許せるもの

2007-06-09 13:43:32 | よろづ考察

いろいろなところでランキングがもてはやされていますが、

最近「THE 21 なんでもランキング」というページを見つけました。

これが結構面白い。

販売ランキングだの所得番付だのに混じって、

「新聞でつい見てしまうチラシ」のランキングや「めざしたい生き方」なんていうのも。

その中で気になったのが「少々高くても許せるもの」ランキング、というもの。

データは2002年のものだけど、やはりというか1位は「限定品」。

昨今の「プレミアム」ブームを思えば納得です。

以下、書籍とかクラッシックのコンサート、W杯のチケットとか、付加価値というか

簡単にはマネできない、「質」の部分が重視されているようです。

売り手としてはつまりはその部分を強調すればいいわけだけど、

これがやっぱり、わかっちゃいるけど・・・・・・というところでしょうね。

だからといって何でもかんでも「プレミアム」なのはどうかと思うけれど。

 

そういえば、以前経済学者(?)の日下公人氏がその著書で

「21世紀は五感の中でも簡単には再現・模倣できないものが流行る」と

おっしゃっていたけれど、これもまた「質」の部分だものね。

お香のにしてもそうだけど、見えないものを模倣するのは難しい。

いくら似ているようでも「本物」とは歴然とした差があるわけで、

だからこそ「本物」が珍重される、ということになるのでしょうね。