観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「草の乱」

2007年12月31日 | 映画・ドラマ
 時の権力に断罪された「秩父事件」を映画化。1884年、生糸輸出の激減に耐えかねた農民が蜂起。その中心人物である井上伝蔵(緒形直人)は事件後、北海道まで逃れて生き残り、臨終の床で自らの半生を家族に語る。
 杉本哲太、林隆三といった男っぽい役者に、藤谷美紀、田中好子がいろを添える。
 緒形直人の「上手さ」が光った。 
 しかし御免なさい。私には難すかしかった。ノーコメント。
 秩父が盛岡みたいな方言使うとは知らなかった。

「蟲師」

2007年12月31日 | 映画・ドラマ
オダギリジョーが蟲師という蟲退治をする職業の行商人として旅しながら、自分のルーツを探るというお話。
 いくつかの矛盾点を含みながらも、何となく見終わって、なんだかな! 難づかしい題材だから、良くまとまっていたとは思う。
 江角マキコがよく分かんない。埋けに近寄るなとか、よぎを手放そうとしてたのに、メン玉暮れてやれとか、行くなとか…。
 で記憶無くしてるよぎがなぜギンコと名乗ってるのかとか。
 名前分かんないけど、「男たちの大和」に出てた、池脇千鶴とちょいよ似た女優さんが可愛かった。
 でも、もし続編とか出来ても観なくていいや!

「舞妓 Haaaan!!!」わたくし的には2007年最大のヒット!

2007年12月31日 | 映画・ドラマ
 故・植木等さんが出演しているから、今年の作品ではないが、私的には、大ヒット。こんなことあり得ないのだが、とにかく面白い。
 阿部サダヲ主演で、生瀬勝久、伊東四郎が出てたらそれだけど旬の面白さが分かろうというものだが、そこに、堤真一、柴咲コウ、北村一輝、山田孝之、真矢みきといった二枚目、美人俳優まで…。
 京都風情、舞妓さんの艶やかさもたっぷり堪能できるし、ストーリ展開も、コメディの神髄。
 これはいけてる!
 食品会社のサラリーマンからプロ野球選手、役者、格闘家、そして振り出しの食品会社、政治家立候補と「隠れた才能」発揮! のサクセスストーリ。なーんて、大笑い。
 そしてこよなく舞妓さんを愛する、おたくの執念も見物。
 ただ、わはは。と笑っちゃえばいいんだ。楽しければいいんだ。そんな作品。
 柴咲コウの新たな魅力も満載。コメディもいけてる。そして、山田孝之。なんで? こんなちょい役やっちゃった?
 

「雀色時」一人者には重い時間だわな。

2007年12月27日 | 映画・ドラマ
 雀たちがそろってねぐらに帰る夕暮れ。それは独りで帰るのがつらい「雀色時」。という意味のタイトルらしい。
 離婚し、夫が一人娘を引き取ったため、都会で一人孤独に生きる女弁護士を浅丘ルリ子が演じる。ドラマは、その娘と夫が行くえ知れずになったところから始まる。
 そして、ようやく探し当てた娘は檻の中でけもののように飼われ、夫はドラム缶にコンクリート詰めされていた。
 それはある男の復讐だった。
 アルコール依存症の女弁護士に浅丘ルリ子。役所広司、津川雅彦、赤井英和らが競演のミステリー。
 とにかく役所広司が不気味。娘のビデオを流しながら、風呂場で手首を切ってみたりするのだが、その時、濡れた靴下のアップからカメラが回り、足下から上に役所広司を捉えると…。ってな塩梅。
 この出演者からして「おもろい」内容を期待したのだが、この出演者だからこその「こわい」内容になっていた。
 しかし、安心して観ていられる俳優さんっていいよね。
 こちらも、単発ドラマの再放送だったので、どこで観ることができるかは不明だが、もし機会と興味があったなら…。猟奇的なものは好きじゃないのでわたくしは。

「朝日のあたる家」が一番です!

