観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「映画女優」。初めて吉永小百合の違った演技を観た

2007年11月24日 | 映画・ドラマ
 吉永小百合映画出演99本目にあたり、日本映画の歴史と共に歩んだ大女優、田中絹代の半生を描いた作品。 これまで何を観ても「吉永小百合」だったのだが、この作品に限っては田中絹代になっていた気がする。
 新人女優の田中絹代(吉永小百合)は、若手のホープ、清光監督(渡辺徹) 、新人監督の五生平之助(中井貴一)、撮影所所長、城都四郎(石坂浩二)、俳優志望の青年仲摩仙吉(平田満)、名匠溝内健二(菅原文太)とそうそうたる俳優陣が脇を固め、絹代の作品「愛染かつら」では、実際同様、相手役を上原謙が務めるなど、作品自体への力の入れようも伺える。
 五所平之助監督、田中絹代主演版「伊豆の踊子」(1933)を再現する吉永小百合は、同じ作品のリメイク(1963)に主演しているので、2度目の踊子役。しかも踊り子役は、田中絹代、美空ひばり、鰐淵晴子、吉永小百合、内藤洋子、山口百恵と受け継がれ、踊り子女優は大成するといったジンクスもあるのだ。
 それにしても吉永小百合って若い。容貌の衰えを感じさせないのも、大女優たる所以か? 「北の零年」でもそうだったが二十歳くらい年下の俳優さんとのラブシーンはもう普通。
 そして、「長崎ぶらぶら節」で、(確かこんなタイトルだった)渡哲也と競演すれば、それなりの年齢を感じさせるし…。
 田中絹代というと、「前略おふくろ様」のショーケンのお母ちゃんのイメージだったのだが…。
 吉永小百合ではなく秋吉久美子も確か田中絹代を演じてたが、圧倒的に吉永小百合の気品勝ち。

