仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

例え方さまざま

2006-09-29 17:41:07 | 本音

腕輪念珠を見に来られた若者2人組み。

お伺いしていると、どうもトラメ石が気になる様子。

当店にはトラメ石と一口にいっても、いわゆる褐色のトラメ石から

赤みの深い「赤虎目石」、黒に近い濃紺の「青トラメ」

明るい色の「白トラメ」などさまざまな色と組み合わせの腕輪数珠があります。

 

ちょっと個性的なほうがいい、とのことだったので

白トラメ(画像左上)をお勧めすると

「なんか、カブト虫の幼虫みたい」

ついつい私も

「じゃ、赤トラメ(画像右上)はスズメバチのお尻ですね」

「これなんか(インカローズ:画像中央下)、ばーさんの歯茎だな」

 

・・・・・なんだか話が違う方向に走ったのでありました。


「雲」

2006-09-28 15:38:41 | 仏事のあれこれ

お仏壇や神棚を設置するとき、平屋なら何の問題もないのですが

その上の階に人の住空間がある場合があります。

総2階の家とか集合住宅で上の階に人が住んでいるとか。

こういう環境の場合、「神仏の頭の上を踏む」ということで

良くないこと、とされています。

 

でもそうは言っても家を改築するわけにはいかないし

アパートやマンションで最上階にばかり住める訳でもない。

どうすりゃいいの????と、なりますがそこはご安心を。

そういう時は

仏間の天井や神棚の上に「雲」または「天」と書いた

紙を貼ればOK.

 

そこに「雲」とか「天」と書くことで

神仏に「ここが一番高いところです」と言い張り、

その上の住空間をなかったことにしてしまう、ということです。

そりゃー神仏に対する詐欺じゃないか!?と思われる向きもあるでしょうが

私なんぞはいかにも日本人らしい柔軟(というか『なあなあ』)な発想と

なんだか洒落っ気も感じられて微笑ましい慣習だと思っております。

 

ちなみに、「雲」とか「天」とかいう字はその家の方が書かれたら良いわけで

特別それ専用の印刷物とかお札のようなものはありません。

それでも時々「『雲』の紙ありませんか?」と言って来られるお客様もあります。

なぜか既成のもののほうが安心されるようです。

そういうお客様のために一応印刷したものも用意しています。

ただし、当社のパソコンで印刷した「A4 HG行書体」の「雲」ですが。


地元密着のお仏壇?

2006-09-26 17:29:04 | 商品のこと

お仏壇の猫戸(=下段にある引き違い戸)は京都型や大阪型の

お仏壇では蒔絵の見せ所になります。

当店で扱っている金仏壇は99%浄土真宗本願寺派向けのもの。

(山口県には真宗大谷派のお寺がほとんどないのです)

大谷派用のものと違い、金箔(あるいは金粉)の部分が多く、

蒔絵は少なめです。

だから、余計に猫戸の蒔絵の意匠にこだわるようになるのですが・・・・・・・

 

それにしてもこりゃーないだろう、というのがこの猫戸。

柳井名物、金魚ちょうちんをモチーフにしたんだって。

金粉で仕上げた猫戸の表面は滑らかで美しいし、色も鮮やか。でもねぇ・・。

発案する人もする人だけど、作る人も作る人・・・・。

これを作った蒔絵師さんは複雑な気分だったんじゃなかろうか???

 

ちなみにほとんどのお客さんはこの蒔絵を見た途端、

笑って通りすぎてしまいます。

 

 

 


お客様上手

2006-09-25 10:30:59 | 本音

店内に一歩踏み込むなり、大きな声で

「ここは女性の笑顔がものすごぅええけぇ(=ものすごく良いから)

 見に来た」

と、呼ばわったお客様。

こうまで言われてはこちらも反射的に笑顔にヨリが(?)かかります。

????でも見覚えがない。

それもそのはず、初めてのご来店。

にも関わらず、その後もマイペースで冗談を飛ばし、

こちらもついつい巻き込まれて、抱腹絶倒。

勢いで値引き交渉にも応じてしまいました。

 

商売柄、値引きを要求されるお客様は多いけれど、

店としてはあまり有難くないのも事実。

でも、そこを明るく気持ちよくやらせてしまったこのお客様は

接客上手、ならぬ「お客様上手」でした。

笑う門には福来る、ですね。


社訓?