2007年12月27日 | 映画・ドラマ
 ぼろっちくてみすぼらしい、借家暮らしをする夫婦(伊丹建彦・役所広司と奏子・名取裕子)が、20階建ての新築マンション、当選確率80倍という難関から当たりクジを引き当て、舞い上がるも、手違いとわかり一挙に地獄へ。
 しかし、マンションの地下に造られていた一室を格安で借りられることに。
 地下とはいえエアコンディションは申し分なく、朝日も夕焼けも人工光線で演出できる。上に空き家が出るまで、と、この家族は住みはじめる。
 だが、太陽を渇望する妻が浮気に走り、夫も子供までも変調を来たして家庭は崩壊寸前…。
 そしてこの地下室、実は企業の仕組んだ実験だったというハイテクの現代を描く一種の恐怖ドラマ。
 家庭崩壊というシリアスなテーマながらも、随所にコミカルさ、軽快さが漂い画面に引きつけられるのは、さすが役所広司と名取裕子といったところか!
 例えば、舞い上がりながら引っ越し準備をしている真最中に、担当者が現れ、当選が手違いと分かった時の名取裕子の演技。つかみかかるは、罵倒するは、旦那が羽交い締めにして仰向けに倒れる…カブトムシのよう。そして台詞も、「なんで私たちなのよ」「ここ引き払っちゃったのよ。どこに住めばいいの」。さらに、地下室を格安で借りられると聞き、「首吊ってないでしょうね」。
 盗撮盗聴されていたと分かり、犯人宅に乗り込む時も、この夫婦VS深沢君恵・片桐はいりのぶつかり合いが見物である。
 しかし、室内は申し分ない設備でもどうだろうか? 地下室? まあ、私だったら、ボロでも庭があって、光が降り注ぐ方を取るだろうな。
 名取裕子の浮気相手は、管理人役の川喜多悠平・原田大二郎だが、自分から誘っておいて、その気にさせて、旦那にばれたら、「あなたはもうここには来ない方がいい」とか自分は「人と関わらないで一人で生きて行く」とか言っちゃってドア開けない。なんだこの男? ってな憤懣もあるが、実際にこういったシチュエーションあったら、こういう男って結構高確率で存在するんだろうな。
 まあ、単発ドラマの再放送だったので、どこで観ることができるかは不明だが、もし機会があったなら、是比お勧めしたい。

「河童」につままれた(?)ようなシュールさ

2007年12月23日 | 映画・ドラマ
 芥川龍之介の「河童」を、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦を主演で映画化。上司の身勝手な注文に耐える日々。ある日、男は「社長の息子の宿題である珍しい動植物の写真を撮ってこい」と頼まれ…。 穴か何かに堕ちてしまった。気を失った男が目を開けるとそこには「河童」がいた…。
 原作は、芥川龍之介の傑作。なのに、ならぬだからなのか、映像では現しきれない芥川ワールド。これはもう本を読むべき。
 芥川を離れ、一つの映画として見た時…。台詞棒読みのいかつい男・谷中敦。なぜに彼を起用した? 
 心の葛藤をテーマにした作品には、やはりそれなりの役者を立てないと、意味不明なシュールなものになってしまう。
 谷中敦は兵隊さんとか極道役とかが向いてるんじゃないの?
 以前、「トップガン」でトム・クルーズが、飛ぶ鳥をも落とす勢いだった頃、どんな大根役者でも男は兵隊、女は娼婦を演じればそれなりに様になる。と痛烈な批評をした映画評論家がいたが…。

「ミステリー民俗学者 八雲樹 」。冬に咲く桜って…

2007年12月17日 | 映画・ドラマ
 同タイトルのコミックスを及川光博主演でドラマ化。大学の民俗学研究室の助手・八雲(及川)が民俗学の研究を通して謎の事件に巻き込まれ、ゼミの2年生である富良野(平山あや)とその謎を解き明かしていくミステリー・ドラマ。
 正反対の性格の男女が刑事と絡みながら、各地の伝説に基づく事件を解決するそのストーリーは、「TORICK」を彷彿とさせるが、甲乙付けがたい面白さ。
 特に、常にファンデーションが濃いのが気になったり、ド一重の細目なのに、なぜか「色男役」だったりで、意味不明だった及川光博がピタリとはまっていた。しかし、及川光博って何者なの? なんかどこかのミュージシャンが役者になっちゃったってイメージも拭えないけど…。平山あやのキャラも可愛い。
 お話も、最終話で八雲の過去が明らかにされるなど、見応えあり。
 八雲樹の父親役にお久しぶりの坂上忍。しーちゃんもこんなに親父になったか…と。しかし、子役出身の役者って、大人になるとずんぐりむっくり系になっちゃう人が多いのはなぜか?
 以前間違って観てしまい、面白くも何ともなかった、のは「心霊探偵八雲」だった。八雲しか同じじゃなかったけど、これ原作は一緒でいいの? それとも…。
 もし同じ原作だとしたら、脚本、監督の味付けで、ここまで内容って変わるもんなんだね。

