認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

脳を活性化させる「生活習慣」の構築 (その5 B-18)

2014-08-15 | 楽しくて意欲が湧いてくる生活と脳の活性化

  箱作り 昔の杵は 何処へやら

     切った張ったの 大騒ぎして   By kinukototadao

   

○ 重箱式巣箱の製作というテーマについての記述

 日本ミツバチを養蜂するの為の重箱式巣箱の制作については、残念ながら、私の出る幕は皆無なのです。従って、このテーマについては、Tadが口述した内容をそのまま私がブログに載せるものであることを、予めお断りしておきたいのです。

○ 昔取った杵柄

私は、北九州の戸畑区で生まれ育った町の子、所謂「都会っ子」なのですが、Tadは、岡山県の吉備郡(真備町)薗村(但し、現在はこの前の大合併により倉敷市に吸収合併されました)に生まれたのです。東西南北全てが山で囲まれていて、北から南に向かって流れる小さな川が一本だけの片田舎の山村の育ちなのです。もともと「右脳」が未発達の為もあってか、或いは生い育った地域環境のせいなのか、何処へ行っても川の上流を北と考えているようなのです。幼少時に育まれ刻み込まれた方向に対するその物差しが、庭に迷路を作るくらいのことで、果たして役に立つようになるものなのか、私は極めて疑問に思っているのですが・・・・・。当の本人は至極まじめで、本当に迷路を新しい家の庭に造る計画を持っているようなのです。その方向音痴の問題は、今日のテーマではないので、これくらいにしておきましょう。本題は、巣箱を作る腕前の方なのですから。

Tadの話によると、子供のころオモチャは全て自分で手作りして遊んだそうなのです。竹トンボ程度の物なら、皆さんも自分で作った経験をお持ちだと思うのです。Tadの場合は、竹とんぼどころか、コマも自分で作ったそうなのです。Tadの家にはイグサで畳を織る織機が2台有って、Tad自身も重要な働き手だったそうです。その織機用の 要らなくなったベアリングに、それに見合う太さの木の枝を削って嵌め込み、更には、太めの釘を選んでヤスリで削り、芯棒にして、コマを作ったのだそうです。

実際のところ、Tadは今でも、コマに巻いたその紐の先のところに結びを作り、その部分を(右手の小指を巻くようにして)小指に挟んだ状態で、コマを空中に投げ出して、その一瞬後コマに巻いたその紐を手前に引くように手首を返して、コマを掌に受け取る「技」ができるのです。

というわけで、重箱式だろうと何だろうとミツバチ用の巣箱を作るのなんて、極めて簡単な作業に過ぎないということのようなのです。私は常日頃、Tadに対してはとても尊敬しているし、信頼もしているのですが、この話だけは、信じることができなかったのです。だって、Tadは、運動の脳はそこそこ良いにしても、肝心の「右脳」が未発達なのですから。

 写真は、庭に設置されたTadの制作になる巣箱

○ 巣箱の様式(以下は、Tadの口述です)

巣箱の制作については、インターネットで情報を集めたところ、いろいろな様式と大きさと制作方法とがあることが分かりました。

その中で、重箱式で、上蓋と下蓋とを備える様式の物を制作することにしました。日本ミツバチは、暑さにとても弱い(嫌う)ので、上蓋を作るのがいいのではと考えたのです。下蓋は、受け皿式にしてやると、ミツバチの出入り口を作るのが容易なのと、掃除がしやすいと考えたからです。

制作にあたっては、先ずは、図面を引きました。いきなり、立体図を描いて、寸法を決めました。板の厚さが3cm、横幅外寸が33cmで、縦幅が18cmと決めました。板の素材は、日本杉の杉板です。厚みが1.5cmの物を2枚重ねにして使うことにしました。理由は、単価が安いこと、その上、安物の方がミツバチに好まれるという情報をインターネットで仕入れていたからです。なお、ミツバチが巣箱に出入りする門のことを巣門というようなのですが、その巣門の高さは、5.0mm~5.5mmが最適のようです。これ以上の高さになると、スズメ蜂が入ってくるからだそうです。

○ 制作用道具類の購入

   

   

  

