観るも八卦のバトルロイヤル

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「横山秀夫サスペンス 自伝」。他人の自伝に被さる自身

2010年04月11日 | 映画・ドラマ
 フリーライターの只野(玉山鉄二)は、奇妙な申し出のの自伝制作を引き受けたのだが、内容が、自身の生い立ちや両親のことに繋がりを持っていることに気付く。だが、確信していた結論が間違いである事を知り、先走ってしまったことへの代償は大きかった。
 見逃しかも知れないが、通帳への振込の謎は解けたのだろうか?
 こちらにも、「誤報」の新聞記者が同人役で出演。
 全編、物語を連鎖させる技術は、横山秀夫のものなのか、脚本家の演出家は不明だが、お見事。
 4作を通して言える事は、人間のちょっとした心の隙と何気ない日常にふって湧いたようなアクシデントを負いながら、最後の最後、本当にラスト数分で紙一重に一転する運命を描いている。凄い。


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