こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

かたちんばの音楽の旅はつづくよ。  ~ガラクタ音楽CDの愉しみ~

2006-01-12 22:38:24 | 音楽帳
自分にとって×(バツ)な音楽、「いまいちやなぁ~」とか、どうも好きになれない音楽、・・・そんな自分にとってのいわば「ガラクタ音楽」をかき集めて、ガラガラポン~。適当に並べてCDに焼いてみることをしている。

自称「60点以下の音楽」というタイトルシールだけ付けて、会社のいきかえりにウォークマンで聴いている。

完全にそれぞれの名前やアーチストやアルバムから切り離され、シャッフルされ、どこの何者ともわからない状態で切り貼りされたみなしごのガラクタ音楽集を、何度も・何度も繰り返し聴く。

すると、「ガラクタ音楽」は科学変化を起こし出す・・・。
カオティックな音のジャングルの中で、新しい音楽の切り口や聴き方を発見するのだ。
「ほほぅ~そんな解釈もあったか・・」と気づかされることが多い。

ソコにはあらゆるジャンル、あらゆる音楽がぶちこまれゴッタ煮スープのようになっている。
ジャズもあればアンビエントもあり、そのあとに戸川純やら童謡やら。。。何の脈絡も節操も無く続いていくのだ。
そこで、その音楽に別の表情が浮かび上がってくる。

アルバムの中にあってはわからない・演奏者を知っていたのでは発見できない、その音の別な未知の側面や解釈の発見がある。
「未知との遭遇」なのだ。
こういう実験的な音楽の聴き方を近頃はしている。

「☆○の音を聴くと知っていて、☆○を聴く」という「罠」に捕らえられた「囚人」から自分を逸脱・脱却させるためでもある。

ついついパッケージで聴きがちな世界を離れて、純粋に「音楽を聴く、音を発見する」という能動的・創造的行為なのである。
思えば、昔、ラジオ 「サウンドストリート」、「クロスオーバーイレブン」も「FMトランスミッション/バリケード」などもそんな姿勢の聴き方をしていた訳で、久々にそんな新鮮な「音楽を聴く愉しみ」の原点に戻ったみたいで楽しいのである。それは空を眺め続ける事で目が星を発見していき、次第に星座や全体が見え始めるような愉しみみたいに・・。

修行では無いが、新しい音を見つける旅、パーソナルディシプリン(自己鍛錬)のようなもの。
昔、浪人の頃ノイローゼで幻聴などに苦しめられてから新しい音を聴くことを恐れ、ひたすら昔のなじみの音楽しか聴けなくなった時期、兄に「自分もそういう風になった時期があるが、今では<音を愛する>ということは、ひたすら新しい音楽を聴き続けることだと思い、新しいものを聴いている」という話を聴いたのを思い出した。

・・・そして、僕=かたちんばの新しい音楽を発見する旅は、まだまだ未来に向かって、てくてくと続いていくのです。
【つづく】


ガラクタ音楽CD「60点以下の音楽」 No。21より

Amon Tobin - Like Regular Chickens
Depeche Mode - World In My Eyes (Kraftwerk Remix)
Coldplay - Clocks
Colin Newman - Blue Jay Way
Fennesz - Rivers Of Sand
Harold Budd - Bird Charmer
Fennesz - City Of Light
ulrich schnauss - monday paracetamol
Cocteau Twins & Aphex Twin - Let My Fish Loose
Nikakoi - Vent
Colin newman-Alone
Chris and Cosey - Passion
China Crisis - African And White (Steve Proctor Mix)
Silicon Teens - Red River Rock
William Orbit - Gringatcho Demento
Test Dept - Comrade Enver Hoxha

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする