お盆提灯をお求めのお客様で連日バタバタしています。
お盆提灯にはいろいろなタイプがあるけれど、
最もオーソドックスなのは写真の「大内行灯」と呼ばれるタイプです。
写真の大内行灯は
脚などの部品が木製で、火袋が絹の外袋と紙又はビニロンの内袋、
という「木製絹二重張り」と呼ばれるものです。
木製部分の材質や仕上げによって値段にも巾があります。
当店でも展示している大内行灯の約9割はこのタイプです。
大内行灯の主流といっていいでしょう。
ところが・・・・・毎年必ず数人のお客様から
「廻る提灯はないの????」と聞かれます。
いわゆる「走馬灯」とか「廻り灯籠」と呼ばれるもののことです。
中の筒が空気の対流で廻る仕組みになっています。
昔からあるので「盆提灯」=「廻るもの」と思っているお客様も多いみたい。
ただ、残念ながら、当店ではあまり多くは置いていません。
バランスをとりながら、空気の対流だけを頼りに廻るものなので
止まったり、スピードに問題があったり・・・・とトラブルが多いのです。
また、廻転する模様をきれいに見せるためか、
火袋が一重のものがほとんどです。つまりは、やや「高級感に欠ける」
というところも・・・。
それでも、それがお客様のご希望とあればどのようにも対応します。
「お盆提灯はいいものが欲しいけれど、
廻る提灯も絶対はずせない!!!!」というお客様のために・・・・・・
芯棒となる針金と絵柄の入った筒、すなわち
たちまち廻転灯セット
(・・・・なんて名前はメーカーはつけてません)が別売で用意されています。
もしもの時はご相談を・・・。