BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

プラハの風景写真  フォリマンカやヌスレ周辺の風景

2024-03-30 | エトセトラ
チェコ・プラハに住む友人から送られてきた、「プラハの風景写真」です。

今回は、新市街の南方向にあたる、「フォリマンカ」(Folimanka) 周辺の風景です。

ここには、通称「バスティオン (Bastion) XXXI (ローマ数字で31の意味)」と言われている、「バスティオン・ウ・ボジーフ・ムク (Bastion U Božích muk=(神の苦しみ) カルバリの砦) 要塞跡」が残っています。





新市街の要塞として、カール4世 (ボヘミア王カレル1世) 時代の1350年に建設され、防御壁は1618年~1648年に補強され、400 年近くそのままでしたが、(南側にヌスレ渓谷があるため、破壊を免れたようです) 2011 年に修復の手が加えられたそうです。





要塞跡の広場は、現代美術 (彫刻) の野外展示や、さまざまな文化イベントの開催にも使用されています。

周辺の眺めです。
北西の方には、ヴルタヴァ川向こうの、「ペトシーン」の丘と「ストラホフ・スタジアム」が見えます。



南西の方には、渓谷を挟んで「ヴィシェフラド」の丘があり、「聖ペテロ・パウロ教会」が見えます。



南の、谷の下には高層集合住宅が、丘の上には「議会ホール」があります。





渓谷にかかる「ヌスレ (Nusle) 橋」で、地下鉄線路とその上は道路になっています。



真下には、「ボティック (Botič) 川」にかかる歩行橋や、子供の遊び場がある「フォリマンカ公園」になっています。



さて、防御壁の高さは、約230mあり、公園へ降りようとすると、らせん階段を使うことになります。
入口の表示札は、この階段は自己責任で使用すること、の注意書きです。







黄色や桃色の花が咲いています。



フォリマンカの北側には、「カレル大学医学部」などの建物があります。



その東には、「警察博物館」があります。博物館は、1973年に開館しました。



元々は、1377 年に設立された「旧アウグスチノ修道院」の建物が使われています。今の外観は 1808年と1866年に再建されたものだそうです。

その側にある、カール4世公園の「カール4世 (Karla IV) 記念像」で、1837年造のものです。



この地区の「ボジェニ・ニェムツォヴェー (Boženy Němcové) 通り」のトラム線路は、1966年に廃止されましたが、昔を思い出させるために、当時のレールが残されています。



そして最後は、さらに東、ヌスレ橋から新市街へ通じる「レジェロヴァ (Legerova) 通り」沿いの建物で、ファサードや窓を掃除している作業員です。





屋上から命綱を付けて、手作業で行わなければならない建物も、多くあるようです。


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