観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「時をかける少女」アニメで泣いた!

2008年07月25日 | 映画・ドラマ
 筒井康隆原作の小説は何度か実写化され(まあ、原田知世のが有名だけど)、そのアニメ版? と思っていたら、全くの別物であった。
 しかし、それなりに面白いんだなこれが! 最初は、「タイムリープ」とかいって何度も時間をやり直すのが、なんかちょっと分かり辛かったが、それが、意外な結末になって、時間が止まった世界での交差点での別れのシーン。彼が手を振ってその手だけが見えるって演出は、アニメを超えた! というかアニメだからこそ出来たシーン。
 これには思わず涙。
 しかし、ここからの逆転がまた見物で、時間が戻ったことによってまたもう一度チャンスが…。そして、今度は納得のいく別れ。
 話は全く逸れるが、どうにも茶髪のロンゲ好きの私は、アニメキャラであっても間宮千昭が好きだ!
 主人公の紺野真琴の叔母さんってのが、いやに冷めてていい味出してました。

「Rookies」ルーキーズ。予想を超えた面白さだった

2008年07月15日 | 映画・ドラマ
 期待してなかったのでオンエア観なかったけれど、今、DVDで観て、「すげー、面白れー」ってな感じ。
 でもね、パシリだった御子柴徹(小出恵介)がキャプテンになったら急に男らしくなって、殴っちゃったりもしちゃってる。それから野球のルールも知らない先生の川藤幸一(佐藤隆太)が安仁屋恵壹(市原隼人)と一騎打ちした時、あんだけ投げられるってありえねー。ボオクとかある筈だけど、全部ストライクゾーンだ。
 それはいいとして、市原隼人は上手いな。やはり、「ウォーターボーイズ」も良かったけど、今の若手ナンバーワンでいいでしょ。
 宮凬あおいの旦那の若菜智哉(高岡蒼甫)も典型的なハンサムさんだよね。友情出演の張本琢己(森山未來)と佐藤隆太が再会するシーンがかなりいい。それと、教頭先生がいけてるよ。新庄 慶(城田優)、こいつかなり捻くれてるけど、役としてはいいところ押さえてる。
 試合に負けて、最後深々と礼をするシーン。これが、このドラマを象徴してると思う。礼儀も知らないヤンキーが、試合後スポーツマンに変わったって意味で。試合開始の時と比べると歴然だ。
 「金八先生」以来の熱血教師を佐藤隆太が好演。なんか、久しぶりのピュアな学園ドラマだった。
 上地雄輔出てるじゃん。上地のマジ顔。ほかのどのドラマよりいい顔してた。やっぱ野球やってる時がいいね。羞恥心。
 目黒川との試合ラストで、逆転満塁ホームランってのは出来過ぎだけど、ドラマだからご愛嬌ってか。
 女子マネが異様に野球に詳しいのはなぜ? で、ベンチ入ってるけど、今はいいの? 確か駄目だよね公式戦。




「ホームレス中学生」ちょっと予想より…

2008年07月13日 | 映画・ドラマ
 田村裕の自伝の「ホームレス中学生」。大ベストセラーのドラマ化で、かなり期待したのだが、前評判倒れ! サラッと流されてた感じで、大急ぎで事実説明をしたって作りでしたね。
 主演の田村裕(黒木辰哉)はそっくりだった。しかし、この弟に。姉の幸恵(夏帆)、兄の慎一(田中圭)はないよなってくらい、きれいなお姉ちゃんにイケメン兄貴。
 映画では小池徹平が演じるんでしょ? 小池徹平が中学2年生を演じるのは凄いけど、田村裕に徹平はおかしいでしょ。幾ら何でも。
 裕が団地の2階にある自宅に帰ろうとすると、団地の階段下に、なにやら見慣れた家具がずらりと置いてある。事態を把握しきれず、いったいどういうことかと言葉を失っていると、そこに幸恵、慎一も帰ってきた。そして、父親(内藤剛志)の「解散」の一言で一家離散。裕は公園で寝起き。
 兄ちゃん、姉ちゃん、なぜに弟を置いてったんだ。
 ホームレス生活もひと月で、近所のおばはんが引き取ってくれるって、こんな人情今時あるんだと驚いた。親戚すら引き取らないのに。
 それにしても、父ちゃん、いい味出してるよね。「解散」後、自分は自転車でふらふらそてるしさ。
 一番びっくりしたのは、先生役の渡辺典子がすげー、年取ってたこと。いいえきれいなままですよ。でもおばはんになったなー。渡辺典子でこんなに老けてるんだから、松田聖子あり得ない。今回は関係ないけど。

