吉永小百合映画出演99本目にあたり、日本映画の歴史と共に歩んだ大女優、田中絹代の半生を描いた作品。 これまで何を観ても「吉永小百合」だったのだが、この作品に限っては田中絹代になっていた気がする。
新人女優の田中絹代(吉永小百合)は、若手のホープ、清光監督(渡辺徹) 、新人監督の五生平之助(中井貴一)、撮影所所長、城都四郎(石坂浩二)、俳優志望の青年仲摩仙吉(平田満)、名匠溝内健二(菅原文太)とそうそうたる俳優陣が脇を固め、絹代の作品「愛染かつら」では、実際同様、相手役を上原謙が務めるなど、作品自体への力の入れようも伺える。
五所平之助監督、田中絹代主演版「伊豆の踊子」(1933)を再現する吉永小百合は、同じ作品のリメイク(1963)に主演しているので、2度目の踊子役。しかも踊り子役は、田中絹代、美空ひばり、鰐淵晴子、吉永小百合、内藤洋子、山口百恵と受け継がれ、踊り子女優は大成するといったジンクスもあるのだ。
それにしても吉永小百合って若い。容貌の衰えを感じさせないのも、大女優たる所以か? 「北の零年」でもそうだったが二十歳くらい年下の俳優さんとのラブシーンはもう普通。
そして、「長崎ぶらぶら節」で、(確かこんなタイトルだった)渡哲也と競演すれば、それなりの年齢を感じさせるし…。
田中絹代というと、「前略おふくろ様」のショーケンのお母ちゃんのイメージだったのだが…。
吉永小百合ではなく秋吉久美子も確か田中絹代を演じてたが、圧倒的に吉永小百合の気品勝ち。
新人女優の田中絹代(吉永小百合)は、若手のホープ、清光監督(渡辺徹) 、新人監督の五生平之助(中井貴一)、撮影所所長、城都四郎(石坂浩二)、俳優志望の青年仲摩仙吉(平田満)、名匠溝内健二(菅原文太)とそうそうたる俳優陣が脇を固め、絹代の作品「愛染かつら」では、実際同様、相手役を上原謙が務めるなど、作品自体への力の入れようも伺える。
五所平之助監督、田中絹代主演版「伊豆の踊子」(1933)を再現する吉永小百合は、同じ作品のリメイク(1963)に主演しているので、2度目の踊子役。しかも踊り子役は、田中絹代、美空ひばり、鰐淵晴子、吉永小百合、内藤洋子、山口百恵と受け継がれ、踊り子女優は大成するといったジンクスもあるのだ。
それにしても吉永小百合って若い。容貌の衰えを感じさせないのも、大女優たる所以か? 「北の零年」でもそうだったが二十歳くらい年下の俳優さんとのラブシーンはもう普通。
そして、「長崎ぶらぶら節」で、(確かこんなタイトルだった)渡哲也と競演すれば、それなりの年齢を感じさせるし…。
田中絹代というと、「前略おふくろ様」のショーケンのお母ちゃんのイメージだったのだが…。
吉永小百合ではなく秋吉久美子も確か田中絹代を演じてたが、圧倒的に吉永小百合の気品勝ち。