Peace Waveの平和な日々~行く雲、流れる水のように~

気が向いたら、ボチボチ更新しようかと・・。(笑)

FIFAワールドカップ開幕!

2010年06月11日 | 最近、思うコト

今年はワールドカップ・イヤー

いよいよ今日から南アフリカで開催される。

アフリカでは初の開催になるそうだ。

 

日本は4大会連続出場!・・とはいえ、イマイチ盛り上がりに欠ける気がするのは、気のせいだろーか・・? 

中田ヒデのように、誰もが知ってるスター選手がいない・・とゆーのもあるかもしれないが、なんといっても前哨戦、韓国との不甲斐ない試合やオウンゴール連発・・と、相変わらずの得点力のなさや、それ以前にチームとしての一体感のなさなど、不安材料ばかりで、明るい話題が聞こえて来ないせいもあるかもしれない・・。

 

そもそも自分は格闘技は好きだが、球技のようーな団体競技は苦手で、野球もほぼ見ない。

サッカーもそんなに見るワケではないが、しかし、どうせ見るなら、野球よりは断然サッカーである。

なにより、シンプルで、常に動きがあるのがいい。

 

なにしろ、ワールドカップといえば、参加国214カ国という、オリンピックをも上回る世界最大のスポーツの祭典で、世界中の人たちがこの大会に熱狂する。

そもそもボール1つあればどこででも出来、誰でも楽しめるサッカーの競技人口は野球の比ではない。

世界中で、野球の競技人口が1200万人であるのに対し、サッカ-の競技人口は2億4000万人にのぼるというから驚きである。

ワールドカップの中継を見る人は、実にオリンピックの2倍(!)になるという。

 

それは、FIFAの試合システムなどにも理由があるようである。

予選大会は、本大会前に各地区ごとに1~2年間かけて行われ、地区によっては1次、2次、最終予選の段階に分けられ、最終的には「プレーオフ」や「大陸間プレーオフ」が行われ、全ての出場国が決まる。

本大会に進めるのは32カ国で、開催国は予選が免除される。 

そして、予選を勝ち残った全出場国が決まってから、開催国で各グループリーグ抽選会が行われ、世界を6地域に分け、ホーム・アンド・アウェー方式で行う。

6地域それぞれに出場枠が定められ、過去の実績で各大陸地区の出場枠が増減されるが、「大陸間プレーオフ」と称される試合では、その地区にもう1チーム、出場枠が与えられるという、いわば”大陸別の対抗戦”とゆー性格も有するため、地区のプライドと、ワールドカップ出場による地区全体の発展を図るコトが出来る・・と、実に巧みにその国や地域を巻き込んでいきながら、世界的に盛り上げていくのだ。

 

これだけ世界中の人たちを熱狂させ、多くの人たちを動員するイベントの組み立て方、その戦略には、学ぶべき多くの点があるだろう。 

 

また、開催国は4万人以上収容できる会場が12カ所必要で、開幕戦と決勝戦は8万人が観戦可能な競技場で行うコトが基準となり、さらに客席を覆う屋根、控室の設備、トイレ・・等からバリアフリーに至るまで、細かい条件が設けられているという。

そのため、ワールドカップの開催国では、国家的な協力を得て、自国のサッカー関連施設を一気に世界最高レベルにまで引き上げ、なおかつ、大規模な強化・支援を受けるコトが可能となるワケで、これも各国のサッカー協会が、こぞって開催国に立候補する大きな動機となる。

 

世界中が注目するワールドカップのホストであれば、全世界に恥をさらすワケにはいかないと、当然、国がバックアップするコトになるワケである・・。

 

ブラジルスポーツ大臣まで務めた”サッカーの神様”ペレは、世界最高峰の素晴らしいサッカー選手とゆーだけでなく、平和運動家としても知られ、サッカーを通して世界平和を成し遂げよう!・・という志を持っているのだそうだ。

それは現役時代、アフリカガボンで試合をした時の経験に基づいているのだそうだが、当時、ガボンは戦争中であった。

一体、銃弾が飛び交い、爆弾が落ちてくる中、どうやって試合をしたのか? 

 

―それは、サッカーの試合中だけ、休戦されたというのだ!

 

これだけ、世界中の人たちが夢中になり、熱狂し、愛されるサッカーには、オリンピック以上に、国と人種、宗教、文化を越えた融和の場をつくり出す力があるといえよう。

サッカーと人類の平和は、よく調和する一組のパートナーなのだ。

 

まあ、熱中するあまり、過激なフーリガンのような危ない輩もいるのだが・・。

 

仕事も戦争も忘れて、世界中の人が仲良くサッカーを応援するようになれば、自ずと平和な世界になるのかもね・・。 

 

日本の初戦は14日、カメルーンとだが、さて・・。

ガンバレ!ニッポン!