2006-09-22 16:08:49 | 一般人のつぶやき

20年以上前だけれど、とある広告代理店

(というかデザイン事務所兼チラシ屋?昔のことなので正確には覚えてません)

の事務所に貼ってあった社訓、らしきもの

給料が欲しかったら知恵を出せ。

知恵が出ないなら汗を出せ。

汗がでないなら辞表を出せ」

あっぱれ!!

 

 


仏間のこと その2

2006-09-21 15:45:00 | 本音

そういえば、ずっと以前のことですが

身内を亡くされて仏具を買いに来られた若いご夫婦。

「新築して間もない家で、仏壇はつくりつけてある」とのことだったので

仏壇のサイズ等をお伺いしました。

(仏壇のサイズによって仏具の大きさ等は変わってきますので)

 

・・・・ところが、おっしゃる大きさが妙に広い、というか高い。

よく聞いてみると「家を建てたときに大工さんがつくりつけてくれた」

とおっしゃる。それならそれでわかるけれど

段々はない」「扉がついていて、フラットになっている」

・・・・・・それはもしかして、単なる「仏間」では????

 

でもご夫婦は仏具を買い揃えることしか頭にない様子だし、

「仏壇はある」ときっぱりおっしゃるし・・

「それは仏間では??」と言う勇気の出なかったどうも釈然としない思い出です。


仏間のリフォーム

2006-09-21 15:35:36 | 本音

先日、仏壇を見に来られたお客様。

小さい仏壇でいい。小さいものしか入らない」とおっしゃるので

詳しく聞いてみると、「幅は90cmあるけど高さが110cm」

「下の段が高い」「上から下までだったら172cmくらいはある」等々・・

なるほどなるほど・・・それはもしかして押入れと同じ状態なのでは??

余談ですが、お客様がお仏壇を置く予定の場所を測って来られている場合

どれくらい具体的にその場所をイメージできるか?で

その後の商談の進み具合が違ってくるように思います。

 

今回のお客様の場合、やっぱり押入れの一部を仏間(?)に

あてようとお考えでした。

でも、でも・・・・・現在の高さではホントに小さいお仏壇しか入りません。

高さはフィットしても幅が足らずに間延びした感じになるかも。

それに、高い位置のお仏壇はお勤めも立ってするようになり

かなり年配のこのお客様にはしっくりこないような気がしました。

 

そこで、押入れをリフォームして中段の棚をなくし、通常の大きさ

(まぁ、ふすま1枚分くらい)のお仏壇を入れることをご提案しました。

今、押入れに入っている荷物をどうするか???としばらく悩んだお客様

でしたが、結局お勧めした方法でご契約いただきました。

 

わが社では(というよりこのあたりの仏壇屋はほとんどかも・・・)

こういった仏間のリフォームはサービスで行っています。

 

押入れを仏間に、とか地袋付の仏間の地袋をとってふすまサイズの仏壇が

入るようにするとか、反対に、地袋をつけるということもあります。

現在は契約している建具屋さんにお願いして、たいていのリフォームは

一日で終わります。

もちろん、実際にリフォームする前には担当者と建具屋さんが契約していただいた

お客様のところにお伺いして、挨拶とリフォームのための下調べ(仏間の確認)を

します。

 

今月なんか、お隣の福岡県への配達&仏間リフォームという契約が

入ってます。時間節約のため、配達とリフォームを一日でやっつけます。

仏壇と一緒に建具屋さんも福岡まで強制連行し、

担当者も手伝って仏間をリフォーム。

一気に納品して帰ってくる、という予定です。

人の良い建具屋さんでホントに良かった・・・・と思っています。

 


