京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

六孫王神社の桜

2024年04月09日 09時13分00秒 | 日記
 4月6日、六角堂頂法寺を後にし、地下鉄で京都駅まで来ました。

ここから徒歩で約10分、やって来たのは東寺の北側で新幹線高架沿いに鎮座される六孫王神社です。
(昭和39年(1964)、境内が東海道新幹線の用地となったため、買収され以前より狭くなってしまいました。)







清和天皇の孫、六孫王源経基をお祀りする神社で、経基の子満仲が邸宅跡に霊廟を建て六の宮と称したのが起こりとされています。



その後源実朝夫人がここに寺を建て、その鎮守社となった。本殿の背後に経基の墓石があり、境内から「満仲の誕生水」「児ノ水」など名水が出る。

平安時代中期創建の古社です。









多田神社(兵庫県川西市)、壺井八幡宮(大阪府羽曳野市)とともに「源氏三神社」の1つとされています。

境内の桜や神龍池が有名で社殿等は京都市の指定有形文化財に指定されています。













境内には、かつて源満仲の産湯に使ったと言われる満仲誕生水が湧き出ていましたが、初代の井戸は新幹線の高架橋工事により現在は枯渇してしまっています。

拝殿の前には藤棚があり、桜の花が終わると今度は藤の花が楽しめます。

人も少なく、東寺拝観の前後には是非寄りたい神社です。

六角堂(頂法寺)の桜

2024年04月09日 07時24分00秒 | 日記
 4月6日、英月さんの佛光寺周辺グルメツアーの後、徒歩で"六角さん"と通称名で呼ばれている頂法寺へ。









こちらの桜はほぼ満開状態でした。

六角堂は烏丸六角の東にある古寺で聖徳太子が四天王寺建立の用材を求めてこの地を訪れたとき、霊告によって六角形のお堂を建て護持仏を安置したのがお寺の起こりとされています。





六角堂内陣とご本尊如意輪観音菩薩坐像(お前立)です。







日本最古の巡礼と言われる西国三十三所霊場の第18番札所でまた、いけばな発祥の地としても知られています。
華道家元 池坊と称し、代々の住持は池坊家元が務められています。





境内の「へそ石」は本堂古跡の石と言われ、ここが京都の真ん中ともいわれています。










こちら六角のお堂には聖徳太子がお祀りされています。








親鸞堂です。

鎌倉時代の初め、比叡山で修行していた親鸞聖人は、建仁元年(1201)29歳の時、六角堂に百日参籠するという誓いを立てられました。

聖徳太子を深く尊敬していた親鸞聖人は、京都における太子ゆかりの寺院として、六角堂に思いを寄せ救いを求めたのかも知れないです。

参籠は、夜になると比叡山を下りて六角堂に籠もり、朝には山に戻る繰り返しだったそうです。そして95日目の暁に如意輪観音からお告げを受け、浄土真宗を開くきっかけを得られました。







六角堂頂法寺の鎮守社・唐崎社です。

御祭神の唐崎明神は、「唐崎の松」で有名な琵琶湖畔の唐崎神社(滋賀県大津市)の神様で、比叡山延暦寺とも深い関係があります。

かつては明星天子菩薩とも称されていました。社殿には、祇園社(八坂神社)と天満宮(北野天満宮)の神様が合祀されています。

こたらでも明治期以前の神仏習合の姿が色濃く残っています。





最後に納経所で御朱印を授与して頂きましたが、いつからでしょうか?500円に値上がりしていました。(以前は300円)

どこに行っても値上げラッシュです。
賃金がもっと上がらないと京都通いもままなりません。

次に東寺の北側に鎮座される六孫王神社に向かいます。