観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「ナースのお仕事3」を観てシリーズ検証

2009年05月26日 | 映画・ドラマ
 「ナースのお仕事」シリーズは第1作から観て来たつもりだったが第2作からだったようだ。「ナースマン」からの流れで松岡昌宏が出てたので、それ以前があったとは。
 確か「ナースのお仕事2」で観月ありさと松岡昌宏は恋人同士じゃかなった? が、3では、いきなり藤木直人 と同性。そして結婚。4では共働きで、松下由樹と長塚京三は離婚してたんだよね、確か。
 前回出演してるのは、観月ありさ、松下由樹、吉行和子か?
 こういうドラマは、ドジで失敗ばかりしているが、憎めない主人公。どんな展開になるか分かっていても、話しが明るいから愛されるのだと思う。女の社会でナース同士のいざこざがあっても、悪人も居ないし。全体的に可愛いよね。
 そして、「ナースのお仕事」シリーズは音楽効果が大きいと思う。観月ありさがドジるシーンの音楽は好きだ。
 2作目から出演してる伊藤かずえの存在が大きいように思える。仕事に対して真剣だからこそ他人とぶつかり、真面目だからこそ融通が利かない。損な役回りだから性分だからね。自分としては、こういう人は好きだ。
 どんな仕事でも真剣に打ち込んでいたならば、仕事上の喧嘩はするものと自負している。

「ザ・クイズショウ」がリンクした

2009年05月26日 | 映画・ドラマ
 「THE QUIZ SHOW」のP役の戸次重幸が出て来ましたねーっ。リンクしてたんですねー。「THE QUIZ SHOW」で脚本も担当してた戸次自身が、話しが繋がってたことに驚いてたらしいけど。
 その前の話しの中に、「以前にも同じ番組が合った」とリンクを臭わせてはいたけど、確か10年くらい前のことらしいけど、なんで社員(スタッフ)がテメーの曲の番組知らないんだ? しかも、その時(「THE QUIZ SHOW」)の結末考えると、いっくら何でも、同じ番組は作らないわな。
 そうなると、どうするの? これからの進展は? 
 これまで、回答者は、ミュージシャンや、漫画家だったり作家だったり、占い師だったり、設定は似てるけどかろうじて同じ人物はいなかったよね。櫻井翔、横山裕も片桐仁、戸次重幸とは別の名前だから、いいとして、白い部屋に隔離されて、記憶を失ってるという設定は同じ。また、女性が死んでいる事や、回答者に以前会ったことがある(あるかも?)みたいな部分も一緒。まさか、今度も、MCは姉ちゃんの婚約者で、P(D)が実の姉を愛してる超シスコンってなことはないよね? 
 どう捻った結末になるのか、あーっ、楽しみ! ガッカリさせないでくださいね。銀河テレビさん。

「暴れん坊ママ」2度目の鑑賞で感想は…

2009年05月26日 | 映画・ドラマ
 「暴れん坊ママ」設定はマンネリだけど話は面白いと、1度目は書いた。あれから随分ドラマを観て、知ってる顔は増えていた。幼稚園の先生役の向井理。園児の父親役で音尾琢真。2人だけか?
 このところ、大泉洋のバラエティを観続けているせいか(『水曜どうでしょう」。「ハナタレナックス」。「おにぎりいかがですか」)、随分押さえた演技してるなー。やっぱ上手いは。
 第8話で、上戸彩が「ナックスハリケーン」を鼻歌で歌ってたのは、ちょっとした演出か?大泉に教えてもらったのか? そして、図らずも、子どもの受験に向かう、東幹久に大泉洋がエールを贈るシーンで、泣いてしまった!
 大泉の妻役の上戸彩(と言うより、上戸の夫役が大泉か)。顔がいまよりきついのは気のせい? これ、言葉選んでるけど。
 幼稚園の園長役の岡江久美子がいい人なのか、腹黒いのかが今イチ解らないところが最後までなぞだが、働く女性の、仕事見向ける厳しさと判断しよう。
 最後に、「子役が誰も可愛くねーっ」んだけど。