「男はつらいよ フーテンの寅さん」娯楽映画の王様だっ。

2007年11月24日 | 映画・ドラマ
 国民的映画でありながら、一度も観たことがなかった、寅ちゃん。「何が面白い」と思っていたのだが、1本ではまった。朝の食卓にピッタリのほんわかさ。
 どれがどうのといった区別はないのだが、大真面目にしているにも関わらずどこかがおかしい渥美清さん。そして観るまでは、「こんなおっちゃん、映画だから、こんなきれいな人に相手にしてもらえるんだ」と高を括っていたのだが、相手にしてもらってるというより、ああ勘違いの寅ちゃんが「かなりいい」。こういう勘違いってごく普通にある。といった話で、全49作品(でいいのかな?)中、半分くらいしか観てないと思う(多分)が、どの回をどの場面から観ても、話がつながるから、こんなところが「いけてる」映画なんだろう。
 近所の医者(役の役者)が途中からおいちゃんになっちゃったけど、それはそれでいいんだよね?
01 男はつらいよ 光本幸子
02 続・男はつらいよ 佐藤オリエ
03 男はつらいよ フーテンの寅 新珠三千代
04 新・男はつらいよ 栗原小巻
05 男はつらいよ 望郷篇 長山藍子
06 男はつらいよ 純情篇 若尾文子
07 男はつらいよ 奮闘篇 榊原るみ
08 男はつらいよ 寅次郎恋歌 池内淳子
09 男はつらいよ 柴又慕情 吉永小百合
10 男はつらいよ 寅次郎夢枕 八千草 薫
11 男はつらいよ 寅次郎忘れな草 浅丘ルリ子
12 男はつらいよ 私の寅さん 岸 恵子
13 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ 吉永小百合
14 男はつらいよ 寅次郎子守唄 十朱幸代
15 男はつらいよ 寅次郎相合い傘 浅丘ルリ子
16 男はつらいよ 葛飾立志篇 樫山文枝
17 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 太地喜和子
18 男はつらいよ 寅次郎純情詩集 京マチ子
19 男はつらいよ 寅次郎と殿様 真野響子
20 男はつらいよ 寅次郎頑張れ! 藤村志保
21 男はつらいよ 寅次郎わが道を行く 木の実ナナ
22 男はつらいよ 噂の寅次郎 大原麗子
23 男はつらいよ 翔んでる寅次郎 桃井かおり
24 男はつらいよ 寅次郎春の夢 香川京子
25 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 浅丘ルリ子
26 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 伊藤 蘭
27 男はつらいよ 浪速の恋の寅次郎 松坂慶子
28 男はつらいよ 寅次郎紙風船 音無美紀子
29 男はつらいよ 寅次郎あじさいの花 いしだあゆみ
30 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎 田中裕子
31 男はつらいよ 旅と女と寅次郎 都はるみ
32 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 竹下景子
33 男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎 中原理恵
34 男はつらいよ 寅次郎真実一路 大原麗子
35 男はつらいよ 寅次郎恋愛塾 樋口可南子
36 男はつらいよ 柴又より愛をこめて 栗原小巻
37 男はつらいよ 幸福の青い鳥 志穂美悦子
38 男はつらいよ 知床慕情 竹下景子
39 男はつらいよ 寅次郎物語 秋吉久美子
40 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 三田佳子
41 男はつらいよ 寅次郎心の旅路 竹下景子
42 男はつらいよ ぼくの伯父さん 後藤久美子/檀ふみ
43 男はつらいよ 寅次郎の休日 後藤久美子/夏木マリ
44 男はつらいよ 寅次郎の告白 後藤久美子/吉田日出子
45 男はつらいよ 寅次郎の青春 後藤久美子/ 風吹ジュン
46 男はつらいよ 寅次郎の縁談 松坂慶子
47 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様 牧瀬里穂
48 男はつらいよ 寅次郎紅の花 浅丘ルリ子
特別篇 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 浅丘ルリ子
 どうよ、この単純なタイトル。変にひねってもなし、英文がはいってもなし、一目瞭然の簡潔明瞭さ。これが基本だわな。
 

「ドリフ大爆笑」。平行線の面白さ

2007年11月23日 | 映画・ドラマ
 「8時だよ! 全員集合」のくどいギャグが好きでなく、あまり観たことがなかったザ・ドリフターズのお笑い番組だった。国民的人気の志村けんのバカ殿、のオリジナル版を観たのも初めて。
 かなり古い番組なので、由紀さおり、研ナオコ、小柳ルミ子なんかが出演してて、まだ「瀬戸の花嫁」の清純派歌姫・ルミ子が可愛い子ちゃんキャラなのが、今では新鮮。
 ゲストなんかもピンクレディ、桜田淳子…。
 男性アイドルの水準の高まりはここ十数年目を見張るものがあるが(ジャニーズがかなり貢献してる!)、女性アイドルは俄然昔の方がレベルが高い! そりゃあ、今の子も可愛らしいが、みな同じ顔に見えてしまうのは、私がおばさんになったからなのだろうか?
 と話はドリフターズに。
 これだ! という決めてはないが、なんだかほんわりと面白い。大笑いまではいかなくても、気持ちが軽くなるあたり、昭和の大コメディアンと言って過言ではないだろう。
 私としては、俄然植木等さん派なのだが。

「天才バカボン」をついに観たのだ!

