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超小型EVカーシェアで地元と共に栄える 出光/市原市、地域創生で包括協定を締結

2021-05-07 07:22:45 | 日記
出光興産と千葉県市原市は30日、地域の観光振興や産業振興などの地域創生に貢献する分野において連携・協力することを目的に包括提携協定を締結した。
包括提携協定は、超小型EVなどの先進技術を活用した観光振興などの地域活性化、地球温暖化対策、防災対策の推進などを中心に出光興産が実証を進めている、超小型EVを活用したカーシェアリングサービス「オートシェア」を市原市内で展開する内容で、まずは出光興産の関連会社である出光タジマEVが提供する超小型EV「ジャイアン」を小湊鉄道の上総牛久駅前に2台設置し、市民や観光客の移動手段として、カーシェアリングサービスを提供する。出光興産は千葉事業所が市原市に所在。同社と同市はSDGsや地域創生などの考えが一致し包括提携協定の締結に至った。
出光興産の小林総一上席執行役員モビリティ戦略室長は、「出光興産は1963年から千葉事業所で石油製品や石油化学製品などを製造している。創業者の出光佐三は地元と共に(栄える)を提唱し、社員一同、その言葉を心に秘めて事業活動を続けているが、今回、市原市との協定という形で恩返しが出来るのは、本当に嬉しく思う」と語り、市原市の小出譲治市長は「今回の協定を非常に嬉しく、心強く思う。出光興産は大切な地元企業だ。コロナ禍で観光は大打撃を受けているが、地の利を生かし、多くの人々に訪れてもらい、EVを活用して欲しい」と期待を寄せた。
上総牛久駅は、トロッコ列車の発着点で観光スポットも多く、小湊鉄道のダイヤ改正で五井~上総牛久間の列車運行本数が増強されることから、今後は駅から観光地へのラストワンマイルが重要になるため、出光興産では超小型EVの利用者の属性・走行ルート・滞在箇所などのデータや、利用者アンケートを通じてニーズを把握し、新たなサービスの検討を進める。超小型EVカーシェアの利用料金は、15分250円、4時間3千円、8時間5千円と、他のレンタカーなどに比べリーズナブルで観光客に利用しやすい設定とした。

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