観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「タンブリング」。最終回。この春一番熱くなったドラマだった

2010年06月27日 | 映画・ドラマ
 最初に、「ROOKIES」越えなるか? と書いたが、また違った展開だが、越えたと言えるだろう。かなり熱くなれたもの。吹き替え無しのラストの新体操もお見事。役者さんなのに皆さん頑張りましたね。人間描写、心の変化の捉え方もお見事。続編やスペシャルは出来そうにもない終わり方だったがどうだろう。
 惜しむらくは大東俊介の出番が少なかった事かな? 彼自体が新体操苦手だったのか(吹き替え無しだから)、最初からそういう運びか…。
 キャプテンの竹中悠太(瀬戸康史)、毎回泣いてたよね!
 いずれにしても、最後まで面白く鑑賞させていただいた。そして青春物のお決まりで、みんないい人になってのハッピーエンドも普通ならケチ付けるところだが、この作品では、自然に受け止めることが出来た。
 最後まで、三浦翔平が「ROOKIES」なのか、「ごくせん」なのか分からないままでした(笑)。
 図らずも、先ほどの「大洗にも星はふるなり」と続けて山本裕典作品を鑑賞したが、この人も色んな役をこなせる役者さんだよね。「任侠ヘルパー」も良かったし。
 
 

「大洗にも星はふるなり」。やはり人間は、見てくれさ! が笑いの中で分かります

2010年06月27日 | 映画・ドラマ
 かなり観たかった映画のひとつ。いわば、7人の男性が1つの部屋で繰り広げる言葉の掛け合いのお芝居的な映画で、場面展開も回想シーンのみ。
 言葉のセンスと演技力が問われる。のだが、見応えあった。
 淡々と長台詞を回す安田顕始め、佐藤二朗はもちろんだが、山本裕典の表情の演技も良かった。
 山田孝之があんなに可愛い少年から、いつの間に、こんな危ないおっさんになってしまったのか分からないが、演技は巧い。
 いつだったか、なにかは忘れたが、映画の番宣で8人くらいの出演者といっしょにテレビに出ていて、まあ、主役じゃなかったのでそれほどインタビューもされなかったのだが、番組中ずーっとうつむいて、指先の皮を剥いていた。「変わってる人だなー」と思ったが、それからも映画やテレビで干される事も無く順調なのは、「べつにー」発言の方とは違って、演技は確かだからだろう。もしかしたら、「変わり者だけど…」って事かも知れない。
 話しは逸れたが、物語は、クリスマスに、夏の間、アルバイトをしていた茨城県大洗の海の家「江の島」に集められた6人の男性と、偶然その日、撤去を言い渡しに来た弁護士を加えた7人が、海の家のマドンナを巡って、男たちの打算と取り留めの無い思いでバトルが繰り広げられる。ああ勘違いの連発とまあそうだろう的ラストだが、最後だけシーンが夏に変わり、海の家再開。やはりこういう夏の風景は幾つになっても心が踊るものだのエンディング。
 幾つになっても夢見る乙女で、「女は顔じゃない心だよ」なんて思ってる女性には是非とも観て欲しい。「男ってこうだよ」って凄く分かり易いから。
 最後になったがキャラ節制も「いるいるこういう奴」のリアリティあり。
 カンチガイ・ストーカー杉本 (山田孝之)、鮫マニア松山 (山本裕典)、節操のない猫田(ムロツヨシ)、ハイテンションの仁科(小柳友)、天然の林(白石隼也)、ちょい悪オヤジのマスター(佐藤二朗)、切れ者だが、ミーハー弁護士関口(安田顕)。そしてマドンナ江里子(戸田恵梨香/回想シーンのみ出演)。