「 バブルへGO!!」あの頃私は若かった

2007年12月16日 | 映画・ドラマ
 日本経済史上のバブル期へタイムスリップする広末涼子。17年前の日本はバブル経済に浮かれ、巷ではディスコが大流行り。
 当時もっともナウイ(もはや死後)ギャルたちはボディコンのピンヒールで、長い髪の毛の前髪ぴんぴん巻いて…。今見ると、面白れー。
 17年前の飯島愛がディスコで踊ってるのだが、そのファッションたるや…まんま今と一緒。テレビ局では下済みの飯島直子。服装はださいけど、こちらも首から上は同じやん。
 結局、みんなバブルを引きずってるのね。というお話でした。
 嘘。
 現在シーンで、「なんでみんな不視然なズラ被って、皺書いてるんだろう」と不視儀だったのが、タイムスリップものということで納得。
 タイムスリップものと言えば「バックトゥーザフューチャー」だが(「月夜の願い」もいい)、なんでみんな過去に戻ると、自分の知り合いにばかり合うんだろう。それが血というものなのか?
なんてね。
 バブルを食い止めて、現代を生きやすくするなんて大きな使命を持って過去に行かされたのが、キャバクラの姉ちゃん(広末)ってのも、「日本ってそんな国?」感があって面白かった。
 広末のへそ出しファッションに誰もが「ズボン下がっておへそ出てるよ」と忠告するのだが、そりゃそうだ。誰が17年後に普通にへそ出して歩いてるなんて思おうか? もっと不視儀なのは数年前まで、ズボンを恥骨までずり下げて、パンツのゴム見せて歩いてた糞入りパンツの男の子たち。なんであんなファッションが流行ったのか意味不明。脚が短く見えるだけ。まあ、一瞬にして糞入りパンツ族は消滅したから、そのおかしさに気付いたのだろうけどね。糞入りパンツだけは芸能人やってなかったもんね。
 阿部寛、薬師丸ひろ子、劇団一人、伊武雅刀らが出てます。

「あかね空」は人生の出発点か?

2007年12月16日 | 映画・ドラマ
 時代小説の名手・山本一力の直木賞受賞作を内野聖陽と中谷美紀の主演で映画化した人情時代劇。
 江戸の深川を舞台に、京から江戸に下った豆腐職人の夫とそれを支える江戸っ子の妻、そんな2人が辿る波瀾万丈の人生模様だ。
 上方から下った豆腐屋と任侠の親分の二役を内野聖陽が好演。が、二役を演じた意味は分からず仕舞い。同じ人なのに、だーっれも間違えないどころか、似てるとも気付かないのはなぜ? それよりもこの意図は? 内野聖陽が演じたかったのかな? しかし、「風林火山」はどうもいただけないが、この内野聖陽は良かった。 
 しかし、それよりも中谷美紀の上手いこと上手いこと。さすが「嫌われ松子」であそこまでやったかいがあったと言うものだ。娘盛りからおっかさんまでを貫禄で演じ切っていた。
 ここでも石橋連司が、渋い脇役で登場。出番は少ないが、絶妙な存在感を残した。
 冒頭に清兵衛(石橋連司)と、おしの(岩下志麻)夫妻の子供がお江戸日本橋の上で行方不明になっちゃうのだが(ガキが勝手に道化師に付いて行っちゃった)、一瞬の出来事で、そんなに遠くに行けるもの? それと、付いて来られた大人が騒ぐだろうが…と疑問。加えて、終盤まで、その息子が上方からの豆腐屋・永吉(内野聖陽)と思わせておいて、実は…といった結果が出ない。
 敢えて言うなら、任侠の親分の伝蔵(内野聖陽)の記憶のシーンでその冒頭が流れるので、「この親分が息子なんだな」とぼんやりとは見えて来るが、だからと言って物語りの中でそれを解明はしない。
 石橋連司と、岩下志摩夫妻が気にかけた豆腐屋を最後に救うのが、その息子ってなところで、人の繋がりの深さや縁を票現していた山本一力の巧みさに脱帽。
 すがすがしさの残る日本橋のラストに注目だ。
 太秦撮影所での撮影だが、背景の自然(四季や、天候)も奇麗に映されていて、ロケに引けは取っていない。
 余談だが、今回のメインとなった日本橋。これってさ、「義経」が流行ってしばらくは五条大橋になっちゃってたんだよね。

「俺は、君のためにこそ死にいく」特攻隊はおじさん?

