kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

映画『スカイライン-征服-』を観て

2011-06-23 18:48:59 | アメリカ映画 2011

11-41.スカイライン-征服-
■原題:Skyline
■製作年・国:2010
年、アメリカ
■上映時間:94分
■鑑賞日:6月18
日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)
■料金:1,800円

 
□監督・製作:グレッグ・ストラウス、コリン・ストラウス
□脚本:ジョシュア・コルデス
□脚本・製作:リアム・オドネル
□製作:クリスチャン・ジェイムス・アンダーセン

□撮影監督:マイケル・ワトソン
□編集:ニコラス・ウェイマン・ハリス
◆エリック・バルフォー(ジャロッド)
◆スコッティ・トンプソン
(エレイン)
◆ブリタニー・ダニエル(キャンディス)
◆クリスタル・リード(デニース)

◆二ール・ホプキンス(レイ)
◆デヴィッド・ザヤス(オリヴァー)
◆ドナルド・フェイソン(テリー)
【この映画について】
ロサンゼルスの高級マンションに集まった、ごく普通の人々が目撃した、刻一刻と進行する地球征服の3日間――戦うすべのない人たちへのエイリアンの襲撃を描いたSFディザスター・ムービーだ。『アバター』や『2012』を手掛けたVFXチームによる圧倒的な驚愕映像が見どころだ。メガホンをとったのは『AVP2 エイリアンズvsプレデター』のグレッグ&コリン・ストラウス兄弟、主演は『24 TWENTY FOUR』のエリック・バルフォー。
平穏な日常が、一瞬にして崩れ去る恐ろしい世界……絶望的な極限状況の中、何が起こり、そして人々は何を考えるのか、リアリティーを重視した視点で描きだす“人類滅亡の危機”が斬新に映る。
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
ロスに住む親友のペントハウスを訪ねていたカップル、ジャロッドとエレインは、その日の早朝、最上階の部屋のブラインドから差し込む青白い光と不気味な音で目を覚ます。そして、その光を見た友人の一人が、一瞬にして光の中に吸い込まれて姿を消すのを目撃する。更に、窓の外に広がる光景に彼らは呆然と立ちつくした。目前に迫るこれまで見たことのない巨大飛行物体。しかも、それは1機だけでなく、空を埋めるほどの数の飛行物体が、地上から人間を吸い上げていたのだ。だが、それは絶望的な3日間の始まりにすぎなかった……。

突然の事態が全く呑み込めない彼らだが、さらに、窓の外に広がる光景に呆然と立ち尽くした。目前には、これまで観たことの無い巨大飛行物体が迫っていた。
ジャロッドたち5人は、訳も分からず地下の駐車場から脱出を試みるが、テリーの運転するフェラーリは、駐車場の出口で、巨大な足に無残にも踏みつけられた。
脱出を諦め、マンションの一室に立てこもる彼らの前に、軍隊の戦闘機が編隊を組んで現れたが、戦闘機から放たれたミサイルが飛行物体に命中したが、そこから現れたのは無数の巨大生物と小型捕獲マシンだった。

ここで不思議なのは、彼らが居たマンションの住人が全く登場しないのと、何時の間にかTVニュースの放送が無くなったこと。メンバーの一人がカメラマンで、マンションの屋上からデジカメで撮影した映像をみて他の4人は事態を想像するしかなかった。
配役的にも無名な俳優ばかりで、辛うじて一行のリーダー的存在のオリヴァーを演じたデヴィッド・ザイヤスを知っている程度で、俳優に感情移入が出来ないのだが1000万ドルという低予算で作成したそうなので無名ばかりが集まったのだろう。
宇宙船から放たれたクリーチャーだが、イカやタコのお化けみたいなものから「エイリアン」を思わせる宇宙船内部の映像やら、ストラウス兄弟の作ったクリーチャーだが、どれも安物ゲームの創造物体みたいでイマイチだ。ストーリー的にも、ラストで宇宙船内に吸い上げられ怪物になったジャロッドと、彼の恋人であるエレインの関係が最後に描かれていて、ここで唐突に終わってしまうのはどうやら「続編」を前提とした製作だったようである。
怪物になってしまったジャロッドは、妊娠しているエレインを救おうと何とかふるまうのが涙を誘うのだが、そこに至るまでの二人の関係はそこまで描かれておらず、どれもが単体の作品としては中途半端なイメージだ。だが、ストラウス兄弟は、最初から続編を含めて一つの作品として今回の作品も位置付けているそうだが、果たしてこの内容で「続編」を製作するに至る配給会社が現れるのだろうか?


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