BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

JR西日本・レール削正車 「2711」

2020-10-23 | エトセトラ
昨日は、チェコ・プラハのトラムの特殊車両を紹介しましたが、今日は、JR西日本の特殊車両「レール削正車・2711」(LRR16 M-45) を、見かけましたので、取り上げました。

2日前の撮影で、新しい車両が導入されたばかりのようで、作業員が各部の点検をしていました。



削正車とは、レールの頭面や側面、肩部を削る車両で、車体下部に回転する砥石を複数個装備し、走行しながら削っていく「砥石式」と、カッター状の刃を回転させながら削る「ミリング式」というのがあるようです。
レールを削ることで、波状摩耗や断面形状を回復し、破損事故の防止や耐用年数を伸ばし、省エネ・省資源化が可能になるとのことです。



この車両は、スイスのスペノ (Speno) インターナショナル社製で、A車(主キャビン、動力車)、C車(削正車)、B車(補助キャビン、削正車)の3両1編成で運用。C車とB車に各8個、計16個の砥石が装備されています。







また、作業時に発生する粉塵を回収する装置が備えられていたり、塵による故障防止のため、キャビン、機器室、配電盤が与圧されているそうです。作業速度は、4-6km/hとのことです。



JR西では、2020~2022年度にかけ、近畿エリアでは、老朽化した砥石式2編成を新造の3編成にし、さらに、実施エリアを拡大。山陽エリアは、ミリング式を2編成にする計画のようです。





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