BCLを始めた頃に、参考にしていた本を紹介しています。
世界の放送局情報が網羅されている「World Radio TV Handbook」の1970年版を買ったことは、前回書きました。
そのWRTHですが、中身が濃くて十分活用することが出来なかった、という思いを持っていますが、少しは参考になり、役立ったことがありましたので、その話です。
まず、近隣国の国内向け中波局が載っていたので、聴こえていた韓国の中波局にレポートし、ベリカードをいただきました。
他には、日本国内の外国局を聴いて、カードをいただくことが出来ました。
「日本国内の外国局」というのは、「FEN」と「VUNC」です。
世界中で展開する駐留米軍やその家族への放送サービスである、「AFRTS」(American Forces Radio and Television Service) の1つとして、日本(沖縄)・韓国・台湾は、「FEN」(Far East Network) に組み込まれていました。
「FEN」は、当時、短波でも放送していて、3910kHzが良く聴こえていました。埼玉県朝霞市の南キャンプ・ドレークに本部があるようでしたので、英文でレポートを書いて郵送してみました。2-3通は出したでしょうか、いくら待っても、返信がありませんでした。
それ以来、何かいい方法はないかなと考えていました。それで、WRTHを手に入れたので見てみると、サンフランシスコのAPOが載っていました。アメリカ軍郵便局経由ならうまくいくのではと考え、出してみると、3カ月ぐらいでベリカードがいただけました。
これは、いったん太平洋を越え、APOでまた日本へ、そして日本から太平洋を越え、再び日本へという経路だったのでしょうか。
同じようにして、FEN沖縄局へも出したところ、いただくことが出来ました。
もう1つは、「VUNC」(Voice of United Nations Command、国連軍の声)で、朝鮮半島に向けて、沖縄(当時のWRTH分類は琉球諸島)から短波放送されていました。
この放送(朝鮮語) 9915kHzも、たいへん良く聴こえていましたので、レポートしてみました。
以前は、沖縄にある放送局というだけで、くわしい住所はわかりませんでしたが、放送局なのだから何とかなるだろうと思い、沖縄宛に出してみましたが、APOまでは行ったものの、住所不明で返送されてきました。
WRTH入手後は、米国経由で出してみると、届いたようで、沖縄から何も書かれていない封筒に、カードだけが入れられて返信がありました。
「VUNC」は、国連軍の運営ということですが、実際はアメリカ軍の特殊部隊(第7心理作戦部隊?) がしているというウワサでした。
1972年の沖縄返還に伴い、VOA沖縄送信施設が撤去され、終戦直後から続いてきた進駐軍放送の終焉を迎えました。
世界の放送局情報が網羅されている「World Radio TV Handbook」の1970年版を買ったことは、前回書きました。
そのWRTHですが、中身が濃くて十分活用することが出来なかった、という思いを持っていますが、少しは参考になり、役立ったことがありましたので、その話です。
まず、近隣国の国内向け中波局が載っていたので、聴こえていた韓国の中波局にレポートし、ベリカードをいただきました。
他には、日本国内の外国局を聴いて、カードをいただくことが出来ました。
「日本国内の外国局」というのは、「FEN」と「VUNC」です。
世界中で展開する駐留米軍やその家族への放送サービスである、「AFRTS」(American Forces Radio and Television Service) の1つとして、日本(沖縄)・韓国・台湾は、「FEN」(Far East Network) に組み込まれていました。
「FEN」は、当時、短波でも放送していて、3910kHzが良く聴こえていました。埼玉県朝霞市の南キャンプ・ドレークに本部があるようでしたので、英文でレポートを書いて郵送してみました。2-3通は出したでしょうか、いくら待っても、返信がありませんでした。
それ以来、何かいい方法はないかなと考えていました。それで、WRTHを手に入れたので見てみると、サンフランシスコのAPOが載っていました。アメリカ軍郵便局経由ならうまくいくのではと考え、出してみると、3カ月ぐらいでベリカードがいただけました。
これは、いったん太平洋を越え、APOでまた日本へ、そして日本から太平洋を越え、再び日本へという経路だったのでしょうか。
同じようにして、FEN沖縄局へも出したところ、いただくことが出来ました。
もう1つは、「VUNC」(Voice of United Nations Command、国連軍の声)で、朝鮮半島に向けて、沖縄(当時のWRTH分類は琉球諸島)から短波放送されていました。
この放送(朝鮮語) 9915kHzも、たいへん良く聴こえていましたので、レポートしてみました。
以前は、沖縄にある放送局というだけで、くわしい住所はわかりませんでしたが、放送局なのだから何とかなるだろうと思い、沖縄宛に出してみましたが、APOまでは行ったものの、住所不明で返送されてきました。
WRTH入手後は、米国経由で出してみると、届いたようで、沖縄から何も書かれていない封筒に、カードだけが入れられて返信がありました。
「VUNC」は、国連軍の運営ということですが、実際はアメリカ軍の特殊部隊(第7心理作戦部隊?) がしているというウワサでした。
1972年の沖縄返還に伴い、VOA沖縄送信施設が撤去され、終戦直後から続いてきた進駐軍放送の終焉を迎えました。