2007年12月16日 | 映画・ドラマ
 ちょっとおかしくなってた窪塚洋介の復帰作ということで、以前から興味があった映画。そして往年(まだ若いけど)の窪塚を期待していたのだが…まあ、簡単に言えば脇役。それもあまり窪塚を使い切れてないって感じ。
 話は特攻隊員として旅立った彼らに母と慕われた飯屋の女主人(岸恵子)の手記を下に石原慎太郎が製作、総指揮、脚本までやっちゃったという熱の入れよう。
 この人だれだろう と最後まで気が付かなかった二枚目は、徳重聡と判明。慎太郎作品だからか? 彼は確か、平成の石原裕次郎だった。確かにハンサムなんだが、例えるなら昼メロ帯の二枚目。なんか、魅力ないな。いっそのこと時代劇とか目指せばいいのに。と入らぬお節介。
 ほかに筒井道隆も出てたが、この人は(演技)上手いのだろうか? 一本だけ取れば、それでいいのだが、いつ、どこで、何を演じても常に一本調子で同じ人。この特攻隊員だって、松平容保(新撰組)と同じ人。
 岸恵子も一時は、若さが無くなったら大根女優とまで言われてたが、なんのなんのいいお母さんぶりだった。
 ストーリーが、特攻隊員の心を追っているので、戦闘シーンよりも人間模様が重視されていた。
 戦後、どうやら窪塚は生き延びて、沖縄の島で一人暮らしているらしいのだが、それを相談に来た彼の家族の話を聞く恵子さん。が、その件に付いて、その後触れられることがなかったのは、生きてる人も居るってことを知らせれば良かっただけなのか? これは慎太郎のみぞ知ることだ。
 もし、慎太郎が、窪塚に好意を持っていたなら、家族の呼びかけでは出て来ない彼を、食堂のおばちゃん(岸恵子)が迎えに行ったりして、ここでワンシーン出来るんだけどね。
 戦闘ものではなく、人間模様として鑑賞いただきたい。
 余談だが、DVDのパッケージのキャッチが「保守おじさん特有の痛さがでまくり」ってのが意味分かんねー。だれが、どう訳するとこうなるのか? これが中国お家芸の翻訳。そして内容を観て、「これでいいと思ったのか?」。敢えて考えるなら、「日本は負ける」と特攻の意味を考えた隊員の心の葛藤なんでしょうか? しかし、特攻隊はおじさんなのか?


「四日間の奇蹟」は奇跡を呼んだ…ドラマだからね

2007年12月16日 | 映画・ドラマ
 冒頭の合唱シーンで、「だめだ」と思い半年間お蔵入り。が、ふとした弾みで観てみたら、それがなかなか…。人間ってその時の精神状態が影響してるもんだと改めて思い知った次第。
 5年前のロンドンでの新鋭ピアニストの如月敬輔(吉岡秀隆)は千織(尾高杏奈)の命を救うが手を負傷し、ピアニストとしての将来を絶たれた。 
 なのに、見ず知らずの千織を引き取り、彼女のピアニストとしての才能を見い出して、施設慰問をしている。 「心に響く旋律」だったっけな?
 千織が知恵おくれ? まあ、障害者というのがまた一つのポイントか?
 ある日、岩村真理子(石田ゆり子)が勤務する療養センターに、如月敬輔と千織がピアノの慰問コンサートにやって来て、そこで、事故に合った、千織の身体に真理子が宿る。というお話。この入れ替わりにおける「心」の現れをよく表現している。
 吉岡秀隆は相変わらずのほほーんといい味出してる。若干、 Dr.コトーは入ってたけど。この人、子役からの成功組で、数少ない主演を張れる俳優さんだよね。要するに、子役の頃、可愛さで売ってた人は大人になってポシャるけど、子供時代から、演技で売ってたってこと。
 石田ゆり子は、いつの奇麗で、透明感のある女優さん。そして演技力も評価していいだろう。
 が、この映画の目玉は子役の尾高杏奈の演技。前半は仕草やしゃべり方など、障害者を上手く演じているなと感じたが、真理子が乗り移った瞬間、表情が一転。この年齢にしてどうよ! すでに大女優の風格だ。最後には真理子が去り、元の千織に戻るのだが、この時なぜか、会話能力とか、読解能力がなかった筈の千織がただの言語障害社だけになってたのは、、本のせいであって決して尾高杏奈に責任はないのだ。それとも真理子が乗り移っている間に障害が軽くなったのか?
 脇は、石橋連司が半身不随の頑固親父の役で出てるが、これだけの演技をされたらもはや言うコト無し。凄い俳優だ。
 ほかに西田敏行そしてその妻役で松坂慶子。ほとんどすっぴんで、横たわる慶子さんの顔が下からアップになるのだが、さすがの慶子さんをもってしても、その顔の怖えーこと。
 しかし、ここまで撮らせた慶子さんは女優だ!
 ということで、一見の価値あり。

