京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

清水寺 森清範住職の法話と境内拝観

2024年04月15日 07時45分00秒 | 日記
 4月10日は、清水寺へ。







所属している京都市文化観光資源保護財団の会員事業で「清水寺 ご住職ご法話と拝観」に参加させて頂きました。

場所は清水寺大講堂「円通殿」です。
隣りにある仏足石のある「多宝閣」には入った事がありますが、円通殿は初めてです。









清水寺ご住職森清範管主と執事で教学部長の森清顕氏のご法話を頂きました。





ご住職は毎年12月31日に清水寺奥の院舞台での「今年の漢字」で著名な方ですが、お会いするのは初めてでした。





「今年の漢字」で漢字の跳ねるのが足りなかった時にはクレームの電話が凄かった事や墨が顔にかかってしまった事などをユーモアたっぷりにお話されました。

森清顕教学部長は「清水寺参詣曼荼羅図」の絵解きをスライドを使って解説して下さいました。

おふたり揃っての法話はなかなか無い貴重な経験でした。

その後、頂いたチケットでまだ、桜が残る清水寺境内を巡ります。

















山の中腹にたる清水寺、、、景観も抜群です。
特に夕暮れに西門から見る光景は"極楽浄土"のようです。
(もちろん、行った事は無いですが、、、)









平成から令和にかけて行なわれた伽藍の修復工事も完了し、世界文化遺産に相応しい素晴らしい景観です。
その他か?拝観者のほとんどは外国人です。









最初に修復工事が行われた"子安の塔"です。
法話を頂いた森清顕執事は、ここ泰産寺のご住職でもあります。

清水寺の由緒ともなっている"音羽の滝"には長い行列が出来ていました。
(いつもの光景ですが、、、)




舌切茶屋もほぼ満席状態でした。





この光景は日本人でさえ感動します。
外国人に人気があるのも分かる気がします。










墨染寺(ぼくせんじ)の桜

2024年04月15日 07時18分00秒 | 日記
 4月11日の午前は京阪電鉄墨染(すみぞめ)駅から徒歩で5分くらいの所にある墨染寺(ぼくせんじ)に来ました。

拝観者も少なく、今やほとんど無くなってしまった"桜の隠れた名所"のひとつです。








伏見の地にこじんまりと佇む日蓮宗のお寺です。

平安時代の歌人・上野峰雄(かんつけのみねお)が関白・藤原基経公の死を悼み、「深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染に咲け」と詠んだところ薄墨色の桜が咲いたことがお寺の名前の由来です。








本堂の本尊勧請形式は「一塔両専四士」。
また、本堂横の鬼子母神堂には伝教大師作と伝わります。
(覗いてみましたが、お厨子は閉まっていました。)

安産成就・子育成就の子安愛敬鬼子母神像がお祀りされていて、地域の人々から広く信仰を集めています。



今の墨染桜(すみぞめざくら)は4代目になるそうで、木も若く綺麗な花を精一杯咲かせています。





本堂の扁額にも「桜寺」のふた文字が書かれています。
また、本堂のガラスに映り込む桜もまた、風情があります。





早くも八重桜も見頃を迎えています。
ソメイヨシノの淡いピンク色もいいですが、こちらの濃いピンク色も華やかさを感じます。







また、境内には緑色の花を咲かせる御衣黄桜(ぎょいこうさくら)もあり「桜寺」の通称名に恥じない品種の桜が咲き誇ります。



また、境内には歌舞伎役者・二代目中村歌右衛門が寄進した手洗い石も残されています。