「雨と夢のあとに」。これぞファンタジーの逸品。

2010年06月26日 | 映画・ドラマ
 恐怖物ではないのだが、幽霊が多数出演の切ないファンタジー。ってこれじゃあ、分からないよね。でも、観賞後は、こう思う筈。生きている人と、死んでしまった人が心を通わせ、生きる! そんな非現実ながらも、ありそうな、いやあって欲しいようなそんな気持ちにさせてくれる。そして、幽霊となってしまった人たちの思い。彼らにまつわる生ある人の思い。
 恥ずかしい言い方だが、心が洗われるとはこういうことではないかと。
 あらすじは、父親・朝晴(沢村一樹)と2人暮しをしていた中学生の雨(黒川智花)。朝晴は台湾で蝶の採集時に足を踏み外して死亡してしまったところから物語はスタートする。
 しかし、自らが死んでいることには全く気付いていない朝晴は帰国し、普通に暮らし始めるのだった。だが、ある日同じマンションに住んでいる隣人・暁子(木村多江)に自らが幽霊であることを知らされる。雨は朝晴の死を知らず、親子の生活が始まる。
 朝晴の姿は、自分に好意を持っていた人、霊能者、または幽霊にしか見えない。それが、決して不自然ではなく、自然に受け止められる。
 毎回違った幽霊が父子の前に現れ、また、死んだと知らされていた雨の実の母親の出現など、内容満載。シリアスな流れ有り、コメディの要素有りで、あっという間の鑑賞。
 ラストは、朝晴の死体が発見され、外務省から連絡が入る。ついに時は来た…。父と娘は残された時間をどう過ごすか…。
 実は、木村多江さんは役の幅の広い女優さんで、 好きな女優さんNo.1なのだが、この役は特別綺麗。
 主演の3人もいいが、脇の速水もこみち、ブラザー・トム、美保純もいい味出している。
 これは是非とも観て頂きたい作品だ。
 原作は柳美里。彼女の幅広いセンスもお見事。

「その5分前」。5分の超短編オムニバス

2010年06月26日 | 映画・ドラマ
 4編がほとんどみな2人劇の超短編集。「あれっ」と思っている間に終わっちゃう。印象は、これまでどの作品観ても、「松山ケンイチってのが、イケ面???」くらいの印象だったのだが、今回、可愛かった。若かったからか? 

或る夜の出来事 原田知世、松山ケンイチ
 恋に夢見る三十路女の乙女チックなラブストーリー。

ラスト・ファイト 木村祐一、泉澤祐希
 離婚して別居する父と息子の別れ。

明日への船出 小林聡美、多部未華子
 それぞれの夢を追い掛ける娘と母。

最後の翼 夏八木勲、福田麻由子
 絵に託された思い。

 全体に簡単過ぎるお話。

「笑う女優」。オムニバスは観易くていい!

2010年06月23日 | 映画・ドラマ
 香里奈、国仲凉子、板谷由夏の女優たちが、ドランクドラゴン、東京03、バナナマンとドラマで共演した3つの物語から成るオムニバスドラマ。

 香里奈&ドランクドラゴン「殺したかもしれない」

 国仲凉子&東京03「告白」

 板谷由夏&バナナマン「青い鳥」
 いずれも、シリアスシーンとコメディの双方から成り立ち、最後は必ず落ちがある。サクッと観られて楽しい。
 個人的にはバナナマンの設楽が好き(もしかしたら、現在、役者も含めた前芸能人の中で一番好きかも知れない)なのと、設楽自体がかなりシリアスなドラマも演じたりしているので、巧かったと評する。

「いぬのえいが」。犬の映画だったねぇ。

2010年06月22日 | 映画・ドラマ
 いぬを中心に、11の短編からなるオムニバス映画を6人の監督がリレー形式で担当。
 中村獅童、伊東美咲、天海祐希、小西真奈美、宮崎あおい、佐藤隆太、乙葉、佐野史郎、渡辺えり子、吉川ひなの、木村多江、戸田恵子、高橋克実、北村総一朗らそうそうたる顔ぶれも凄いもんだ。
 内容は「ふーん」って感じ。

