中村楼で京料理を頂いた後、徒歩で青蓮院門跡の北側にある"旧粟田山荘"で野村重存(しげあり)先生の個展を鑑賞しました。
会場に入るとナント!野村先生がいらっしゃるではないですか?
ひとりひとりのお客様に挨拶されていました。
先生のお人柄が窺えますね。
旧粟田山荘は昭和12年(1937)に西陣の織元の別荘として建てられ、数寄屋造りの建物と270坪もの日本庭園が広がっています。
40年以上にわたり「京都ホテルオークラ別邸 京料理 粟田山荘」として営業されて来ましたが、2021年6月30日で営業を終えています。
その後、売却されましたが売却先は公表されていません。
その後、どうなるかも公表されず、今回の野村先生の個展が敷地内に入れる最後になるかも知れないそうです。
野村重存先生はTBS系列のMBS毎日放送制作のTV番組「プレパト」で水彩画査定コーナーに出演されていたり、僕が通うNHKカルチャーや朝日カルチャーで講座を持たれている方だけに自分だけ?妙な親近感を覚えます。
(全くの独りよがりですが、、、)
絵心の"全く無い"僕には最初は写真にしか見えませんでした。
"脅威のデッサン力"ですね。
水彩画は無論素晴らしいのですが、鉛筆画はまた"凄い"の一言です。
先生は消しゴムは使われずに制作されるそうでまさに"脅威の集中力"ですね。
旧粟田山荘の各部屋を会場にテーマ毎に作品が展示されています。
2年前の2月には京都仲間のKさん、Mさんと3人でこちらの2階で食事をしたのがつい最近の事の様に思えます。
そのMさんですが、昨年の6月に乳がんの為に他界されてしまいました。
JR東海「そうだ 京都、行こう。」に入会して一番初めに仲良くして頂いた方だけに残念でなりません。
素晴らしい作品に惹きつけられたのでしょうか?会場を2回周り鑑賞させて頂きました。
喫茶付きの券をWebで購入していたので、2階の床机席に座り景色を眺めながら"クランベリージュース"を頂きました。
写真やサインにも気軽に応じて頂きました。
"ほんまもん"に出会えるのも京都の魅力のひとつです。