2007年11月23日 | 映画・ドラマ
 チャンネルを回したら、見慣れた親子が連れ立って歩いてた。そしてお決まりのバカなことして…。「バカとハサミは使いようなのだ」とかい言いながら、お札をハサミでまっ二つにしてた。
 まあ、ストーリは皆さんよくご存じかつ、お話もいろいろあるから割愛して、この赤塚不二夫氏の名作、「天才バカボン」についての疑問を…。
1 なぜにバカボンでなくバカボンのパパが主役なのに題名が「天才バカボン」なのだ。
2 バカボンはバカボンなどという名前でなぜぐれないのだ。
3 バカボンのママはどこがよくてこんな親父と結婚したのだ。
4 この親父の職業は? (植木屋らしいが、働いてる姿を見たことがない)。
5 植木屋として、これだけ遊んでいて、いったいいつ働いているのだ。そして収入は家族を養えるだけあるのだろうか。
6 バカボンのパパは自分でも「バカボンのパパなのだ」と言っているが、名前はないのか。
7 目ん玉つながりのお巡りは、拳銃発砲事件になぜならない。
8 立派な一戸建てに住んでいるのはなぜなのだ。
9 バカボンはいつまで浴衣で過ごすのだ。時代もあるが、冬は寒くないのか。
10 しかし、面白いからいいのだ。


「徳川の女たち」ここまで史実を変えてまで作った意図とは

2007年11月22日 | 映画・ドラマ
 かなり古い大奥シリーズなのだが、第一話ってのが松尾佳代主演の春日局もの。これが、すげーのなんのって。史実なんか「まーったく関係ないもんね」。「女の世界のドロドロだけ表せられればいいもんね」といった監督の趣旨が如実に現れ、秀忠より先に死んだはずのお江与はいつまでも生きてるわ。出家はしないわ。家光はかなりの聡明な将軍だわ。弟とは仲いいけど、おかあちゃん(お江与)が邪魔してるだけだわ。御台所の孝子とも仲良しだわ。と私の頭の中には「なんじゃこりゃ」の松田優作が走馬灯のように走り回ったが、最終回の大詰めがまたまた凄い。
 春日局が将軍生母のお江与を自害に追い込んで、切腹。あり得ねーって。しかし、ここまできたら、もう何も言うまい。
 第二話はさらに輪を掛けちゃって…。昌平校で学ぶ紀州の若様。ほかの生徒と一緒になって寮にまで入ってる。徳川御三家の若様が町の学校に入るかな? でもそれはいいや。
 しかし、青雲の志を持つ若者を表現するためか、中島久幸の演技のせいか、将軍様「臭い」。いちいち大げさに落胆、喜びを表現して、舞台の演技だよな。
 そして吉宗になって、話は大奥。そこに先のお腹様の月光院と老中の陰謀と吉宗との戦いに吉宗の元の恋人が巻き込まれちゃうってな話。
 こっちはこっちで、まあ恋愛ドラマとして捉えればいいんだろうな? ってな感じ。
 歴史を知った上で観ると松田優作が全速力で走り回ります。

「小さな恋のメロディ」おされな英国にまいった!

2007年11月04日 | 映画・ドラマ
 当時人気の子役だったマーク・レスター主演で、オーディションで選ばれたトレーシー・ハイドがヒロイン役でデビュー。まー、その可愛いこと可愛いこと。そしてさすが大英帝国(古っ)の制服には魅せられた。今や日本の制服も可愛らしくなったが、昔は、テケテカ光っちゃう紺のサージ一点張りで、ださださ。
 子供のたわいない初恋を描いた作品だが、これ一本でマーク・レスター、トレーシー・ハイドは日本でも爆発的人気。ただこれ一本で終わりもしたが。
 映像も、キラキラ光ってた。
 バックに流れるビージーズの音楽が今でも耳に焼き付いて離れないほど、すべてがピタッと心を捉え、イギリスの対する憧れを胸に抱かせたものだった。
 特に、メロディ(トレーシー)が金魚を買うシーン。学校の朝礼でダニエル(マーク)の視線を感じて振り返るメロディ。バレエのレッスンをするメロディ。「きゃわいー」の一言。
 ラストは、草原をトロッコをこぎながら、駆け落ち(?)する二人。ここでまた、ビージーズの音楽が…。
 文句のつけようがありませんです。
 因に最近BSが入るので、映画鑑賞増えてるといった状態。お宝ドラマも多数鑑賞中。
 

