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ENEOS知多から従業員受入れ、技術を継承 出光、愛知事業所で一体運営、PX一貫生産へ

2022-10-05 07:50:20 | 日記
出光興産は1日、愛知県知多市の南浜地区(旧出光興産愛知製油所)と北浜地区(旧ENEOS知多事業所)の設備の一体運営を開始した。
北浜地区ではこれまで、ENEOS知多製造所として石油化学製品を製造してきたが、昨年9月末で事業を停止し、事業所に改組。10月には出光興産とENEOSとの間でパラキシレン装置などの設備譲渡契約が締結されていた。
出光興産はこの契約に基づき、南浜地区から北浜地区まで総延長約6.1kmのパイプラインを敷設し、旧ENEOS知多事業所のパラキシレン製造装置、不均化装置、芳香族抽出装置などに接続。ガソリン半製品を供給することでパラキシレン(最大40万トン)などを製造する。
これにより、国内需要の減退が進むガソリン留分を有効活用し、アジアなどで需要が拡大しているパラキシレンなどを生産することが可能になる。出光興産によると、愛知事業所では生産するガソリンの約4分の1程度に相当する留分を有効活用できるとみているほか、従来のように徳山事業所などに半製品を転送することなく、愛知事業所内での一貫生産が実現する。将来的には同社が提唱するCNX(カーボンニュートラル・トランスフォーメーション)センターの実現も視野に入れている。

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