「家政婦は見た」シリーズ

2008年07月12日 | 映画・ドラマ
 なんと25年の長寿番組が今夜でラスト。石崎秋子(市原悦子)さんももう70間際。それにしてもセンセーショナルな番組だった。覗き見が好きで、家庭内に波風立てて、そんで最後は罰が当たる。
 市原悦子のナチュラルな演技と、秋子が所属する大沢家政婦紹介所の所長の大沢キヌヨ(野村昭子)が絶妙。
 ほかの家政婦は年代で変わるが、真田さなえ(宮崎淑子)と緑川みどり(松居直美)はインパクト強い。なんか、本当に居そうな感じ。
 秋子さんの飼ってるはるみちゃんっていう猫も大きくなったり子猫だったりと色々変わるけど、25年だから、猫も代替わりするわな。
 文句無しに面白い。これは、みんなの欲望に忠実な秋子さんに対する評価だろう。
 第一回は松本清張の原作で、秋子ではなかったけど、それが好評で、続編が出来たのだろうね。
2008年07月12日
土曜ワイド劇場「家政婦見た!」ファイナル放送です
2007年07月14日
土曜ワイド劇場30年特別企画:美貌の女社長8000億の秘密秋子に
似た女の謎 愛憎,嫉妬,裏切り 女たちの壮絶なバトル
30年特別企画 2006年03月04日 
美貌の女帝とデパートの帝王、昼と夜二つの顔の秘密! 
愛されて… 憎まれて、裏切られて なぜだ!?
2004年11月13日  秋子が尊敬する正義派弁護士おしどり夫婦の衝撃の秘密~  
2004年01月10日 子連れ秋子が政界の裏をのぞいた...女代議士三つの顔の秘密
2003年02月22日 大財閥デパート王の表と裏の2つの顔 影の家族の相関図(土25周年記)
2002年03月09日 名門茶道家元一族の相続争い 秋子が心底惚れた男の秘密
2001年02月17日 シンガポールの愛人 東京の妻 エリートビジネスマン2つの顔...
2000年03月18日 あなたは美しくなれる...美容整形クリニック 甘い誘惑の秘密
1999年02月06日 花の一族 愛と欲のからみ合い 家元の座を狙って妻、姑、娘...
1997年07月05日 名門ファッションデザイナー家族の乱れた秘密ブランド相続...
1996年04月13日 財閥一族の虚飾の争い 労害ワンマンオーナー群がる女たちの...
1995年04月08日 憧れの大女優 私生活の派手な秘密 虚飾と欲望に一族が乱れ
1994年04月09日 代議士跡目相続の醜い秘密 色、金,欲...女たちの骨肉の争い
1993年01月02日 ふるさと創生資金1億円で色と欲の温泉ブーム 町長一族の乱れ...
1992年10月03日 いのちを張った好奇心 秋子が惚れた極道の危険な秘密
1992年01月04日 舞いの名門、華麗な一族の秘密 したたかな女たちの跡目争い
1991年01月05日 有名進学塾マドンナ教師の妖しい秘密 年商1兆3000億受験産業
1990年01月06日 銀座ー京都 虚飾と欲望に欲望に燃える美しい母娘の艶やか...
1989年04月08日 華麗な一族の怪しい秘密 財テクゲームの危険な落とし穴
1988年01月09日 東京ーニューヨーク超高層ビル買占め 名門出の若妻の危険...
1987年04月11日 美しい名門女病院長華やかな私生活の秘密
1986年04月12日 華やかなエリート家族の乱れた秘密「名門女子大がゆれる」
1985年06月29日 エリート家族のアラ探し結婚スキャンダルの秘密
1984年10月13日 エリート家庭の浮気の秘密 「みだれて」
1983年07月02日 夫婦の秘密 松本清張の熱い空気「家政婦は見た」