今クールの連ドラ総評。って偉そうだけどねっ。

2009年05月18日 | 映画・ドラマ
 今クール、2009年春現在、オンタイムで観ているのは、「必殺仕事人」、「ザ・クイズショウ」、「天地人」「アイシテル」のみ。だってそそられるドラマが無いから。
 「必殺仕事人」田中聖の参戦で俄然良くなったね。大倉忠義も良かったと思ってたけど、田中聖って、仕事人シリーズ最初の「仕掛人梅安」の緒形拳さんの梅安さんを演じてもいいくらいだ。
 大倉降板で、松岡昌宏がちょっとねぇ。と思っていたが(作り過ぎ感があったのと、キャラが合ってないと思って)、田中が入って、松岡のキャラが生きて来た。
 中村主水の藤田まことも、体調いいらしく、動くようになったし。ただ、大刀での立ち回りを観られないのは残念。東山紀之もいいが、必殺フリークとしては、中村主水の大立ち回りを観たい。それに、母上とりつが出番無いのも不満。
 「ザ・クイズショウ」は5回目で、昔同じ番組があったと謎解きが始まったが、前回、櫻井翔を褒めたが、やっぱこの役難しいよね。もっと大人の俳優さんがやった方が良かった気がする。櫻井は頑張ってるけど、前作先に観ちゃったからね。こちらを最初に観たなら、櫻井で良かったんだけど。
 「天地人」、子役から、妻夫木聡に変わって、面白み半減。ストーリは頑張って、脚本家さんが書いてるけど、直江兼続で1年持たせるのはきつい。
 直江兼続ってそうとう頭が切れて、心があって、いい人かつ、いい政治家だったということは歴史が証明しているが、今後どうやって配分していくのだろうか?
 上杉景勝が五大老になって、関ヶ原、そして米沢に移される。そこまでの流れで、山場はどこにあるか楽しみでもあるが、小館の乱が、影勝の最大の見せ場だったのにあっけない。
 そうそう前田慶二は出て来るのだろうか? 47歳にして始めて仕官したのが影勝。前田利家の甥っ子だ。
 大河ドラマは「巧妙が辻」でも感じたが、山内一豊でよく1年持たせられたと本当に脚本家に脱帽する。
 「アイシテル」はこれはもうヒューマンドラマと言うか、ワイドショーとして観ている。それぞれの思い、背負ったものなどをよく表している。せつなくて、やるせない。そんな中で、自分は関わっていないと言う事が。生きる励みになっている人も居るのでは? しかし、これは極端でも、誰にでも突然遅い来る出来事。今をそして人の心はどこで壊れるのか? 壊れたら人はどうなるのか? 他人事、ドラマの世界ではなく、実際に考えたいと思う。

「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」スペシャルドラマ版編

2009年05月13日 | 映画・ドラマ
 速水もこみち主演の連ドラで観たのが最初だった。オカン役の倍賞美津子の割烹着姿に、倍賞さんもこんなお母さん女優になったんだなーと感心しながらも、オカンの鼻眼鏡姿が印象的だった。オトンには泉谷しげると、ド迫力の両親。
 なぜかづら被ってるもこみちが不思議だったが、50年代の貧乏画学生を再現しながらも、もこみちのスマートさが今イチ。
 続いて、 オダギリジョー主演の映画版。映画ってことで、さすが豪華な出演陣。樹木希林のオカンにオトンは小林薫。こっちも迫力あるけど、オダギリジョーの少年時代を演じた冨浦智嗣が、オダギリジョーに見えるから不思議。そして若かりし頃の樹木希林には愛娘の内田也哉子が。似てるなんてもんじゃない。
 そして冨浦智嗣の印象が主演のオダギリジョーより強かった感が否めない。
 最後に観たのは、最初に映像化された大泉洋と田中裕子の親子版。こちらは息子が主役ではなく、オカンが主役ってことで田中裕子の比重が大きかったが、やっぱ大泉っていい役者だと思ったのは、3本の「東京タワー」で泣けたのはこの作品だけだった。そして、父親役の蟹江敬三と息子の繋がりも一番考えさせられた。
特に、母親が癌と知って故郷に戻り、母親に東京に来るように言うシーンにはジーンときた。ぶっきらぼうさの中に、母への思いがこもるいいシーンだ。ホームレスのシーンも一番リアリティあり。

