4月6日、六角堂頂法寺を後にし、地下鉄で京都駅まで来ました。
ここから徒歩で約10分、やって来たのは東寺の北側で新幹線高架沿いに鎮座される六孫王神社です。
(昭和39年(1964)、境内が東海道新幹線の用地となったため、買収され以前より狭くなってしまいました。)
清和天皇の孫、六孫王源経基をお祀りする神社で、経基の子満仲が邸宅跡に霊廟を建て六の宮と称したのが起こりとされています。
その後源実朝夫人がここに寺を建て、その鎮守社となった。本殿の背後に経基の墓石があり、境内から「満仲の誕生水」「児ノ水」など名水が出る。
平安時代中期創建の古社です。
多田神社(兵庫県川西市)、壺井八幡宮(大阪府羽曳野市)とともに「源氏三神社」の1つとされています。
境内の桜や神龍池が有名で社殿等は京都市の指定有形文化財に指定されています。
境内には、かつて源満仲の産湯に使ったと言われる満仲誕生水が湧き出ていましたが、初代の井戸は新幹線の高架橋工事により現在は枯渇してしまっています。
拝殿の前には藤棚があり、桜の花が終わると今度は藤の花が楽しめます。
人も少なく、東寺拝観の前後には是非寄りたい神社です。