「 女子刑務所東三号棟8」。泉ピン子がおばあさんだった

2010年06月22日 | 映画・ドラマ
 いやはや驚いた。痩せて白髪まじりのピン子さん。もはやおばさんじゃなくて、おばあさん。「いつの間にこんなに年取ったんだ」ってな印象。役作りだからね。
 しかし、最後の決めてくれました。新幹線で座席に座って車窓を眺めるピン子さんの横顔でドラマは終わるが、実にいい表情している。年輪が刻まれた大人の顔。
 この新作ドラマの番組宣伝の「 女子刑務所東三号棟6」が先週末に再放送されしそちらも鑑賞したのだが、ピン子さんの体型の違いにもビックリ。2005年の作品だから5年前になるが、「もの凄く太ったおばさん」だった。こちらの方がピン子さんらしいっちゃ、らしいのだが。
 シリーズも8回ともなれば色んな人も出演し話しも色々…8回も刑務所に入る罪を考えるのも大変だわな。
 マンネリ感を払拭するためか、今回は泉ピン子、賀来千香子、西原亜希出所後の苦悩が中心となっていた。西原亜希が演じた西崎千春って子が「大嫌い」。「私から聞いたって言わないで」と何でも話しちゃうし、こいつが現れるとろくなことにならない。で、実生活でこういう女多いんだよね。自分では全く無意識のうちに(作為的の場合もある)他人をはめて、自分の身の安全しか考えないタイプ。そこいら中に転がってる女たち。まあ、ドラマでは最後の最後には役立っていたが、そもそも(結末は)こいつのせいだからね。そこは本人全く解ってなくて、そういうところも、実生活でそこいら中に転がってる女たちと一緒。
 お久しぶりの、賀来千香子。相変わらず下手だねー。岸恵子状態。
 気炎を吐いたのが蟹江敬三。やはり巧い!

「フリージア」。ザ・映画って感じ

2010年06月21日 | 映画・ドラマ
 「敵討ち法」が成立した戦時下の日本で、敵討ち執行代理人となったヒロシ(玉山鉄二)。松本次郎の人気コミックを映画化。
 難しかった。やはり映画はドラマと比べて難解であるの象徴的作品。映画は観たい人が足を運ぶ訳だから、万人向けでなくてもいいという点で監督の感性が遺憾なく発揮されるからね。
 ちょっと「バトルロワイヤル」的でもある。
 「バトルロワイヤル」にしても「TAXMAN」にしても「フリージア」にしても近未来の法律って怖い! がこんなことを考えつくのも今が平和だからこそだ。いくら息をしているだけでも税金むさぼり取られる世の中でも、命は取られないしね(これ嫌味だよ、政治家さんへの)。
 ガンアクションが好きな人、玉山鉄二ファン向き。
 ほかに西島秀俊、つぐみ(って人誰?)、鴻上尚史(って人誰?)、坂井真紀らが出演。

「スクラップ・ヘブン」。シュールな人間の結末ってどうなる

2010年06月19日 | 映画・ドラマ
 バスジャック事件をきっかけに知り合った警察官の粕谷シンゴ(加瀬亮)、とテツ(オダギリジョー)は3カ月後再会を果たし、日頃の憂さ晴らしのため「復讐請け負いゲーム」を始めるが…。
 全体的に「映画」だねーという作り方。ドラマでは決してできない、キモ怖い(気持ち悪くて怖い)シーンが多く、テツ自体のクレイジーさは映画ならでは。この人物の設定自体が狂っているので、身近にはいて欲しくないタイプだが、映画には多く登場するキャラだ。
 オダギリジョーって不思議な映画に出演多いよね。選んでるのだと思うが、毎回違った難しいキャラをよく演じていると思う。
 ほかのイケ面俳優とは一線を画していると言うか…。
 
 

「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」。最終回。大人のままごとでした

2010年06月18日 | 映画・ドラマ
 最終回。ついでだから観たけど(聞いたが正しい。何かしながらのながら聞きで画面に集中しなかった)、昨日の今日でなんだが、大人のままごとじゃん。いい年こいてぶりっ子だけど計算してる経ち悪い女の黒木瞳と、真面目すぎて恋愛経験にうといくせに変にロマンを求めてる高橋克典。
 いちいち役名書くのも面倒なので、役者の名前でいいでしょう。
 そして、悲劇性を求めて1人を殺すストーリ展開。ありきたり。45歳なら少し早いが何人か欠けててもおかしくないしね。
 要するにままごとだね。
 だから9回で終了なんだなと思ってたら(普通は10回とか11回だもんね)、視聴率結構いいらしい。
 思うに、こういう展開に憧れてる主婦層を掴んだか。
 何しろ、黒木と高橋に言わせている台詞が時代遅れと言うか、ダサい。主演がそうなのだから、脇の人たちは頭かしげるくらいだ。
 これ、トレンディドラマ全盛期の感覚じゃないの?
 一言だけ言っておく、45歳の同窓会に黒木瞳や高橋克典は1000人規模の同窓会で1人の確率だと思うよ。