「ライフ」 。あー、大事な場面がーっ。

2007年11月04日 | 映画・ドラマ
 累計部数700万部超という圧倒的な売り上げを誇る大人気コミックが原作。最近のヒットドラマってみんなコミックだなー。なんだか、情けないぞ脚本家。
 主人公・椎葉歩(北乃きい)は、入学した高校で、愛海(福田沙紀)を中心とする女子数名に執拗にいじめられるようになっていく。助けを求めたくても、母親(真矢みき)は出来の良い弟に気を取られ、歩の言うことに耳を傾けてくれない。最初は弱かった歩だが、次第に仲間を見つけていじめに立ち向かい、「生きる」ために強く成長していく。
 筈だったのだが、我が家の鑑賞は、仲間を見つけて成長するまででTHE HND。毎度お馴染み「バッタもん」だから。
 しかし、今の高校生って怖いなー。ここまでやるか! と言うかなんでここまでやれるのか? そして家庭に問題ある生徒も多過ぎだ。
 我がままで自己中心で、大人の前ではいい子チャンの愛海みたいな子はいつの時代も必ずいて、この子がまた、可愛くて家も金持ちときちゃう。これもありがち。そしてそんな子に従う金魚の糞。いるいる。こういうグループ。と、原作者のすえのぶけいこは分かってらっしゃる。
 そして、親や教師。これも「かんな感じだろうな」というのをよく表現してる。
 いじめによる子供の死で、多くの場合、大人は初めて子供の辛さを分かる者なのだ(もちろんそうじゃない大人もいるが)。死ぬまではその辛さなんか気付きもしない。死んでから泣いても遅いのだが…子供のSOSをキャッチできる場合がごく僅かだと思う。
 仮に分かったとしても、手のうちようもないケースもあるのだろうが。
 自分にはこのようなシチュエーションはなく、仮に自分がいじめられたら…そして大人が分かってくれなかったら…答えが見つからない。自分の子供がいじめられたら…学校なんか辞めさせる。義務教育なら転校、転校の連続でもいいs、海外に出す。義務教育外なら、「学校なんか行く必要は無い」。
 ドラマに戻ってと、今の娘さんたちって皆器量良しだし、成長も早いねーっ。高校一年生で皆さんこんな早熟振り。結婚なんか考えちゃってるんだから驚き桃の木、山椒の木なのである。
 愛海が惚れてる、佐古克己(細田よしひこ)って、こいつただの変態じゃなくて、もはや犯罪者じゃん。いいのか? 野放しで。
 ほかのいじめをテーマにしたドラマでも常にそうなのだが、女生徒同士でいじめが始まると、それに強い側に加勢する男生徒。放任する男生徒。もはや、日本に、男気のあるやつは居ないのか? だから社会に出ても「玉無し、宦官男」ばっかりなんだな。と。
 この主演の北乃きいって、「ヤンキー母校に帰る」に出てた、「さーやの物まねさせたら日本一の子役」だった子(名前なんか知りゃしない)にふとした表情が似てる!
 
 

「世にも奇妙な物語」オムニバスの決定版

2007年11月04日 | 映画・ドラマ
 恐らく、これを知らない日本人はいないだろう「世にも奇妙な物語」。15周年を記念した特別編。「リプレイ」「命火」「雨の訪問者」「奥さん屋さん」「イマキヨさん」の5編に加え、SMAPの特別編、中井貴一の忠臣蔵などなど、が収録されていた。
 いやーDVDの収録力には驚かされるばかり。以前観たものも多々あったが、今回初めての中では、ともさかりえ主演の「雨の訪問者」が、印象的。自分が殺されていることに気付かずに妹の身を案じるお姉ちゃんを演じていた。怖いけど、ちょっと泣けてくる話。
 ほろ苦い中にちゃっぴり詰まった甘い気持ちとでも言おうか、こういう話が実は大好き。
 SMAPは役者としてはみんな上手いねーっ。キムタクは相変わらず同じ人だったけど。その作品だけ観てると上手いもん。あとはゴロー。なんら魅力を感じないのだが、ドラマの時はいい役者。