新しい家のアドレスメモを見ながら探して歩き、門の手前で「ごめんくださいませ・・・・・ごめんくださいませっせ
大沢家政婦紹介所から参りました・・・・・」と小さめの声で言ってから最後に塀に よじのぼって大きな声で言うラスト。
 身近なキャラが興味があっても普通は出来ないことをやるってなところが共感を帯びたのだろう。秋子さん恋もしてるんだけど、実らないよね。
 私は、中条きよしに惚れちゃったり、江守徹にぐっときたり、若い書生に迫られて、「こんなみっともない身体です」とか言いながらもまんざらでなく、しかも「こんなこと裏がある」と自分を分かってる、秋子さんに拍手。
 都はるみも好きなところがいけてます。
 途中、大沢家政婦協会が江戸川橋のマンションに変わってたけど、最後はまた、線路沿いでしたね。
 秋子さんのその後はどうなるのやら…。5年後の秋子さんを見て見たい。
 でも、今夜は「ホームレス中学生」観ます。ごめん。

「大奥第一章SP~桜散る~」こりゃあ、面白かった。一気に観たぞ

2008年07月10日 | 映画・ドラマ
「大奥第一章スペシャル~桜散る大奥燃ゆ!家光の最期に渦巻く将軍の女たち 母子の壮絶愛憎劇!明かされる衝撃の新事実全編新撮!」
 タイトル長っ!
 しかし、こんなスペシャル知らなかった。本編3本。スペシャル4本。それで映画1本。しかもスペシャルはみな本編に描かれなかった真実ってのを追っているので、本編で準主役やレギュラーだった俳優が主演。
 今回は、春日の局(松下由樹)の死から8年後、家光(西島秀俊)が病に伏して、水面下で起こる、世継ぎ争い。なのだが、御台所・孝子(木村多江)と側室・お楽(京野ことみ)のエピソードを中心に、 松下由樹と大奥総取り締まり・お満(瀬戸朝香)が要所を締める役回りなのだが、松下由樹の怖えーこと。怖えーこと。本編でも次第に凄みが増して、怖いことこの上無しだったが、この春日局、怖い!
 それと、後の綱吉生母役のお玉(星野真里)がまた、怖い。感情の起伏が顔と声のトーンでありありで、上手い!
 瀬戸朝香は歴代大奥女優の中でも一二のきれいさだし。
 私的には、木村多江の魅力一杯で大満足。この人ほんとうにナチュラルに演じるなーって感じ。この孝子もいいけど、幕末編の絵島をモデルにしたであろう初島役で、最後に遠流になり、江戸城の不浄門を出るシーンも、凛とした静けさを感じさせてくれた。あっ、季節を感じさせる女優ってことかな? なんか彼女の後ろに四季が見えてくる。
 シリーズ中、この第一章の松下由樹と秀忠御台所のお江与(高島礼子)の迫力。木村多江、星野真理の演技力。瀬戸朝香の美貌。一番いいかな!
 家定御台所・篤姫の菅野美穂と大奥総取り締まり・瀧山の浅野ゆう子の迫力もあるけど、全体的には、第一章が好き! 幕末編はイケ面俳優が出てないのが痛い! 
 これで、大奥シリーズみんな観たと思うけど、大奥って迫力ある女性ばっかだし、裏工作とかすげーし、そんで自分がやばくなるとその場その場で優勢側に傾いたりさ、なんか、今のOLの世界みたーいっ。最もOLよりゃ、胆が据わっちゃいるけどね。

