放てば手にみてり
『正法眼蔵』より
曹洞宗開祖・道元禅師の言葉。
手放してこそ、大切なものが手に入る。
何かを掴もうとするなら、掴んだままの手では何も掴めない・・というイミ。
自分の欲や執着を捨てた時、見えてくるものがある。
結構、自分がこだわって大切にしてるものは、案外、他人から見れば何の価値もない、ちっぽけなものだったりするコトが多い。
大事にしがみついてるから、自分の目には見えないのだ。
1歩引いてみて、はじめて俯瞰で見れるように、それは1度手放してみて、はじめて
分かったりするものなのかもしれない・・。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
「身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ」・・だ。
何も持ってない、何のこだわりもない・・とゆーコトは、すべてを所有してるのに等しい。
何ものにもとらわれない自由な心は、その中にすべてを包容してしまうからだ。
しかし、捨てても、捨てても、頭をもたげてくる「自分」・・。
これはなかなか、やっかいなものだ・・。