「最後の恋」タイトルと大違いのドタバタ人情悲喜劇

2007年12月12日 | 映画・ドラマ
 死んだふりをして霊柩車でかつての恋人を訪ね歩き、自分がどんなに愛されていたかを確かめ満足する、というかつてのプレイボーイ、プレイガールのなれの果てを、津川雅彦と浅丘ルリ子が演じている。
 こんなことできたらいいな。の世界で、また、なぜ、こんなことするの? ってな話だけど。
 同名タイトルのドラマや映画は数有れど、この作品、かなりお勧め。
 サラッとした中に、人間模様や悲喜劇が織り込められ、ストーリーもいいが、なんと言っても、演技巧者の役者揃いなのが、いい。
 長門裕之、津川雅彦、浅丘ルリ子、小林 稔侍、冨士真奈美などなど。ジャリタレの絡みも無く、大人の安定したドラマ。
 ルリ子さん、おきれいです。

「しゃべれどもしゃべれども」三平師匠は現れず

2007年12月08日 | 映画・ドラマ
 2007年本屋大賞を受賞した佐藤多佳子の原作を、国分太一主演で映画化。東京の下町を舞台に、「話し方教室」を始めることになった二つ目の落語家・今昔亭三つ葉の下に、ワケありの3人が集まって…。不器用な人間たちの友情と成長を描くいていく。
 と、最初から分かっていれば良かったのだけれど、てっきり故・林家三平師匠の青春ドラマだと思い込んでいたおもだから、いつ加代子夫人と知り合うんだとか、いつみどりが出て来るんだ、と思ってたもんで、ちっとも頭に入らなかった。
 国分太一はかなり熱演。ジャニーズを引っ張らずに(あんまりジャニーズっぽくもないけど)頑張ってた。


「テレサ・テン物語り」

2007年12月08日 | 映画・ドラマ
 好きですテレサ・テン。私の持ち歌です。香港の彼女の家も見学しました。
 中国圏内で圧倒的人気だった彼女が、日本では下済みからスタート。格下のアグネス・チャンがトップアイドルとして人気を誇る中、どさ回りまでやったという。ドラマにはなかったけどね。これ、悔しかっただろうな。だって、日本で言ったら、美空ひばりと伊藤咲子くらいの差なんだぞ。
 ただ一言、木村佳乃はテレサ・テンじゃない! 歌も口パク。
 もし誰かが演じるなら、若かりし頃の由紀さおりだっ。

「こわい童謡」あー。間違えた

2007年12月08日 | 映画・ドラマ
 以前観た「怖い童話」(オムニバス形式のちょっと不思議で怖いお話)の続編だと思ってワクワク鑑賞。そしたら、女学生が童謡歌ってて、ガンガン死んじゃうだけ。しかも、死んじゃったんだか、行方不明だか分かんないまま終了。知ってる役者なんか出てやしないし。
 「なんじゃ、こりゃ」と松田優作が飛び出すような、表の章ってのが終って、裏の章ってのの予告が入って初めて知った。童話じゃなくて童謡だったって。漢字も読めなくなってるのか、私。
 裏の章ってえのが表の解明をしてくれると言うから、観てたけど、羽田美智子の偽物みたいな女がパソコンをちこちこいじって、音を分析とかしちゃってるうちに、なんかおかしなことになったり、なんだりしながら、犯人とその背後の過去とかが分かっちゃった、けど、不視儀だねぇということで終了。まあ表よりは見応えあったけど、こっちも知ってる俳優なんか出てやしねえ。
 童謡を解明したのはいいけど「こもりうた」で、呪縛が解けちゃうんだー。