「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」。お腹いっぱいだ。

2010年06月17日 | 映画・ドラマ
 観てません。最終回へ向けての宣伝ダイジェストを観ただけ。そのダイジェストだけでお腹いっぱいだ。
 30年振りの同窓会で再開したおっさん、おばさんが恋しちゃうっていう短絡的ストーリで、まあさ、ドラマだから皆さん美男美女だからそういくけど、普通はさ45歳だったら女も男もそんな気になんないって。
 で、お決まりの家庭があるとかかんとか…。は、いいとして、黒木瞳が(役だから仕方ないけど)女いやらしさ丸出しの体は45歳の心は15歳のバカっぷり全開。
 必死で追い掛けたり。これ林真理子原作の「ルンルン買ってお家へ帰ろう」のドラマ化で桃井かおりがやってて、当時、「桃井だからいいけど、林真理子が追い掛けて来たら怖いよな」。と思ったことを思い出したほど、黒木が怖かった。
 斉藤由貴も中年のおばはんだし、須藤理彩も同じく「花丸マーケット」のおばはんだし(「ロケットボーイズ」の頃、あんなに可愛かったのに)。それでも皆さん一時は輝いていたので、それなりだけど、なぜか尾美としのりが連れてる女だけ、不細工。唯一、芳本美代子だけが、安心出来た。
 高橋克典もさ、「サラリーマン金太郎」であれだけ人気だったのに。まあ、年齢を経て、色んな役をこなさなければならないだろうが、同年代の中井貴一、佐藤浩市、織田裕二(ちと若いか)に俄然遅れを取ってる感が否めない。
 こういうさ、おばはんとかモテないOLとかを視聴ターゲットにした作品ってさ、底が浅いから、もっと作品選んでください。
 はっきり言って、「月の恋人」よりもつまんねー。「月恋」はさ、出演陣が若くて美男美女だから救われてる点もあるけどね。

「娼婦と淑女」。ドエスたちの悪のりドラマになったようだ

2010年06月16日 | 映画・ドラマ
 結構気に入って観ていたのだが、何だろうか? 山田藍子(柳沢なな)が現れてからのお話。これでもか、わざとでしょ、ってなくらいに、人間関係がこじれて面倒になって、いくつく果ては「バッカみたい」と力が抜けた。
 そりゃあ、ドラマなんだから、しかも昼メロだし、ある程度はねぇ…。それにしても、この登場人物達全員の交流関係の狭い事ったら無いね。みーんな知ってる顔の中で、あっちと食っ付いたり、こっちと食っ付いたり、「守る」、「守る」って言いながら、気が付けば、「人類皆兄弟」的な節操が無いっちゅうか…。
 話しをわざとこじらせる為に、今までなら真っ先に相談していた相手に内緒にして、疑惑を持たせて更に、ややこしくして、全員ドエスなんだ。
 人物相関図をそっち方面から描いたら→バンバン飛んでっちゃうよね。世間の主婦ってこういう話しが好きなのか?
 長引かせないで、久我山真彦(鳥羽潤)が死んで、山田紅子(安達祐実)も復讐を止め、藤堂賢吾(石川伸一郎)とハッピーエンドで最終回で良かったような気がする。久我山康助(古澤蓮)はおもろいけど、紅子が娼婦になったり、皆さん、盛がついたようで、制作再度の悪のりとしか思えない展開が続いていてガッカリだ。

