BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

古い国際返信切手券

2014-05-26 | BCLアラカルト
今日は、ちょっとベリカードの話から離れます。

少し前に、放送局からいただいたパンフレットなどを処分するため整理をしていたら、古いタイプの国際返信切手券(IRC =International Reply Coupon) が何枚か出てきました。そこで、IRCについて、いろいろと書いてみました。

1970年代のイギリスとノルウェイ発行のものです。同じデザインですが、少し表記文章が違うようです。

クーポン1枚で、船便1通分の切手と交換できました。(航空便で返事をもらいたい場合は、3枚を同封するよう求められていたのを、思い出しました)

この頃の日本での売価は、1枚90円でしたが、以後、航空便料金に連動して、値上がりして140円や170円になり、デザインも変わりました。


その後は、航空便料金の値下げで、現在と同じ150円になりました。
値下げにより、値段が訂正されているものです。


150円になった1991年のクーポンですが、欧文印を常備していない小さな局のため、和文印が押されています。


この時期から航空便に対応するように変更され、前の船便表示であっても、航空便相当の切手と交換してもらえました。これらは今のクーポンと違い、交換期限の表示がありませんが、現在、このタイプは、切手への交換はできないようです。

話が長くなりますが、
ちょっと変わり種のIRCもありました。

クーポンの売価が書かれていない韓国のものです。
UPU(万国郵便連合) が発行するクーポンなので、発売国の表示がなくても、有効のようです。


イタリア発行の3枚で、切手が貼られてあります。


イタリアでは、クーポンに切手を貼ることで有効になるのかなと思いましたが、良く考えていたら、航空便料金値上げに対応したものではないでしょうか。
短期間に料金が変動する場合は、残っている旧料金表示のクーポンに差額分の切手を貼って売っていたのではという推理です。
日本なら訂正したのを売るか、すぐ新しい表示のを発行しての対応となるでしょうね。

また、2番目のクーポンですが、右側の点線の○の中は、切手と交換した局の日付印を押すことになっているのですが、両方に押している例です。

これら、日本や外国のクーポンは、すべて海外の放送局からいただいたものです。リスナーの受信レポートに同封されてきたIRCは、もらっても交換する手間がかかるので切手に交換せずに、それをそのままリスナーに(私を含めて)、レポートのお礼として贈っていたようです。
近ごろは、局の財政状況がシビアになってきたからなのか、IRCをいただくことはありません。
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