仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

お仏壇に果物を・・・

2010-08-30 13:32:08 | 商品のこと
お仏壇の汚れの原因で意外に多いのが

「果物の汁」

お供えしていた果物が古くなって、

汁気がこぼれてお仏壇や仏具を汚してしまう、というものです。



そうならないうちに、早めにお下がりをいただいてしまえば良いのですが

この夏のような気候だとそれにも限界があるかも・・・。



そ・こ・で・


登場したのが写真のメロン!!

お察しのとおり、ローソクです。


これなら一応お供えものだし、腐らないし・・・というわけ。

心の隅を掠める「バカバカしさ」には目をつむって・・・。



「メロンだけではちょっと・・・」という方には
もっとボリュームのある



フルーツ盛り合わせもございます。





今人気の「食品サンプル」の原材料がロウであることを考えると
こういう流れは当然といえば当然だったのかも。


余談ですが

和食店の「おしながき」などにある「水菓子」とは果物のこと。
決して、アイスクリームやゼリーのことではないのでご注意を。

仏具、クリスタルバージョン

2010-08-24 13:30:07 | 商品のこと
先日入荷した仏具




なんと、

クリスタル

きれいだわ、

涼しげだわ、

ゴージャスだわ、

と、スタッフ一同一目ぼれ!!

ああ、お盆前に展示したかった、この仏具。


花立・線香立・ロウソク立・仏飯器・茶湯器  がセットになっています。


こんなのがあったら、
仏具も衣替えしてもいいかも!!(だから、お盆前に言えよっ!!)

やや小さめサイズだから
ミニ仏壇にもOKです。


そして、

さらに、バージョンアップしたのがこちら




オーロラ加工をほどこしたクリスタル仏具。

写真がイマイチですが、
実物はもっと神秘的です。

こちらは

シャープで、クールで、ゴージャスで・・・と3拍子そろった

オトコマエ美女風、仏具でございます。


これで上の写真の透明なものが\12,000

下のオーロラタイプが\22,000

価格は結構庶民的。

遅れてやってきた、イチオシです。

オキナワスズメウリ、心配事

2010-08-23 13:30:37 | 本音
「グリーンカーテン」と呼ぶには少々難のあるカタチながら

順調な成長を見せていたオキナワスズメウリ




実もできてきた!!



きゃー!!出来てる!

いっちょまえにシマシマ柄あるし!!!

と、喜んだのもつかの間。



気がつくと・・・・



成長しないままダメになっている実が多数・・・

ちゃんと実になっているのはほんの数個・・・・


何処でなにを間違ったのか?

どうしていいのか?

繰り返しますが

ガーデニング下手の私にはさっぱりわかりません

イラッとする

2010-08-20 16:24:09 | 本音
昨日は県内の最高気温は岩国市の37.1℃(?)だったそうな。

今日も負けず劣らず。


暑い

ひと雨ほしい

切実に思う猛暑の昼下がり。

柳井というところは
県内でも1,2を争うくらい雨の降らないところ。


ふと、ケータイを見ると




雨降ってるし

のんきそうだし



でもって、

なぜいつもメールの後にコイツが出てきて
うろうろするのか私にはわからないし

止め方も変更の仕方もわからないし


イラッと来ては
結局見てみぬふり。

ケータイの中の「ざしきわらし」のようなものです。




SOLD OUT!!

2010-08-20 13:23:19 | 商品のこと
写真は当店、「進物用線香コーナー

但し、商品の数も種類も

お盆前の約5分の1


そう、弊社進物用線香は只今
品切れ中。

お盆前には例年通りの品揃えと品数を用意したはずなのに

どういう風の吹き回しか

今年のお盆は進物用線香がひっぱりだこ。


追加注文も何度もしたものの、

メーカーさんがお盆休みに入ってしまうと手の打ちようがなく

お盆があけてみればこの有様。


あれこれ並べてなんとかカッコつけてるものの、
これじゃあどうしようもなく

お盆休みがあけるのを待ちかねて発注したところです。


ベタだけど「嬉しい悲鳴」でした。











新酒「閼伽坏」

2010-08-18 13:17:33 | 本音
いただき物。

シック&お洒落なボトル。

中身は日本酒。

この度、

下松市の蔵元で作られた新酒

その名も閼伽坏(あかつき)

「閼伽」とは神仏に供える水のこと。

お墓参りに使う水桶を「閼伽桶」といったり、

お花を用意する棚を「閼伽棚」といったりするアレです。

で、その蔵元「金分銅酒造」さんが下松市は花岡地区の
「花岡八幡宮」さんや「閼伽井坊」さんと同じ地下水を
汲み上げていることから
「閼伽」の名がつけられた、ということです。


ロックでも楽しめる、辛口でまろやかな味わい・・・・・・だそうですが
ここのところは自分で確かめねば何とも言いがたい。


幸い、明日は久々の店休日。

ゆっくりとテイスティングさせていただこうかと。

下松市内を中心に、限定販売だそうですので
気になる方はお早めに。


過剰サービス?