「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった~カウラ捕虜収容所からの大脱走~」

2008年07月10日 | 映画・ドラマ
 今から64年前の1944年、第二次世界大戦時下のオーストラリア。シドニーから西に320キロの小さな町、カウラには当時、大規模な捕虜収容所があった。
 終戦間近の8月。そこで日本人捕虜1140名の史上最大の脱走事件が
起きたのだった。
 しかし、この脱走は、「生きて虜囚の辱めを受けず。死して罪禍の汚名を残すこと勿れ」の「戦陣訓」の下、生きるためではなく、死ぬためのものだったのだ。
 彼らは何を思い脱走へと踏み切ったのか…、彼らの胸に去来するものとは…を大泉洋、小泉孝太郎らが語りかける。
 現代と、過去、そしてオーストラリアと日本と、時代と環境を超えた人々の思いが交差する。
 生き残った若い兵士けんちゃん(小泉孝太郎)の現在を山崎努が演じた。
 生きることを切望し、生とは何かを常問いかけ、命の大切さを誰よりも重んじる、人間味あふれる軍曹を大泉洋。その配下の晋平を小泉孝太郎が演じており、2人はシリアスに、賢明な演技なのだ。
 それは、それでいいのだが、なぜかリアリティを感じない。やり切れないような切ない、ストーリで全編を通して涙の場面はあったのだが、目頭が熱くなることないまま、ラストの現在の山崎力のシーンで、彼が画面に現れてものの10分で、涙があふれてきたのだった。
 これはもう山崎力の上手さにほかならない。
 彼の圧倒的な存在感を示したドラマ。
 物語は実話。しかもかなり重いテーマで、観ておく価値はある。
 ただ、大泉さん、脚悪い役立ったけど、立ったり座ったりで時々、すでした。歩くシーンも。「あれっ、治った」と思って観てると、また引きずったり。これはいけなかったねぇ。
 ほかに、淡島千景、加藤あい、袴田吉彦、六角精児、近藤公園、不和万作、永堀剛敏、光石研、東根作寿英、弓削智久、阿部サダヲ、田島亮、関戸将志、戸田菜穂、市毛良枝、根岸季衣らが脇を固める。


「花より男子」やっと観た! 1995年版

2008年07月10日 | 映画・ドラマ
  牧野つくし(内田有紀)、道明寺司(谷原章介)、 花沢類(藤木直人)、 西門総二郎(佐伯賢作)、 美作あきら(橋爪浩一 )のメンバーで最初のドラマ化「花より男子」。
 はっきり言って、「これなに?」。元々コメディタッチのドラマだけど、「三文ドラマ」としか言いようが無い。当時の新鋭イケ面をそろえて、人気絶頂の「お元気ギャル」内田を配置したんだろうけど…今をときめく谷原さんも、藤木さんも、いけてない。っうか、完全にキャスティングミス。
 藤堂靜(江黒真理衣)なんて、「どうしちゃったの」だよ。英語の発音は凄くいいけど、日本語は棒読み。それって、山本がまねするケインだよね。まったく。藤原紀香も出てます。
 F4もつくしも個性なく、ただただ、元気なんだよね。でも、このくらい元気で強気な方が、原作には近いかも? で、道明寺がアホすぎる。花沢も元気。ほかの2人はてんで脇役扱いだし。
 それに、画面全体が昭和三十年代みたいな、裕ちゃんとか小百合ちゃんがどっかから現れそうな画面がねーっ。
 良く言えば、井上真央、松本潤、小栗旬、松田翔太、阿部力が最強のキャストだからか?
 因に、アニメでは花沢類の声を木村拓哉が、第二回目のドラマ版では花沢類を山本耕史が演じてます。

「貧乏男子」。小栗の演技が全編をセーブ

2008年07月04日 | 映画・ドラマ
 「お金より情」を貫き通す、今どき類まれな男の物語。いねーよ、こんなやつ! とにかくお人好しで、他人にために一千万もの借金するなんて、少しおかしいんじゃない? と、その人柄から難を乗り越えちゃうってなまあ、おとぎ話なんだけど、とにかく、 小栗旬が上手い。「花より男子」の花沢類と同一人物とは思えないくらい上手い。
 小栗旬には今後、もっと難しい役やってほしいと思えるほど、見るドラマ、映画全てが違うキャラ。競演の 八嶋智人 山田優もいい味出してるが、「あー、この競演で芽生えちゃったのね」と思えるのが痛いね。
 ユースケは相変わらずの一本演技で「ぷっスマ」そのまんまだけど、コメディなら許せる範囲かな。
 「ごくせん3」で生徒役に抜擢され、ブレイクが予感される三浦春馬や「羞恥心」のメンバーとしても大人気の上地雄輔も出演しているよー。
 小栗旬と織田裕二競演の「お金がない」的ドラマを観たいのは私だけだろうか?