近くのホームセンターに行って、必要な道具を買いそろえました。腹が減っては戦はできぬではないけど、いくら腕が良くても、肝心の道具が無くては戦にならないからです。そのうえ、Chibi(kinukoの愛称なのです)が、私の腕前に半信半疑なのが目に見えるからです。鋸は、両刃のタイプ。ブルーバードが値段の割に、よく切れて使い勝手も良かったので推奨しておきます(リベートはいただいていないので、念のため)。

○ 完成品をご覧あれ

先ずは、完成品をお目にかけましょう。どうですか。買っていただけるほどの出来栄えと言えるでしょうか。

  

実は、私が巣箱を製作中、肝心のChibiは不在だったのです。長野県の小布施町に「アルツハイマー型認知症」の地域予防活動の指導に行っていて留守だったのです。残念ながら、巣箱を製作する実際の工程は見せられなかったのですが、我が家に帰ってきて作品を見た途端、Chibiの私にたいする見方は、180度変わったみたいでした。「ちゃんとしたものは、絶対に出来ないと思ってたのよ!!だって、Tadは右脳がダメなんだもの!」。「すごいのができたわね、これなら、売れるんじゃない!」。

○ 重箱式本体の制作手順

完成品の本体を先にお見せしましょう。そのあとで、制作の手順を説明します。

 先ずは、杉板を用意します。二枚張り合わせて、3cmの暑さの板にして、それを30cmの長さに切断すればいいのです。二枚重ねの状態出来るときは、電動鋸を、一枚の状態で切るときは、通常の両刃鋸を使った方が作業が容易です。

 2枚の杉板を木ねじで止めて、それを30cm単位で切断します。なお、この場合、各々の木材の「芯の側を外にして張り合わせる」ことに注意してください。

 3cmの厚さの30cmの長さの板ができますね(芯の側が外向き)。 

 30cmの長さに切断した2枚の板を木ねじで止めるのが、次の作業です。

この作業を行うには、尺万力(板を上下から挟んで止めるための専用の道具)が必須です。

 向こうが通常の万力で、手前が尺万力(しゃくまんりき)です。                                                                次に、下の図を使って、尺万力の使い方を説明しましょう。                                                                           左の写真は、尺万力で板を上下方向から挟みつけている状態です。                                                           左側にあるのは、ねじ回しです。木ねじを埋め込む地点に印をつけ、そこに木ねじを設置して、ねじまわしで5mm程度木ねじをを埋め込みます。その上で、電動ドリルを使って、木ねじを完全に頭の表面がが板の中に埋まるまで、埋め込むのです。 電動ドリルを使って木ねじを埋め込むときは、最初は回転を緩やかな状態で木ねじをまわし、少し埋まったところで回転を速めるのがコツです。最初から回転を挙げると、木ねじのねじ溝が壊れて、うまくいきません。更に注意することが一つあります。そのうまくいかなかったときに木ねじに触ると、やけどをしてしまいます。ドリルの先と木ねじの先との摩擦により、木ねじが高温になっているからです。やけどをしたときは、酵素の原液を塗ると、3分もすれば痛みが引き、傷も簡単に治ります。                                                       

左端の図のような形ができたら、それを、ガスバーナーで焼くと右図のようになります。

  木ねじを打つときの尺万力の使い方

○ 重箱式巣箱の本体部の1つが完成

上の図の、左と右とを木ねじで止めると、下図のような箱が完成します。 

  

同じ手順で、これを4個作れば、本体部分は完成です。

○ 下蓋の制作

   

底板の両サイドに暑さ5mm~5.5mmの板を張り付けます。その上で、三方を板で囲います。その上に、本体を置くと、巣門が見事に完成となります。下図をご覧ください。

  

○ 上蓋の制作

            

上蓋1                    上蓋2        巣落ち防止用の十文字

○ のぞき窓の制作

   

○ 巣箱の設置場所

    

日本ミツバチ好みの環境であることを祈って、此処に設置しました。

    

 来春の分蜂の時期の到来が、今から、待ち遠しくてならないのです。

 注)本著作物(このブログB-18に記載され表現された内容)に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。

 エイジングライフ研究所のHPを「クリック」してください)

     脳機能からみた認知症(IEでないとうまく表示されません

      http://blog.goo.ne.jp/quantum_pianist

      http://blog.goo.ne.jp/kuru0214/e/d4801838dd9872301e0d491cd8900f1a



























































































 














































 


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