2010-08-17 13:12:21 | 本音
まだまだ熱い高校野球

ネットの動画でも熱戦の様子を中継中。


それはいいんだけど・・・

試合の合間。

両校の応援団の様子を伝えるコーナー。

「○○高校、応援団には秘策があるそうです。」

    「応援団長のナントカさんがその秘密をこっそり教えてくださいます」


その、秘策とは!!!!

この飴をなめると得点が入るんです

「○○高校応援スタンドでした!!」






そのインタビュー、必要?

答えてる時点で「秘策」でもなんでもないし。


私があまりスポーツに興味がないせいかもしれないけど・・

最近のスポーツ中継って、

どうでもいい情報とか

エピソードが

割り込みすぎてるような気がします。


そうでもしないと間が持たないのかも知れないけど
なんだかサービス過剰な感じ。


スポーツの中継は愛想がないくらいで
丁度いいのではないかしらん?


ワールドカップの時も思ったけれど

選手本人ならまだしも、

TVの司会者とかアナウンサーがやたら盛り上がってると

引いてしまう。

そんなワタクシ、愛想の必要な場面でしばしば愛想不足と相成ります。






「般若心経」ですYo!!

2010-08-15 13:23:17 | 仏事のあれこれ
暑さと忙しさで、「とても正気じゃやってられない!!」
状態になっている茶坊主です。

そんな私の変調にいち早く気付いたのか、

小坊主どんが見つけてきてくれたのがこちら!!





ラップの「般若心経」

バチアタリ!!

でもイケナイものほど魅力的!!

疲れもふっとぶバカバカしさ!!

調子にのってYou tubeで検索したら、

も少し壮麗な

ゴスペル「般若心経」


というのもありました。

聖書が不滅のベストセラーなら

「般若心経」って、永遠のミリオンヒットかも。



「死にとうない」です

2010-08-14 13:41:23 | 私の本棚から



最近読了した本。

堀和久著 「死にとうない  ~仙和尚伝

この著者の作品を読むのは初めて。

さらに、この業界にいながら「仙和尚」=「なんか聞いたことあるような・・・」という
かなりお寒い知識しか持ち合わせていなかった私。


なのに、手にとってしまったのは、
やはり「死にとうない」というストレートなタイトルと味のある表紙に惹かれたから。


ネットで調べたところによると

仙和尚は臨済宗妙心寺派の僧侶。
禅画や風趣のある和歌で知られた名僧らしい。

ただ、そういう洒脱な名僧と謳われたのは晩年のこと。
小説の前半を占める若い修行の日々は
読んでいて苦しくなるほど。

自身の出生を忌み、
師を疑い、
道に惑い
懊悩する姿は読みすすめるほどに
息苦しくなってくる。

そこに
素人には難解な禅の「公案」が登場するから
主人公仙義梵とともに読者も七転八倒することになる。

その半生を経て、
庶民からも慕われる
穏やかな老僧となった仙。

臨終に際しては「死にとうない」と言って弟子をあわてさせたとか。


未熟ながら想像するのに

仙はあらゆる経験を通して

ありとあらゆる有様を「肯定できる」ようになっていたのではないかと思います。

いろいろなものを一旦、受け止める、から

また次の発見があり
それが面白くて、楽しみで「死にとうなかった」のでは?

あるいは自分に「これでよし」ということがなかったから

さらなる悟りを求めて「死にとうない」のか??


感じ方は人それぞれでしょうが

自分が死に臨むとき、あるいは死期が近づいたとき、
こんな風に「死にたくない」と言えるほど
濃い「生」を生きていたいものです。




お盆ではあるし、
じっくり読むのにお勧めの一冊。


惜しむらくは文中、登場人物のせりふを借りて
もてはやされていた仙の絵の口絵がなかったこと。

絵があれば、作品がもっと楽しめたのに・・と残念です。


ネットで探そっと。