こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

いのちのともしびに、ポッと灯がついた。

2009-08-25 06:31:58 | 写真日和
8月17日(月)に初めて動物病院に、まみちゃんに会いに行った際には、白血球も1/3で、エイズにもかかり、腎臓も悪く、目は開いていても、声をかけても・頭や体をさすったり・手を握ってあげても冷たくて反応が無く、正直、植物状態でショックでした。

正直、僕の頭の中には、「死」に向かっている姿としか捉えようの無い、目の前の「現実」でした。

8月19日(水)2度目の面会。
夜、仕事を早期に切り上げて、この日はお袋さんは抜きで、1人で、まみちゃんに会いに行きました。
タクシーに乗るお金がもったいなかったので、駅から15分、汗だくになって動物病院に行きました。

まみちゃんに変化が現れました。
全く動かないで唖然とした2日前と違って、まみちゃんは、よろよろになりながらも、寝返りを打ったり、手で目を掻くしぐさをしたりしました。

センセイに、「2日前には、全く動かなかったのに、今日は動いていますね」と嬉しそうに話しかけると、今日は調子が良いのか、点滴がからまる位によく動いていますよ。といわれた。

でも、それは点滴に糖分が入っていて、血糖値を上げるようにしているからだと言う。
クスリの補助あってのまみちゃんで、動くのが見れてうれしかったが、顔を見ると、しんどそうなのは変わらなかった。
ご飯は全然口にしてくれないと言う。

このままでは、衰弱していくしかないんだろうが、おなかや頭を触ったら、今日は、暖かかった。
こないだは、凄くカラダが冷たかったけど、心臓の鼓動もドックドックしているし、生命力を多少取り戻しているような気がした。

しかも、「まみちゃん」と声を掛けると、いつものように、尻尾で合図を送ってくれたのだ。「ハイ、わかっているよ」という具合に、反応してくれた。

一進一退が続くのだろうが、少し状態がよくなって安心した。

正直、でもしんどそうなのは、ブログには乗せなかったけど、現実は、こんな状況だった。この時点でも、医療措置あってのまみちゃんの状態維持だった。



8月24日(月)3度目の面会。
20:15何とか打ち合わせ切り上げ(いつも一緒に仕事をしている尊敬する先輩2人と打ち合わせしていたのですが、「・・・・恥ずかしいのですが、うちの猫が病気で死にそうなので」と説明して/2人は「それならそれで、すぐ行ってやれ」と言ってくれて)、茅場町から電車に乗って、竹ノ塚に向かいました。

お袋さんとは、駅で8:30の待ち合わせしましたが、「少し遅れる」と連絡して。
今日は、日曜日仕事出来なかった分、しんどい1日で、なおかつ、仕事を残してしまったけど。
お袋さんの話では、今日、まみちゃんが歩いたり、食事を食べたりし出したそうです。
後は、退院して、ホスピスのような状態になりますが、帰る事も可能なようです。

(お袋さんと2人で電話で話した際には、本当かねえ~、とか、出てもすぐ病院戻りじゃ意味無いしね、とか話していました。)

***

自分は、何とか面会に行くために必死に仕事を、ネジ巻いてし過ぎてしまったせいで、電車に乗ったとたん、気持ち悪くなり、変な汗=冷や汗が止まらなくなり、汗を大きなタオルで拭き続けました。
正直、体がしんどかった。

***

駅で、お袋さんと会い、苦しいので、お茶を買ってクスリを飲んだ上で、タクシーで動物病院に行きました。

すぐ、2階の収容場所に通され、まみちゃんに会いました。
そして、驚いてしまいました。
自分には「奇跡」としか思えませんでした。

目も足もしっかりとして、鳴いて外に出たがる位に元気になっているのです!
扉を開けると、「ニャーニャー」鳴いて、頭を自分にぶつけてきて「なでて なでて」というので、ノドと頭をなでてあげましたが、その力の強さ!

もう、点滴も外して、自分でおしっこしたり、水を飲んだり、ご飯を食べたそうです。

・・・そうはいえども、まみちゃんは白血病とエイズに感染しています。
「本当に、退院しても良いのでしょうか?
また、退院したら、どんな過ごし方をしたら良いんでしょうか?」
と女医さんに伺いました。

先生の話では、「キャリア」がイコール=死ではないとの事です。
「キャリア」は、免疫力が弱くなっているので、そこに風邪を引いたり、肺炎を併発したりして死に至ることはあっても、「キャリア」だけで死ぬことは無いそうです。

最初会った際の状態は、今言うと「死」を覚悟しましたが、入院して点滴・インターフェロンなどの効果が出たのか、また、本人の頑張った生きる力もあってか、本当に今日の変わり様には驚きました。

***

明日(25日)には、退院出来そうですが、抵抗力が弱っていますし、一進一退を繰り返すかもしれません。

実家の馬鹿親父は、最初「早く安楽死を・・・」というコトバを吐いた「冷酷悪魔」なので、「お願いだから、優しく接してあげてください。」とだけメールしました。
(昔から親父は大嫌いなのですが、最近歳を取って丸くなって、多少はニンゲンらしくなったと思っていましたが、大間違えでした。
それが、今回わかりました。
お袋さんの面倒は見ても、この親父は、死んだらお骨を燃えないゴミの日に出してやろうと思います。)

本当は、自分が、自分の家で飼え、と言われても仕方がありませんが、それが出来ないので、休みには会いに行くようにします。
お金はかかっても、まみちゃんは、僕らの家族。お袋さんと自分で、最期まで看取ってあげようと固い約束をしました。



★写真を見て下さい。
目が生きているでしょ。
いつもの目がくりくりした、まみちゃんの穏やかな幼い顔に戻りました。

血が通った奇跡の生還です。
「よく頑張ったね、まみちゃん。」
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3 コメント

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よかったですね (うつこ)
2009-08-25 09:57:17
一旦は…まみちゃんも「天国の階段」を昇りかけたのでしょうが、でも戻ってきてくれたんですね。
現代の医療が進んだから…ではなく、まみちゃんがまだ「生きたい」という意志があったからだと思います。
まだまだ、まみちゃんには、この世での大切な使命があるんですよ。
こうやって少なくともまみちゃんの生命力に元気付けられている読者もいるんですから。

まみちゃんの看護大変でしょうが、かたちんばさんもお身体お大事に。
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ほっ (river)
2009-08-25 18:05:58
かたちんばさん!よかったです。とにかくよかった。
時折まみちゃんの姿を見せていただいていたので
面会後どうなったかなと気がかりでした。
でも、悪い方には考えてなかったのです。きっと回復するような
気がしていました。
安堵と喜びで読んでいて涙が止まらなかったです

生命の強さ・・・
まみちゃんの目が物語っているようですね
まだ一進一退でしょうが病気に負けないで元気になって欲しいな。


わたしもずっと子供の頃は猫と一緒でした。
それも、三毛猫しか飼わない家だったのです
何故かはわかりませんが。
また飼いたくなりました。犬と喧嘩しちゃうかな。
返信する
いのちは燃え続ける (くもお)
2009-08-26 21:38:07
すごいですね。
動物が弱った時、ほとんどの場合それは死を意味します。回復した例はあまり聞かないですが、まみちゃん、すごいです。
このニュースに自分が入院して回復したときのような晴々した気分になりました。しかしまだ油断は禁物ですね。慎重に慎重に大事に大事に看病してあげてください。
この猫は強い猫だと思います。何万匹に一匹の宝物のような猫だと思います。
とにかくよかったです。
最近、このブログに来るのがちょっと怖かったんですが、今日は単純に喜びます。

くもお
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