観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「テルマエ・ロマエ。

2012年11月24日 | 映画・ドラマ
 前にアニメで観ているのだけれど、良く出来たタイムスリップ物で、面白かった。映画も、阿部寛主演となれば、面白くない訳がない。
 銭湯やシャンプーハット、露天風呂といった現代の日本の湯事情を古代ローマで再現する中に、皇帝の跡目争いなどが盛り込まれる。
 だがだがだが、やはりやってしまいましたね。
 原作では、東京大学大学院卒の歴史学者で、極度の古代ローマ文化マニア。オックスフォード大学との合同調査団に加わって、ローマ郊外での発掘作業にも参加しているといった途方もなくスケールの大きな女性がヒロイン。古代ローマ関係の文献を読むために英語・イタリア語・フランス語に加えてラテン語をも習得しているとある。
 が、映画では、漫画家の卵で温泉宿の娘といった設定である。何度が遭遇するうちにルシウスに興味を抱き、独学でラテン語(?)の勉強をしているシーンもワンカットあったが、それ程度でルシウスやコア痔ローマ人とローカル並みに会話しちゃうのは、どうなのだろう。「小さいことは気にするな、わかちこ」だろうか?
 だったら、ローマに憧れているとか、歴史に興味あるとかの設定にしておけばよかったものを…。わざわざ漫画家志望にしたのは何故か?
 以上、作品自体は面白く拝見させていただいたが、ラテン語ぺらぺら上戸彩が気になった。
 関係ないが、ホームページが凝り過ぎていて、頁をめくるのに時間が掛かるのも鬱陶しい。





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「PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~」。

2012年11月20日 | 映画・ドラマ
 キムタクドラマか。期待していなかったのだが、それを裏切る面白さ。結構楽しんで観られます。どん底に落ちた若者のサクセスストーリは、草彅剛主演の「恋におちたら~僕の成功の秘密~」。織田裕二主演の「お金がない!」の合わせ技的ではあるが(失業は前者、子ども2人の絡みで金欠は後者)、前記2作はもう随分前のドラマなので、観た人の記憶もまだらだろうから、OK。いずれも巻き返しのサクセスストーリだったので、今回もラストは読めるが、それまでの登場人物の動向に期待しよう。
 中井貴一がかなり良い味出しています。中井貴一の一挙手一投足を観ているだけでも楽しめます。



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「雲霧仁左衛門」。

2012年11月17日 | 映画・ドラマ
 仲代達矢版の1978年度公開の映画です。以前、山崎力主演で観ましたが、五社英雄監督とあり、ひと味違った作品でした。
 何せ、キャスティングが良い。文句の付けようがりません。

雲霧仁左衛門:仲代達矢
七化けのお千代:岩下志麻
木鼠吉五郎:長門裕之
因果小僧六之助:あおい輝彦
黒塚のお松:倍賞美津子
州走りの熊五郎:夏八木勲
山猫三次:川谷拓三
治平:下川辰平
辻甚之助:八代目・松本幸四郎
松屋:丹波哲郎
おまき:宮下順子
富の市:宍戸錠
暁星右衛門:山本麟一
櫓の福右衛門:成田三樹夫
駒寺の利吉:田中邦衛
お伊玖の方(志乃):松坂慶子
尾張中納言:山口崇
荒木十太夫:梅宮辰夫
大久保佐渡守:加藤剛
岡田甚之助:山城新伍
 ほかの堂々たる顔触れです。
 倍賞美津子、夏八木勲、松本幸四郎、丹波哲郎が印象的でした。そしてなぜかここ一番で流れる、ポップな音楽。全体的に暗いイメージの内容にそぐわない? 「おぽんち」的な音楽が謎ですが、面白い。
 そうそう岩下志麻さんの、如何にも吹き替え、かつ若過ぎるヌードシーンが面白い。

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「G.T.O.」。

2012年11月17日 | 映画・ドラマ
 AKIRA版です。どうしても反町版と比較してしまいますが、リメイクの方が分が悪いのは十分考慮しても、AKIRAさんが、どうにも演技がつたないのと、生徒役のインパクトが薄いのではないでしょうか。
 今更に思うのは、反町は如何して金髪にしなかったのだ? 本人が嫌がったのだろうか? まあ、それでも池内博之、窪塚洋介ら生徒のキャラがたっていたように思えます。
 因に、虐められっ子で、白いブリーフ一枚の姿を曝したのは、若かりし頃の小栗旬。
 それでもAKIRAは、未だ己の鬼塚を追求しているようだったが、ヒロインの瀧本美織って人、まんま松嶋菜々子のコピーじゃん。山本裕典もぶっ飛び過ぎだし、前作ではいなかったキャラの城田優がスマート過ぎるのも、鬼塚潰しになったか…。
 前作を観ていなければ十分に楽しめたドラマだが、当方には前作超えどころか、肩も並べられないように写った。
 途中リタイア。

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