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ありがとうございます。
唐突ですが、進物用のお線香の話。
最近、一年を通して、安定して売れ続けてます。
曰く
「亡くなられたのを知らなかったので」。
家族だけで故人を見送る、
「家族葬」や「密葬」で葬儀を済まされたため、
後から知って、お悔やみに行く、という方が増えてます。
その時に、香典では仰々しいので、
せめてお線香でも・・・ということになるようです。
確かに、
家族葬専用の小さな葬儀場も増えてます。
さらに、ひっそりと済ませてしまう「密葬」。
今、都会では家族だけの葬儀すらしない、
病院から直接火葬場へ、という「直葬」が増えているそうです。
ひと昔前は、大きな葬祭会館で、というのが主流だったようで、
さらにその前は、自宅で、近所の人がお手伝いして、
という葬儀のかたちがほとんどでした。
自宅から、大きくて派手な会場へ、
そして少人数でこじんまりしたものへ、
さらには書類だけのやりとりへ・・・・・。
この流れ、どこかで見たような?????
結婚式と似てる????
自宅で式を挙げてた、おばあちゃん世代。
芸能人に代表されるど派手婚全盛期。
そして、アットホームな雰囲気が受けてた、ハウスウェディング。
今や、芸能人でもブログやFaxでの結婚報告のみ、
というのも珍しくなくなってます。
やはり時代の雰囲気、というか
流れのようなものは、
慶弔の別なく影響されるものなのでしょうか?
それとも、結婚式とお葬式は
知らず知らずのうちに表裏一体となっているのかしらん??
昔のしきたりでは、
結婚式とお葬式、よく似た決まり事もあったようだし。
進物線香から、
芋づる式に連想してしまった、
「ええから、仕事せーよ」と言われそうな、
半夏生の日の午後。