3月11日は鯖姿寿司の名店「いづう」さんへ。
何度か来ていますが、また食べたくなるから不思議ですね。
「いづう」の歴史は古く江戸時代天明元年(1781)、初代いづみや卯兵衛により創業されました。
初代の名前から暖簾を掛ける金具にも"卯"の意匠が施されています。
店内は"名店"にしては意外と質素で、あくまでも"味"で勝負している感があります。
案内されたのは丸いテーブル席。
これは古い水車の部材の一部をテーブル席兼商品見本の陳列場所に。
また、小上がり席の段には木船に使われていた古材が使われています。
注文したのは「ウィンタースペシャル特別メニュー」で、普段はメニューにない押し寿司やお稲荷さん、竹の葉に包まれた鯛寿司と吸い物がついています。
断面が「卯」になっています。
昆布をはずし口に入れると"若い"鯖寿司の風味が楽しめます。
数時間置いて置くと昆布の風味や旨味が鯖に浸透して、また違った味になるから不思議ですね?
お稲荷さんの表面には柚子の皮が剃られ載せられています。
京都の食材には無くてはならないものです。
これに麻の実が入っていると更に美味しいお稲荷さんになると思います。
(私見ですが、、、)
この"鯛と海老の押し寿司も美味しかったです。
通常、店で出されている"盛り合わせです。
ウィンタースペシャル特別メニューは3000円ですが中身が違い、少し差別化されています。
"お得感"より"内容の充実感"を選ばれる場合向けです。
実際、鯖姿寿司だけを注文される方も多いです。