こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2011年10月19日 水曜日 竹中直人&坂本龍一 「君に星が降る」'97.10

2011-10-19 22:20:19 | 音楽帳




雲が流れる 君住む街へ
ボクも出かけて行く なつかしい街

遠くかすかに 君のささやく声よ
そっと抱きよせ いつまでも瞳を閉じていた

やわらかな陽が 街をつつむよ


うるわしの風 二人をなでて
夕日に溶けてゆく 後ろ姿よ

耳すませば 遠くなつかしい歌
影ゆらゆら 二人抱き合って踊った

君の横顔 恋におちてく


星が降りそな この広い空
いつまでも見上げて ほほえむ君よ

そっと抱きよせ 白い頬に口づけ
ずっと静かに 君の優しさにつつまれ

愛してるよ あの頃のキミ
遠い日の街 帰らない日々・・・・・・・


流れる静かに はてなく
このまま瞳を閉じ あの日へ

なつかしい 君の面影が
やさしく まぶたに焼き付く

両手を大きく 広げて
飛び立つ なつかしい街へ

(作詞:竹中直人 作曲・編曲:坂本龍一 TBSドラマ「恋のためらい」テーマ曲)

***

まだ、96年に戻った東京に違和感を覚える中、97年10月から始まったTBSドラマ「恋のためらい」に夢中になった。

大好きな竹中直人が主演であるのもあり、映画「東京日和」とも時期がオーヴァーラップしていたのもあったが、バツイチ独身でぎこちない不器用な悩める会社員という役にとてもシンパシーを感じていた。

決して視聴率が取れるようなドラマでは無く、極めて地味だったが、優しさに満ちたドラマだった。
離婚した若干頭のキレた元妻に大竹しのぶ、お見合いではダメだったが彼女のお店を開き竹中に手伝ってもらうに至る女性に鈴木杏樹、偶然絡まれる不良の女性に中谷美紀。
まさに「恋のためらい」。
3人の女性のはざまで揺られ・悩み・ぎこちなく頭を掻きながら生きる竹中直人。

ドラマの冒頭で、小船に乗る竹中直人を3人の女性が揺らす場面が象徴的。
ドラマのエンディングでも、彼女ら3人から「ミッ〜シェール」と元妻が呼んでいた愛称で呼ばれるシーンを思い出す。
情けない感じの中でも、愛される存在。微妙な男女関係の中でも、ちゃんとそれぞれの存在の関係がある様がいとおしいドラマだった。

***

このテーマ曲のボサノヴァ風の竹中&教授作品がとってもとっても素晴らしく魅惑的だった。
この曲は、97年11月の竹中直人のアルバム「シエスタ」にも収録されている。
アルバム「シエスタ」には竹中が交流深い、清志郎・仲井戸麗市・高橋幸宏・スカパラが手伝っているほか、大貫妙子さんがコーラスで参加している。

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