「ザ・クイズショウ」後半戦の櫻井、横山の期待

2009年05月12日 | 映画・ドラマ
 「ザ・クイズショウ」の浅野ゆう子版を観て、これまで、櫻井翔が可愛すぎたのと、演技が「THE QUIZ SHOW」(詳しくは2009年04月08日付けブログ参照)の片桐仁と被りながらも、片桐の灰汁の強さを越えられず、おこちゃま的だったのだが、この回を観て、櫻井翔が、MC神山を自分のものとして表現していた。
 個人の秘密を暴く、いやーなテレビ放送、そして地位や名声をも失う「ドリームチャンス」。しかし、全てを失ってなを、本当に欲しかったものが何かをゲスト回答者は得るのだ。
 「ザ・クイズショウ」、「THE QUIZ SHOW」のどちらも観ていない方、思いも寄らない結末が待ってますぞ。そして、「THE QUIZ SHOW」を観た方、ひと味違う「ザ・クイズショウ」。どうまとめてくるか楽しみです。
 ディレクター役の横山裕、プロデューサーの真矢みき、制作スタッフの泉谷しげるらがいい味出してると同時にADのあややが何かに気付き始めてるという設定で、「THE QUIZ SHOW」とは違った展開がありそうだ。
 「THE QUIZ SHOW」は予算の関係でしょうが、MCとDと回答者役のゲストだけでほとんどを回してたから。

「Go Ape ゴー・エイプ」ある意味ハリウッド的脚本

2009年05月12日 | 映画・ドラマ
 こいつは面白い。ってコメディではないのだが、本が実によく出来ている。と思ったら、「WOWOWシナリオ大賞」第1回受賞作品で、582編の応募の中から見事大賞に輝いた杉山嘉一脚本。
 しがないサラリーマン尾子圭吾(岸谷五朗)は夜の公園でおやじ狩りに会う。そして、復習を重ねるのだが、最後の標的の荻原由紀夫(城田優)との対決シーンがクライマックスでもあり、ほとんどの場面をしめる。
 動物園で、由紀夫の家で、そして最後は警察署内。互いに、機関銃や拳銃を持ってのバトルにも関わらず、警官は来ない。
 不思議なのだが、警察署って、全員が警官のはずなのに、だーっれも助けに来ないばかりか姿も見せないまま、二人は、市街へと出て、また殴り合う。
 それが、中継までされて、警官が遠巻きにしながら、半日以上。これはあり得ないのだが、ラストにその中継をサルが観てて、「Go Ape」とはサルのようにはしゃぐことという意味が映し出されるので、後半は溺愛レース的意味合いでいいんじゃないかと。
 このお話の凄いところは二つの物語が同時進行して、おやじ狩りと大麻所持のやくざが少しずつ交わり(例えば由紀夫の家の隣がやくざの家だったとか)、警察署で完全にクロスするところ。
 やくざのシーンは本筋には関係ないのだが、そのやくざと刑事の癒着など、関係ない訳じゃないぞと存在感も光る。
 出演は、杉本哲太、名高達男、金子賢、モロ師岡、李麗仙、中村久美らベテラン陣。懐かしいところでは鈴木蘭々も出てたらしいが、出演シーン分からず。
 シリアスな内容で、社会での苦悩や家族との葛藤なども根底にはあるのだが、重要な場面場面でコメディタッチになり、観ている側をひと時も飽きさせない。役者より、監督より、なにより、脚本家に拍手。
 ハリウッドがリメイクしてもイケルんじゃない。

「アイシテル」これは辛い

2009年05月11日 | 映画・ドラマ
 今シーズン連ドラはほとんど観ていないのだが、「アイシテル」を観て。はまった。家庭環境とか、子どもがおかした殺人。そして関わる人たちの苦悩をよく描いている。
 殺人者の母、有森いづみ。加害者の母。川島海荷。そして、真相を探る田中美佐子。この3女女優の演技は見物。
 しかし、回を覆うに連れ。こんなにも人はキヅ付き、こんなにも簡単に殺人をおかせるのか? と疑問に思うが、それが時代なのだろう。
 現代の怪談とも言える素材を、家庭の大切さに置き換えている。今後も増えるであろう意味の無い殺人への警告も含めたドラマ。感慨深い。特に有森の苦悩に共感してしまう。