観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「桜田門外ノ変 」。は知っていたが、こんな結末だったとは…。

2011年04月27日 | 映画・ドラマ
 「桜田門外ノ変 」は歴史の授業で習うので誰でも知っていることだが、井伊直弼が水戸の浪士によって暗殺されたまでだったのだが、このお話はそれからがメイン。
 暗殺に加わった者たちのその後だ。それが、恥ずかしながらこの作品を観るまでこんなに悲惨な結末だったとは…。
 尊王攘夷を唱えた水戸藩藩主・徳川斉昭は、開国派の幕府大老・井伊直弼より永蟄居を命じられていた。水戸藩士有志は、主君・斉昭のため、脱藩して井伊直弼を討つ盟約を結ぶ。
 安政7年3月3日、水戸脱藩士17名と、薩摩藩士1名は、桜田門前にて井伊直弼を襲撃、首を討ち取った。
 そして辛くも生き残った者たちは、薩摩藩が京にて挙兵し、朝廷を幕府軍から守る手はずになっていたため、関らは京都へ向かうのだが、薩摩の裏切り。これ、本当の話しか…。今調べたら本当だった。史実。
 そうすると、本当に薩摩って嫌な奴らだ。ここで水戸を裏切り、その後は薩長同盟で、会津を裏切って。とにかくこの戊辰戦争に関しては、薩摩の裏切りがどれだけ多くの犠牲を産んだのだろ。
 第一、坂本龍馬は、商人じゃん。外国と取引したかったんだよね。そのために幕府から実権を得ようと、薩長を握手させた。維新の志士なら、薩長に会津も食われるべきだっただろうに。
 それに、話はそれるが、長州って、八・一八事変でも、禁門の変でも、勝手に熱くなって「わー」って攻めて来て、それで勝手に負けただけなのに、「会津憎し」って、これ世紀の逆切れなだけ。
 と、そんな戊辰戦争の魁ともなったこの事件。劇中、「井伊直弼の首一つ取るのにどれだけ多くの命が失われたか」というような台詞がじーんときます。
 やはり、ずるい奴が特をするんようにできてるんだな、世の中ってさ。
 結論として、「やっぱり、薩長って嫌い」。
 出演は、大沢たかお、長谷川京子、柄本明、生瀬勝久、加藤清史郎、西村雅彦、伊武雅刀、北大路欣也、渡辺裕之、本田博太郎、池内博之、須賀健太、温水洋一、坂東巳之助、榎木孝明ら。
 大沢たかおの息子役の加藤清史郎が、鍬で畑を耕すシーンがあるのだが、鍬の使い方が巧い。凄く大きく上がってるぞ。
 また最近富みに北大路欣也の顔を観るのは気のせいだろうか。何か事情でもあるのか…。
 作品としては、かなりいいです。桜田門外の戦闘シーンは必見です。

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1 コメント

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まったく同意見です (大阪の麻衣29歳)
2012-10-04 08:12:56
結末悲しすぎますよね。私は平安末期から中世時代にしか興味がなく、幕末に夢中になって語る坂本竜馬かぶれの男子や新撰組についてあつく語る人たちを冷めた目でみていたのですが、30歳が近づいて、自分の中で幕末を全く知らないことは恥だなと思い、映画や本を熟読することにしました。ものすごく理解力が乏しい私の脳ですが、この映画を今一人でみています。何度みても映像や演技者はすばらしいなと思うのですが、内容が難しくて頭をかしげることが多かったのですが、薩摩の裏切りだけはわかります。合津もかわいそうだったけど、本当に薩摩のやつらはひどいですよね。私も大嫌いになりました。今電車の広告で本物 鹿児島県とかあると、なんか複雑な気持ちになります。でも薩摩っ子ラーメンは好きです。この映画すごくよくできてると思うので、もう一度見てみます。
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