観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「かずら」。

2011年10月30日 | 映画・ドラマ
 薄げに悩む真面目な会社員(三村マサカズ)が、転勤を気にかつらを被る、ギャグコメディ。
 不思議なかつら屋(大竹一樹)が、最後のかつらだと分かるという落ちがあるが、最初から、どこかrどう見ても不自然なづら。
 やはりづらの方は、皆さん苦労があるものですね。リアルっぽくて、かつ嘘っぽくて、軽ーい感じで見られて笑えます。
 余談ですが、お笑いの方でも男性はきちんと縁起出来るのに、女性陣はどうしても肩に力が入って嘘っぽいのは何故だろう。
 



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「半次郎」。

2011年10月25日 | 映画・ドラマ
 幕末維新で活躍した薩摩の中村半次郎(後の桐野利秋)の生涯。主演の榎木孝明が、自ら13年をかけて企画し、監督など主要スタッフの人選や制作費にも参加しただけあり、かなりの出来です。
 西南戦争がメインで、貧困の若かりし頃、剣豪として名を馳せるまでを一気に魅せてくれます。
 どうにも勝手に攻めて来て、勝手に負けて、史上最大の逆切れ長州藩や、佐幕最先鋒にいながら、テンションの高い土佐っぽに言い包められて、裏で手を結び、長州征伐行ってよ、いや今回は行きもうはん。といった裏工作得意の世紀の裏切り者土佐藩が、どうにも好きになれずに、訳もなく攻められても最後まで武士道を貫いた奥羽越列藩派にございます。
 ですが、こちらも、義の上杉をもってしても最後には、なんで会津の為にこんなことになっちゃったのと、裏切ってくれています。上杉謙信公まで遡り、最後にして初めての上杉の寝返りです。
 会津会津と言うが会津は単に命令に忠実だっただけなんですがね。もし、長州、薩摩にもう少し公平な人がいれば、死ななくて済んだ人が何万もいたんだよ。
 というか、長州はどう見ても猿軍団だから、無理か。
 という訳で、敵側の映画でしたが、良く出来ていました。
 中村半次郎は、近藤勇を持ってしても、薩摩の中村には関わるなと言わしめた剣豪。んーっ、これは御陵衛士の服部武雄との一騎打ちが見たかったねえ。
 服部武雄は、新撰組ナンバーワンだと思っています。
 どちらかが幕末最強でしょう。
 余談ですが、戊辰戦争で白虎隊がどうにも悲劇としてクローズアップされているが、隣りの二本松藩なんてもっと悲惨でした。佐幕も尊王攘夷もなあんにも考えてなく、ぼーっとしていたら、突然会津から、同盟に入れと言われ、はあい。と何気なく入ったら、会津の街道を固めると成人男子は駆り出され、自分の藩が攻められた時には子どもしかいなかったものだから、今日の明日の出陣で十代前半の子まで死んじゃって。ある意味、白虎隊は自ら選んだ死だけど、二本松は訳も分からぬうちに殺されてますからね。
 しかしまあ、子どもまで平気で銃口を向けることが出来る長州ってやっぱり猿でしょっ。会津は長州と土佐にやられてます。
 薩摩は主に日本海側。で、こちらの長岡藩が最大の激戦だったのですが、これはまた別の機会に。
 また長州の話で熱くなってしまった。



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「豆腐小僧」。

2011年10月22日 | 映画・ドラマ
  人間を怖がらせられない豆富小僧。必殺技は、お盆に豆腐を乗せて立っているだけ。お盆に載せた豆腐を放すと消えてしまう。父の見越し入道に叱られ、お目付役の達磨と母を捜す旅に出る。
 常に豆腐を両手で掲げているのだが、どうやって飯食ってるんだ? はさて置き。
 だが、狸に騙されてお堂に閉じ込められる事二百年。
気が付けば平成だった。
 そこは狸に支配された人の世の中。妖怪仲間の姿は見当たらず、人間の少女・アイと出会い友だちになる。
 そして、アイの母親の命を救う為に、死神に豆腐を渡すのだが、冷や奴と人の命が引き換えになる死神って…。 
 と、全てが可愛いのだ。
 何と、圧巻なのは、声の出演の見越し入道(松平健)、達磨(武田鉄矢)、死神(大泉洋)。これは巧い。やはり役者はこうでなくちゃといったところだ。特に、まあ当然でもあるのだが、松平健としてではなく、見越し入道として観る事ができた。
 豆腐小僧は深田恭子なのだが、何故? 子役使えば良かったのに。意味不明なキャスティングでいつもの深田節。
 袖引き小僧(小池徹平)など、昔から伝わる妖怪たちが、勢揃いしているのも楽しい。
 



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「南極大陸」。

2011年10月21日 | 映画・ドラマ
 話題の「南極大陸」。実はちらりとしか観ていないが、これは当たるだろうね。キムタクでなくても。
 ストーリが面白いし、遭難シーンなど観てみたいものね。脇がまたがっちり名優揃いだし。木村さん、パイロットや検察官、レーサーなんかと同じ人にしないでくださいな。
 あっ、あのアイスホッケー選手は、昭和の始めに南極行ってた? 何て事にならないように。
 とまあ、ドラマは別として、あんな打撃的な敗戦後わずか10年でこれだけのプリジェクとって凄い。この時代の日本人のエネルギーってなんだったのだろう。
 自分が産まれたのは敗戦から十数年だが、全く戦争などなかったかのような時代だった。あの時、日本人は、全てを使い果たしてしまったのだろうか? 




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「塚原卜伝」。

2011年10月21日 | 映画・ドラマ
 全く興味の沸かないここ数カ月の連ドラの中で、気勢を吐くのは、やはりNHKBSだった。堺雅人酒宴の「塚原卜伝」。恥ずかしながら、この人の事は剣豪くらいしか知らず、時代も生涯も全く新鮮な歴史物として観ているが、お話も、実話をなのか、広げているのか微妙で面白い。
 堺雅人って巧いよね。「南極大陸」では全く別人だし。


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「白夜行」。

2011年10月21日 | 映画・ドラマ
 このところ、新作映画も詰まらなそうだし、連ドラもどれもこれも、面白くなあさそうで全く観ていなかったが、「南極大陸」の宣伝で昼間再放送の「白夜行」。
 すげえ面白い。さすが東野圭吾だ。
 でもさ、東京って、あんな血まみれの人が死にかけて倒れているのに、皆遠巻きで知らんぷり。ならまだいいが、横目で見ながら去っちゃう。
 誰も声ひとつ上げないし、救急車も呼んでやらないなんて、怖い所だねえ。
 まあ、ラストの見せ場だから仕方ないにしても、これを外国の人が見たら、イコール東京は怖い町。日本人は血も涙もないってことにならないだるか。
 綾瀬はるかがいい味出してますねえ。綺麗なんだけどいまいち微妙なところがいいのかも。そして話題作にはほとんど顔を出す山田孝之。スマート知的イケメンンといえば、柏原崇。小出恵介、田中圭といったイケメンの中、刑事役の武田鉄矢も出演。
 で、キャスティングもいいのだが、ひとつの? が、若手女優陣が今三くらいの顔触れは何故だ? 綾瀬はるかよりも好かれる女が二人もぽっちゃりさんで、これまた微妙。もう少し女優さんどうにかならなかったのか?
 まあ、敵に回したくな相手でしたね。


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