こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2015年3月9日 月曜日 ホルガー・シューカイ 「ペルシアン・ラヴ」’81(’79発表)

2015-03-09 22:51:17 | 音楽帳

どれくらいぶりだか?女の子たちに混じり場違いな男は、デパートの食料品街の派手やかな色合いのなか、楽しみつつ・悩みながらうろうろしていた。
黒いサンショウウオには、照明が明る過ぎてまぶしい。

迷うも愉し、そんな帰路。
珍しく”用事”という仕事用語ではない時間を過ごして、ほてった顔で電車ホームに行くと、人身事故。
さらに、島に着けば、驚くような土砂降りの雨に逢う。

ずいぶん怠けていたが、そろそろ天上の音楽/世界の音をまとめねばならない。
そう思い、帰って皿洗いを済ませて音楽に向かう。細野さんの「コチンムーン」を聴きつつ、とろとろ思考をめぐらせる。

どうも今年のこの時期は、あの1981年から1982年への流れに行きつく。
”天上の音楽/世界の音”CDの一曲に収めたいと思っていて、最近朝夕聴いているのが、ホルガー・シューカイ先生の一番有名な曲「ペルシアン・ラヴ」。
この曲は、前述スネークマンショーの2枚目にしてラストアルバムである”死ぬのは嫌だ、怖い。戦争反対”に収録されている。

ホルガー先生の存在を初めて聴き知った喜びは、ここでのこと。
さきほど「シューカイ」と書いたが、当時は「チューカイ」と呼んでいた。
名前の綴りは「Czukay」で、シューカイのほうが発音に近いらしい。

「ペルシアン・ラヴ」を収録したアルバム『ムーヴィーズ』が国内発売されたのは1981年11月25日のことだが、「錻力の太鼓」や「テクノデリック」等々に夢中で過ぎてしまっていた。
そんな自分を刺激・触発したのが、1982年1月発刊のミュージックマガジンにおける”1981年のベストアルバム”特集。ここで当時寄稿していたピーター・バラカンさんが選んだ10枚の1枚が『ムーヴィーズ』だった。

・・・順番はどうでもいいけど、とにかくホルガーおじさんのアルバムは断然ナムバー・ワンであります。
「ペルシアン・ラヴ」を春からずっと聴き続けてまだ飽きないという魅力は今頃珍しいものだ。(ピーター・バラカン)


これが発火点となり”このLPレコードを、受験を終えたら買おう”と思って、レコードを買って聴き始めたのが、1982年3月ごろのことだった。

■Holger Czukay 「Persian Love」1979■
彼が「カン」のメンバーであることを知り、カンのアルバムにまで手を伸ばすことになるのは、その後春から夏にかけてのことだった。

「ペルシアン・ラヴ」を聴いていた頃、雑誌の切り抜きで当時大事に箱に入れていたのが、杉山寧さんのこの絵画。
偶然なのだが、私の中ではこの曲とこの絵がどうしても切り離せないものとなっている。

杉山 寧 「水」








コメント (2)
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