観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「柳生十兵衛 七番勝負」。「柳生十兵衛 七番勝負 島原の乱」。

2012年06月20日 | 映画・ドラマ
 どうにも柳生十兵衛物は好きではなく、何年も前に購入したDVDをそのまま放り出しておいたのだが、この度鑑賞。思うに、幼い頃より、柳生一族の立ち位置を理解出来ないところにも要因有り。
 子どもの頃、柳生一族とは忍びだと思い込んでいたのだが、これ全て千葉真一が、己の前世でもあったかのように十兵衛を随分と演じ、かつ千葉一門のジャパン・アクション・クラブ全盛期。どうにも忍者的な十兵衛だったのだ。そこから混乱。
 そして、十兵衛の父親である柳生但馬守宗矩が、良い人なのか悪人なのかがもうひとつ理解出来ないところも難解だった。概ね、悪人にされていたけど。
 結果、柳生一族は大名。十兵衛三厳の時は分割相続で一万石を割ったため旗本に落ちたが、十兵衛三厳の死後、弟の飛騨守宗冬が十兵衛三厳の遺領を相続したことにより再度大名に復活。
 よって、あの十兵衛三厳の装束は、誰かの想像だろうということで、何となく納得出来たので、鑑賞した次第。
 すると、まあ、大名は置いておき、剣豪同士の戦い物として観ると、殺陣シーンが多いので、好きな方にはたまらないだろう。時代劇を観て常に感じる事。男性の俳優さんって、殺陣も様にならないといけないのだから、大変だなあ。
 結局、良い人なのに行き掛り上斬らなくてはならない十兵衛の苦悩も描いているが、それが結果毎回のマンネリとなれば、やはりゲストの殺陣に期待がかかる。そんな意味では、主演の村上弘明も良かったが(この人も正当派イケメン)、七番勝負×2の勝負を通して、島原の乱第二回ゲストの山口馬木也は特出していた。こんな巧い殺陣を魅せる役者さんは、いないだろう。
 昔の時代劇役者さんも巧かったが、見栄を切るを含めての殺陣なので、純粋な奇麗な殺陣なら山口馬木也を一番に押したい。



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