「光る女」

2007年11月03日 | 映画・ドラマ
 東京へ行ったまま戻らない許嫁の桜栗子(安田成美)を捜すため、北海道滝ノ上の山奥から上京してきた松波仙作(武藤敬司)が、歌えなくなったクラブの歌姫の小山若乃(秋吉満ちる)と恋に落ちるお話。
 熊のような大男役ということで、当時アメリカから凱旋帰国したばかりの二枚目プロレスラー武藤敬司が主演に抜てきされた。熊皮チョッキに乗馬ズボン、顔中ひげだらけのうえに裸足の大男。こんな奴、いくら田舎者でも「いないから普通」。こんなのが東京で「やあ」なんて訪ねて来たってねぇ。そりゃあ、栗子の気持ちも分からなくもない。
 実は、この映画、撮影からずっと付いて観てたのだが、冒頭は仙作の父親役の下川辰平の葬式。雪山を棺を担いで歩く仙作のシーンから撮影されていたのだが(ここが仙作が大男という見せ場だったのに)、出来上がったら下川さんワンシーンも出演しておらず、遺影だけになっちゃってた。
 お次は仙作と栗子の再会シーン。現場は東京タワーってなベタな場所。
 そして話は進んでいくのだが、この時点でまだ歌姫役が決まっておらず、なんでもジャズシンガー秋吉敏子の娘の満ちるが急遽帰国しの出演となった。
 まあ、そんなこんなでクランクアップまで、撮影現場に何度か足を運んだという思い出の方が強く、物語りのストーリにはあまり興味無し。
 この映画のジャンル分けが、ファンタジー/ロマンス/格闘技ってのは笑えたけど。
 まあ、格闘シーンもあったけどね。そうじゃかなったら、武藤抜擢の意味ないから。武藤、今でこそエロ親父になっちゃったけど、当時は「こんな可愛い顔したプロレスラーがいるの?」ってなくらい、今の言葉で言ったら「イケ面」だったんだよ。

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」。ブラピにインタビューしてみたい

2007年11月03日 | 映画・ドラマ
 トム・クルーズ、ブラッド・ピットの2大美形俳優の共演で、放映時は楽しみにしていあたが、「なんだ。トム駄目じゃん。これからはブラピの時代だ」。
 そして今日、再度観たのだが、「ブラピも大したこと無いじゃん」。と完全に西欧人に対する認識が変わっていた自分に気が付いた。
 この映画が作られた当時は、完全にアメリカかぶれで、年に3回はニューヨークを中心に通っていたほど。そして、「アメリカ人はみんな俳優さんみたいだー」なんて感じてたが、これ、完全に英語コンプレックス。
 もはや、そんなコンプレックスも無く、アメリカ人への根拠の無い憧れもなくなった。
 さてさて、映画の話。
 ジャーナリストのマロイ(クリスチャン・スレーター)の前に、自分は吸血鬼だと名乗る男、ルイ(ブラピ)が現れ、自分を吸血鬼にしたヴァンパイアのことを話す。その吸血鬼レスタト(トム)は、ともに永遠の命を生きる相手としてルイを選んだのだ。
 レスタトを演じたトム・クルーズの配役には、当初原作者のライスが反対したそうだが、トムは体重を落とし、髪を金髪に染め手役作りして、この役を手に入れたそう。
 トムと言えば「トップガン」。あれははまり役だった。何度観たか知れやしないが、「このイメージ強すぎて、今後どうなるんだろう」と大きなお世話の思惑も、髪を抜いたり、太ったり、痩せたりで、次々にヒット作を飛ばしていったもんだ。
 あっ、また反れた。で、映画は「面白かった」。
 「以前、「ブラピ派? か、デカプリ派?」と聞かれて、「ブラピ」と即答したが、よく考えたら、ブラピの映画ってこれしか観てない。あとはジーンズのコマーシャルで知ってただけ(笑)。