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「GX西部」でグリーンバイオ資材を製造へ 出光、スタートアップ企業とものづくり実証

2024-06-10 06:38:54 | 日記
出光興産は5日、京都大学発のスタートアップ企業Symbiobe社(本社・京都市)とアミノ酸など肥料・飼料原料のバイオものづくり実証を行うことで基本合意したと発表した。
実証設備は今年春に原油処理を停止した西部石油(山口県山陽小野田市)に建設。地産地消型のカーボンフリーエネルギー供給と資源循環を担う地域産業ハブ拠点を目指す「GX西部」の取り組みのひとつとして展開する。
今回の取り組みは、光合成微生物の高機能化、培養、後処理に関する知見を持つSymbiobe社と協業することで、光合成微生物の大量培養技術を確立し、CO2などの温室効果ガス固定と、肥料や飼料原料などグリーンバイオ資材製造の社会実装を目指すもの。「GX西部」の一環として、バイオ・ライフ分野での新規事業創出を目指す。
まずは西部石油の敷地内にベンチプラントを建設し、2025年頃を中心にベンチ検証を実施。その結果をふまえて小型プラントの建設を計画し、2027年ごろに小型プラントでの実証を行う。事業規模や投資額は明らかになっていないが、小型プラントの大きさは一般的な体育館の大きさ、ベンチプラントはその40分の1程度の大きさになるという。実証で成果を得られれば、小型プラントの10倍程度の商業プラントの建設も視野に入れている。

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