政府は4日、令和5年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2024)を閣議決定した。
最新の白書では、引き続き福島復興の進捗への取り組みを紹介するとともに、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻により顕在化したエネルギー安全保障の重要性をふまえ、カーボンニュートラルと両立したエネルギーセキュリティの確保について紹介。さらにGX・カーボンニュートラルの実現に向けた課題と対応について、温室効果ガス削減を目指す一方で生成AIが台頭する中、日本国内では海外企業などによるデータセンターや半導体工場の設置に向けたニーズが高まっていることをふまえ、電力需要の増加が見込まれる状況下での対策の必要性について盛り込まれるなど、これからスタートする第7次エネルギー基本計画のテーマにもつながる内容を含め、それぞれのトピック、データ、講じた施策などを紹介している。
石油通信社