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祇園祭

2010年07月19日 | 歴史・民俗

園祭(ぎおんまつり)は、その豪華さや、祭事が1ヶ月にもわたるという規模の大きさから有名な京都・八坂神社の祭りで、大阪の天神祭、東京の山王祭(神田祭)と並んで日本三大祭りの1つに数えられている。

さらに上賀茂神社下賀茂神社葵祭平安神宮時代祭と並んで京都三大祭りの1つにもなっている、日本を代表する祭である。

日本人なら誰しも、その名前を1度は聞いたコトがあるだろう。

 

貞観11(869)年清和天皇の時代に、京都で疫病が流行り、多くの死者が出た時に、当時の人はこれをスサノオノミコトの祟りであるとして、その祟りを鎮めるために牛頭天王を祀り、疫病退散を祈ったのがそのはじまりという。

疫病の猖獗を鎮める祈願を込めて、卜部日良麿が全国の国の数の66本の鉾を立て、神輿3基を送り、牛頭天王を祀り、御霊会を行い、安和3(970)年から毎年行うようになったそうだ。

 

途中、応仁の乱第二次世界大戦などで中断はあるものの、千年以上の歴史を誇り、現在もなお続いている。

 

月1日「吉符入り」から31日「疫神社夏越祭」まで、丸1ヶ月にわたって行われるが、祇園祭のクライマックスは7月17日に行われる32基の山鉾巡行

巡行は午前9時、四条烏丸から長刀鉾を先頭に河原町通を経て御池通へ向かって街を練り歩く。

途中、「注連縄切り」「くじ改め」や豪快な辻廻しなどで見せ場をつくり、豪華絢爛な一大ページェントが繰り広げられる。

 

この「山鉾」と呼ばれる巨大な山車のうち、29基は重要有形民俗文化財に指定されており、豪華な織物や金具で飾り付けられた山車は、”動く美術館”と呼ばれるほど。http://www.gionmatsuri.jp/

 

この、とてもきらびやかで豪奢なタペストリーの前掛けゴブラン織りをといって、要は西洋のもの。この鳳凰?や

 

こちらの龍?のような東洋風なデザインのものもあるが・・

 

まったく日本的な要素がない、こーいったものや・・

 

こんなものまで・・。

 

これなんかキリンだぞ・・。

 

・・・・。

 

 

これらはベルギー製のタペストリーで、1718年に祇園祭のために寄贈されたものだそうだが、中には聖書の物語をモチーフにしたタペストリーもあるという。

 

それがこれ。

アブラハムが息子イサクの嫁を探す為に僕を使いに出し、その僕が神に祈ったごとくに水を供するリベカと出会うシーンだという。(創世記24:1~27)

 

当時は江戸時代で、キリスト教は禁止されていたのだが、この山鉾が京都の街を練り歩いていたのだろうか・・?

 

室町時代以来、園祭のクライマックスといえば、この山鉾巡行で、今年も20万人(!)もの人出があったという。

 

この「祇園」という言葉、その語源はヘブライ語の「シオン」だ・・とゆー話もあるのだが、つづきはまた・・。(カテゴリー/都市伝説・ミステリー:「祇園」=「シオン」?参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/4c1e7760d65d2a5f0380d42dad6858be