BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

Radio Sweden Int. スウェーデンから (1970-1992年)

2014-03-22 | 海外局ベリカード
「ラジオ・スウェーデン・インターナショナル」から英語放送を聴いて、いただいたベリカードを紹介します。

 初めて聴いたのが1970年でした。北の光の国をイメージしたデザインのカードをいただきました。カラフルなので、とても気に入っています。

1982年のは、「ラジオ・スウェーデン・インターナショナル」の局名に変わり、略称のRSIと地球マークです。

 1983年のは、スウェーデン南部ホルビ送信所にあるカーテンアンテナが描かれています。高さ90mで、従来のログ・ペリオディック・アンテナを使うより、3倍も強力なのだそうです。1948年に始まったDX番組Sweden Calling Dxersの35周年を記念して発行されたカードです。

1984年のは、European DX Council (EDXC-84)総会開催記念のカードで、国旗とストックホルム市庁舎を配したデザインになっています。

 1985年のは、カワウソやカモ、シカなどの動物が住んでいる沼池や草原、森林がイラストで細部まで表現されているポスター風カードです。酸性雨の被害をなくすキャンペーンもののようです。

色づいた木々と水辺に建つ民家のは、1986年のです。

 1988年のは、RSI50周年記念のマークのカードです。


Sweden Calling Dxers番組の40周年記念カードです。白夜が明ける午前3時前のストックホルムで、手前に王宮、右上に市庁舎が見えています。

 スウェーデンには、大小2万あまりの島々があるといわれています。それらをシーラインの船が結んでいます。

1990年代からは、絵ハガキを利用したカードが主流になりました。

1991年のは、ストックホルム市庁舎の夕暮れ? あるいは白夜? の写真です。
シルエットになっている市庁舎は、1911年から12年もかけ800万個のレンガを使って建設されたそうで、塔の先端には鐘と国の紋章の風見があります。

 ストックホルムにある王宮の日没の風景で、1992年のカードです。夕焼け空と街路灯の明かりが海面に映え、幻想的な風景になっています。

空から見たストックホルムで、美しい風景です。13世紀半ばにメーラレン湖東にあるスタツホルメン島に砦として築かれたのが最初といわれ、島を囲む丸太の柵が巡らされていたので、「丸太の小島」(ストックホルム)と呼ばれるようになったそうです。

 ストックホルムの旧市街にあるストールトルゲット広場です。ガムラ・スタン(古い街)と呼ばれる、中世からの古い建物が建ち並んでいる地区のようです。

 1993年にいただいた、スモーゲンの絵ハガキです。西海岸にあり、夏になると保養地として、観光客などであふれる小さな漁港のようです。カラフルな船小屋が建っているのが、目につきます。

 トナカイの群れの写真です。トナカイは、古くから家畜として飼育され、サンタクロースのソリを引くといった使役だけでなく、乳用、食肉用、毛皮用にも利用されてきました。ところで、この写真についてですが、ちょっと不思議な感じがします。群れが歩いているところが白いので、雪が残っているのかなと思いましたが、遠くの山々や手前の岩場には雪はありませんので、この部分だけ白く加工しているのではないでしょうか。

1994年のは、バルト海にあるゴットランド島の北に位置するフォーロー島というところです。氷河によって削り取られた、奇妙な形の岩が多い海岸の写真です。人口600人足らずの島には、銀行、郵便局、病院、警察署がないそうです。

 1996年のは、スウェーデン南部スコーネ県の西、ボースダード市近郊にあるトレコフという漁村の風景です。夏になると、ここも行楽地としてにぎわうようです。

 
ルンドにある大聖堂の写真です。ルンドは、スコーネ県でも南にある古い街で、990年頃、デンマーク王のカヌートにより興されたということです。

 最初に見たときは何かわかりませんでしたが、4-5世紀頃に作られた金の首飾りか腕輪のような装飾品です。ヴァイキングより前の時代で、領主や族長層の持ち物のようで、交易によって手に入れたのでしょうか。ストックホルム歴史博物館に所蔵されているものです。

 1998年のは、ラップランドのアルヴィドスヤウルという町の、木作りの家とサーミの民族衣装に身を包んだ女性の写真です。サーミ人は、スカンジナビア半島北部のラップランドやロシア北部コラ半島に居住する先住民族だということです。伝統的な木造住居の屋根が開く仕掛けになっているようで、これは広間にある炉の煙抜きのためでしょうか。

 2000年のカードは、ヴァイキングの船の舳先につけられていた木製の人の顔をした飾りです。ヴァイキングというと、食べ放題の料理か、海賊を働く野蛮なスカンジナビア人だったということしか思い浮かばないのですが、その造船技術や航海術は優れていて、活動範囲も広かったようです。

その後、しばらく聴きませんでしたが、2007年のは、X線に透過された花を撮った写真です。
 
Linnnaeus300.comと書いてあるので、Linnaeusを調べてみたら、スウェーデンの自然科学者カール・フォン・リンネ(ラテン語表記リンナエウス) のことで、生誕300周年を記念したものなのでしょう。18世紀の博物学者、生物学者、植物学者でもあったリンネは、動植物についての情報を整理して分類表を作り、生物分類を体系化しました。

2008年にいただいたベリカードです。RSIのホームページの受信報告フォームを使うと、簡単にレポートが送れるようになりましたので、大いに活用しました。

ストックホルム港の風景写真です。
 
「水の都」や「北欧のヴェネチア」と呼ばれるだけあって、夏の海にはヨットがたくさん浮かんでいます。後ろに見えるのは、市庁舎です。

帆船と、何かのモニュメントの写真です。

 ストックホルム港めぐりでしょうか。観光船の船着場の写真です。

帆船も停泊しています。

ストックホルム市内の様子です。
 市街地を走るシティ・トラムの写真です。国の記念日にあたるのか、国旗を掲げた2両編成車両のようで、行先表示は、ストックホルムの中央にあるNorrmalmstorg(ノルマルム広場)と読めます。

 
商店や土産物店が建ち並ぶストリートの写真です。各国の国旗が掲げられていて、外国からの観光客も多そうです。

霧のストックホルム港です。
冬の埠頭は、夏とはまた違った光景です。外国航路の客船も停泊しているようです。

 
「サガー・ハウス」と呼ばれている、スウェーデン首相官邸の写真です。中央の白い建物で、港に面しているようです。
 

ノーベル賞受賞者の晩餐会会場の様子です。授賞式はストックホルム中心部のコンサートホールで開かれ、その後の晩餐会には、国王ら1000人あまりが出席して、市庁舎の「青の間」で行われるのが恒例です。

2009年のカードです。
 ホルビにあるTERACOMという、政府が持つ放送送信サービス会社が使っているアンテナの写真です。Sänder det som händer! (起きたことを伝える)というのが、モットーなのでしょうか。

TERACOMの局舎と、コントロールルームです。60周年を1997年に迎えたようです。

 
コントロールルームの写真です。
これら3枚は、RSIというよりは、TERACOMが作ったカードのようです。

カードの発行は、2009年8月までで終わり、短波放送は2010年10月末で廃止されました。
北欧からのRSIの放送は良く聴こえていただけに残念で、国際放送での短波全盛時代の終焉を感じました。
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