Peace Waveの平和な日々~行く雲、流れる水のように~

気が向いたら、ボチボチ更新しようかと・・。(笑)

土用の丑の日

2010年07月26日 | 歴史・民俗

今日は土用の丑の日

四季春夏秋冬を、五行木火土金水に対応させると、それぞれ春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」と、「土」があぶれてしまう。

そこで、二十四節気の立春・立夏・立秋・立冬の前、18(19)日間に「土」を当てはめ、「土用」と名付けたそうだ。

それゆえ、「土用」は年4回あるワケだ。

 

その土用の間で、日の十二支が丑の日のコトを「土用の丑の日」といい、一般的には夏の土用のコトを指す。

ちなみに、土用の間に丑の日が2回ある場合があり、2回目を「二の丑」というのだとか。

 

陰陽道が民間に浸透し、「土公神」(どこうじん)という土神が注目されるようになっていったそうだが、この土公神は、決まった日に決まった方位に座する遊行神で、春は東、夏は南、秋は西、冬は北に座すとされ、その方角への旅行や遠出・移転を避けていた。

この土公神の遊行日が家の中にも取り入れられるようになり、春はかまど、夏は門、秋は井戸、冬は庭・・といった具合に3ヶ月間ずつ、その場所に滞在するため、その期間はその場所をいじってはならないとされていたという。

そして、この土用の期間は土の中に潜るのだそうで、土をいじったり、掘ったりすると土公神を怒らせてしまい、方位や土地の障りがあると言われるようになり、工事や造園は避けるようになったのだとか・・。

 

この期間、ガーデニングや家庭菜園をやってる人は、要注意やね・・。

 

ちなみに土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのは、諸説あるが、平賀源内の発案によるもの・・とゆーのが有名である。

夏に売れない鰻を何とか売るため、源内は丑の日に「う」のつく物を食べると夏負けしない・・という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めたトコロ、評判になり、とても繁盛したという。

その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したのだとか・・。

 

古くから滋養強壮に良いといわれて来た鰻には、体の抵抗力を高めるビタミンAや、ビタミンAの吸収を高める脂質の他、ビタミンB1B2カルシウムカリウム亜鉛などもバランス良く含む優れた食品で、血中のコレステロール値を抑制するDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)も多く含み、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果も。

またムチン消化吸収を高め、胃壁を守る効果がある。

体を温め夏バテ予防食欲減退防止の他、、体力回復風邪・視力低下・皮膚障害・味覚障害・脳卒中の予防口内炎・口角炎・ストレス・高血圧の予防・・などがその効果として挙げられる。

まさしく、この季節にはピッタリのスタミナ源!

 

ここんトコ、全国的に連日、猛暑が続いているよーだが、うまいうなぎでも食って、乗り切りたいトコロ・・。

 

そういえば、今日、友人宅に第1子が生まれたそうで、この場を借りておめでとー!!

土用の丑の日生まれの男の子とは、なかなか元気なお子さんになりそーですな・・。

さすが!食王の息子っ!

今日はうなぎでお祝いだね。