「怪物くん」。最終回。デモキンってば…

2010年06月14日 | 映画・ドラマ
 「嵐にしやがれ」と2時間続きで、嵐全体で盛り上げた感のある「怪物くん」、ついに最終回。
 アニメでは全く違和感無かったが、怪物くんの衣装(人間界での)ってもの凄いいやむしろ凄まじいものがあるよね(笑)。特に色の配色、これでもか、補色でさ。
 大野智、「歌のお兄さん」に続くまさかの(ある意味)コスプレ状態で、よく頑張った。コスプレで小憎たらしいキャラも同じだ。はまるのかな。
 お話は全9話。いつ動き出すかいつ出番がくるかと思っていたデモキン役の松岡昌宏、最後2話のみだったねぇ。その間はデモリーヌ役の稲森いずみが頑張った。稲森いずみにしても良く、この役引き受けたと思うのだが。
 そのデモキン。自分でデモリーヌ殺しちゃっといて、「俺が必ず蘇らせてやる」って、あんたねぇ。である。
 原作に悪魔界ってあったのか否かはもう忘れたが、アニメの怪物君は、ドラマより我がままじゃなかったような気がするが記憶違いか? 確かに威張ってはいたが。
 どう考えても子ども向けの素材を21時からのお子様就寝タイムで、かつ視聴率初回17.5%は凄いけどその後が分からない。どうだったのだろう。
 因に自分は途中抜け抜け。それでも話しが次観た時に話しが解るのが1話完結のいいところでもある。反面だから、無理して観ないとも言える。
 いずれにしても、毎回教訓を織り込んで、怪物くん自体も成長して行くという全体の作り方は良かったし、何より配役が良かった。
 大野は原画に似てるし、フランケンのチェ・ホンマンの配役は良く考えたなー。ほかの3人小さいから、身長差もかんりあるし、あの大男役に本物の大男を持って来たんだもの。そしえt、自分が一番絶賛したいのが上島竜兵の狼男。ほかの役者さんでも良かっただろうし、もっと巧い役者さんもいただろうが、正直、上島竜兵に演技出来るとは思わなかったところ、狼男で違和感無し。
 惜しむらくは八嶋智人。八嶋智人自体はいい役者で好きだし、理知的な演技も
、唯一の頭脳派としても出来上がっていたが、大昔に、小柳ルミ子主演の、東長崎(東京)の江戸時代からあるお化け屋敷を舞台にした、「お化けのサンバ」というコメディ・ドラマがあって(かなりマニアック)、その時、ドラキュラを演じた佐渡稔の印象が強くかったため。
 因にその時の配役は、フランケン(大前均)、狼男(笹野高史)で、石川ひとみ、坂上二郎、浅茅陽子なんかが出演。
 子供心に結構面白かった記憶がある。
 

「花いくさ~京都祇園伝説の芸妓・岩崎峰子~」。綺麗な画像でした

2010年06月12日 | 映画・ドラマ
 京都祇園花柳界の芸妓・岩崎峰子が自らの半生を著した「花いくさ」の映像化。 
 4歳で祇園の世界に入った峰子(井上真央)は、厳しい稽古や先輩芸妓からのいじめなどに耐え、祇園一の芸妓になることを決意。舞子から芸妓へ。
 これ、本で読んでいて、是非観たかった作品。本人の岩崎峰子が本当に綺麗な人なので、女優さんもそれなりに衣装も似合わないと厳しいと思っていたが、井上真央の可愛いこと、可愛いこと。配役もピッタリだ。きになる演技も、正直、井上真央って「こんなに巧いとは思わなかった」。幅の広い演技の出来る女優さんだ。
 葉月里緒奈、戸田菜穂、小沢真珠、名取裕子らが先輩芸子として艶やかな姿を魅せるほか、仲村トオル、白川由美、田中健、片岡鶴太郎らが出演。
 葉月里緒奈、戸田菜穂のつかみ合いシーンは一つの見せ場なのだろう。そこでハラハラしながら見ている名取裕子。一昔前なら、名取さんの出番だったのに、穏やかな役になっちゃいました。
 葉月里緒奈ってやはりそうとう美人さんだよね。

「ルパンの消息」。緻密な計算で描かれた本は観応え有り

2010年06月12日 | 映画・ドラマ
 1990年12月8日。15年前に起きた高校の女性教師の自殺事案が実は殺人だったとたれ込みがあった。時効まで24時間。
 犯人と目されるのは、期末テストの答案を奪う作戦を企てた当時の男子生徒3人。 彼らはその作戦を「ルパン作戦」と名付けていた。
 当初短絡的なたれ込みと思われていたが、捜査が進むに連れ、浮上する関係者の不振な動向。殺人なのか、自殺なのか…。
 そして、捜査の責任者・溝呂木義人(上川隆也)は、時効になった三億円事件とも絡む犯人の動機に辿り着く。そして、時効を前のたれ込みはなぜなのか?
 ほかに、岡田義徳、佐藤めぐみ、新井浩文、柏原収史、吹越満、遠藤憲一、羽田美智子、長塚京三、山田達夫ら一癖のある役者が揃う。
 色んな悪い奴がちょこちょこ絡んで一つの犯行に繋がる、難解サスペンスだが、頭フル回転で観応え有りの感想は、役者の演技力による部分も大きいだろう。
 ただ、若かりし頃の羽田美智子のヅラと柏原収史がホームレスってのは余興的だけど。