和田義彦氏の盗作疑惑問題が最近、話題になっている。ぼくとしては、盗作云々と言うことよりも驚いたのは、こうした作風の画家が芸術選奨という場で讃えられている、ということだった。寡聞にしてぼくはこの和田の作品を見たこともなければそもそも知らなかった。知らないことは恥ずかしいことかも知れないが、この人の作品が優れた現代性や、多くの新しい技法的挑戦をしているとはあまり思えない、少なくとも何度かニュース番組でちらと見ている限りでは。
和田氏の作品のもつ現代性とは何だろうか。このことと、ある種のダンスを見るときにここに現れている現代性は本当に現代と言う言葉にそうものなのだろうかと問いたくなることとは、何か符合する点がある気がしてしまう。芸術のメインストリーム(権威による評価において)は案外とマイナー(内輪)だったりする、のか。
そんなことよりも、夕方近くのある大学の図書館に行ってずっと古代ギリシアの彫刻を見ていたのだけれど、なんていいんだろう。ゆったりした衣服の揺れる襞感は、ダンス、だと思う。ゾクゾクする。写真のこれの、うねるくねる線の爆発、とか(横向きですいません)。
和田氏の作品のもつ現代性とは何だろうか。このことと、ある種のダンスを見るときにここに現れている現代性は本当に現代と言う言葉にそうものなのだろうかと問いたくなることとは、何か符合する点がある気がしてしまう。芸術のメインストリーム(権威による評価において)は案外とマイナー(内輪)だったりする、のか。
そんなことよりも、夕方近くのある大学の図書館に行ってずっと古代ギリシアの彫刻を見ていたのだけれど、なんていいんだろう。ゆったりした衣服の揺れる襞感は、ダンス、だと思う。ゾクゾクする。写真のこれの、うねるくねる線の爆発、とか(横向きですいません)。