京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

地蔵禅院(京都府井出町)のしだれ桜

2024年04月05日 07時17分00秒 | 日記
 4月3日は、京都府井出町にある地蔵禅院のしだれ桜を観賞しました。
京都には数少ない曹洞宗のお寺です。







地蔵禅院の歴史は古く白鳳時代にまで遡ります。
井出左大臣とも呼ばれた橘諸兄により創建され、当初は華厳宗だったそうです。
江戸時代の初期寛永年間に現在の曹洞宗に改宗されたそうです。





ご本尊さまの十一面千手千眼観音菩薩は橘諸兄公の持仏だったと伝わります。 







鐘楼横にある「地蔵院しだれ桜」は京都府指定の天然記念物に指定され、樹齢は約300年樹高約10mの古木です。

また、日露戦争記念樹として2本の桜(茜桜)が有名で、こちらも樹齢100年以上の古木です。

老木の為、通年を通して地蔵禅院や保存会の方々が土壌改良、苔類の除去などの作業で樹勢の回復に務められています。





また、境内の下にある桜苑には高知のヒョウタンザクラ、福島三春の三春タキザクラ、新宿御苑のシダレザクラなど、全国の主な桜が植えられています。

一本のしだれ桜ですが凄い存在感を感じます。