ガラスのテープ跡

2006-09-18 16:45:04 | 本音

台風一過、午前中後始末に追われました。

曲者は破損防止のためにガラスに貼ったテープの跡

粘着部分が残ると結構やっかいです。

そこで登場するのが「消毒用エタノール」

これをスプレー容器に入れて

残っている粘着部分に吹き付け、乾いた布でこすると

面白いようにポロポロ取れます。

去年もテープ跡に悩まされて

シンナーでこすったり、カッターの刃で削ったりといろいろやりましたが

偶然思いついて吹き付けてみたエタノールが大正解でした。

以来、ガラスに残ったテープ跡をとるなら消毒用エタノール、が

当店の常識になってしまいました。

ただ、こする時の布は柔らかいものよりも毛羽立ちの少ないものの方が

いいみたい。日本手ぬぐいとか、晒とか。

それと、取れた粘着部分が布につくので捨ててもよいものがお勧めです。

窓ガラスのテープ跡にお困りの方、お試しあれ


台風接近中

2006-09-17 15:14:01 | 商品のこと

台風13号が接近中。柳井でもそろそろ風雨が強くなってきてます。

台風対策、と聞いて一番に思い浮かぶのはやっぱり停電の心配。

最近では手回しで発電するタイプの懐中電灯なんかも

出回っているけど、やはりいくつか用意しておくと安心なのがろうそく。

小さくても持続して明かりがある、というのはなんとなく

心強いものです。

 

そこで、停電に備えてロウソクをお求めになるお客様に

お勧めするのがこの「ブロンマ」と言われる長時間タイプ。

お寺さん用みたいな長くて大きいロウソクは確かに長持ちはしますが

なんとも不安定。

その点このタイプなら安定感があり、特別なロウソク立ても不要

必要なところにおいて置けます。

 

また、最近雑貨屋さんなんかでよく見かける

「ティーライトティン」というカップに入ったタイプのロウソク もお勧め。

カップ入りなのでお皿などの上に置くだけで蝋が流れる心配も

ありません。

当店で扱っているのは写真の商品とは違いますが、つくりは同じ。

約2時間もちます。10個入りで400円程度だから

ちょっとした明かりとりとしてあちこちにおいても便利です。

 

被害はないに越したことはないけれど、

ちょっとした準備が心の余裕につながるのも事実。

供えあれば、憂いなし。ですね。

 


電線窃盗事件のこと

2006-09-14 17:43:01 | よろづ考察

昨日ニュースで兵庫県高砂市の公園で電線ケーブルが大量に

盗まれた、という事件が報じられていました。

高砂市に限らず、最近全国各地でこういう事件が多発してるらしい。

「ふーーーん」てな調子で聞いていたのですが、

その理由が、「原材料の銅の高騰のため、ケーブルを売買しようとしている」そうです。

そして、銅の高騰の理由は今、劇的な勢いで加速している

中国の発展・開発に使用されるためだとか。

 

???どっかで聞いたような???。

そういえば、仏具の花立やロウソク立て、銅像などで有名な

高岡銅器の製造元でもこのところ銅が4倍近くに高騰して

製品の値上げをせざるを得ない状況という話が出ていました。

う~~ん、中国の発展が思わぬ身近な所に影響を及ぼしてきました。

 

ネットでちょっと検索してみただけでも、銅の高騰は

世界規模の現象のようです。中国という国の影響力に愕然とする思い。

あの広大な国を無軌道に開発すれば世界の資源なんてあっという間に

尽きてしまいそうです。

言葉は悪いけれど「目覚めた獅子が口をあけて地球を喰らおうとしている」

ように感じます。適切な開発を望まずにはいられません。

 

って、環境の犠牲の上に快適な生活を享受している

私たちの言えるせりふじゃないか????