愛するサブカルチャーの同い年の世代、大槻ケンジは「音楽でメシを食い続けられる秘訣は?」という事に対して、エッセイに書いたり・発言したりしているが「どんな才能の無い人間でも、とにかく“やり続ける事゛」と言っている。
それは「根性論」では無い。
だからと言って「負けないで!明日があるから(゜〇゜)!」という悪しき無味乾燥な癖して・目に゛ありもしない未来“が写っている新興宗教信者のような楽観論的J―ポッパーでもない。
明日なんか無いのだ!
ビートルズの「Tommrow Never Knows」なのだ。
今、いつ刺されて死ぬか、クモ膜下がバッドで叩かれるような殴打で持ってやってきて、即死かもしれない。
とにかく好きならやり続ける事。
そういうシンプルな事。
モノになるか/ならないかはさておき、その悪戦苦闘の中なら、何とかメシにはありつける、と大槻ケンジは言う。
途中で、その若き才能は『過信だった』、と気付くが、それでも「好きなら」続けるしかない。
その悪戦苦闘こそが、生きる事なのだから。