観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「~ひめゆり隊と同じ戦火を生きた少女の記録~最後のナイチンゲール」。

2011年02月27日 | 映画・ドラマ
 うーん。美しすぎる助産婦件養護室の代理教員・長谷川京子と美少女・成海璃子の共演で、内容的にはよく観る沖縄戦線と同じ。2006年放送時は、「子どもも観ている時間帯なのに、椎名桔平と長谷川京子のララブシーンがリアル過ぎる」と批判もあったようだが、確かに酷い。
 どうして、終戦記念スペシャルドラマの中に、あんなセックスシーンを持ってきたのか意味不明だ。ストーリー上全く必然性を感じられない。このシーンを入れたのは監督? それとも視聴率稼ぎのプロヂューサ、スポンサー? いずれにしろ、そいつはド変態だ。
 第一、今死んじゃう人がセックスしないし、あんなに激しいセックスでできるなら体力温存して生きる道選ぶし、百歩譲ったとしても椎名桔平のあのうめき声は何? 
 なので、ドラマの内容はもうどうでもいい。
 こういった類いの作品を観るといつも思うのだが、沖縄の人って本当に日本返還を望んでいたのだろうか。古くは島津家に虐げられ、維新後もほかの殿様は爵位を与えられているにも関わらず、琉球王はただの士族。
 対戦時はむしろ日本軍によって殺されたようなもの。それにしても日本軍ってあんなに酷かったのだろうか。確かに狂気の中尋常ではいられなかっただろうが、先日サイパン島玉砕を生き抜いた人が語っていたが、トーチかに逃げ込んだ一般人にも軍は焚いた米を分けてくれたり、明日は全軍玉砕と決まった日、缶詰などの食料を全て一般人に分けてくれたと語っていた。
 それと、戦争物は、アメリカの制作ならドイツ人が悪者。ヨーロッパの制作ならその逆。中国に至っては、憎しみさえ込めた日本人を描いているにも関わらず、日本は自国で制作しながら悪者も日本人って、少し変わってる。どうにもならないくらいに日本軍が酷かったのかも知れないが。
 余談だが、中国の盧溝橋の前には城壁村があるのだが、その城壁の外には、文字を彫った黒い御影石のレリーフが並んでいる。一見、屋外の椅子のようにも見えるのだが、実はこれ、良く読むと、日本軍に虐殺もしくは殺された人のための碑なのだ。中国側の管理もぞんざいだと言えばそれまでではあるが、どこかの馬鹿なガキどもが(日本人学校の遠足らしい)その石の上に土足で上り、飛んだり跳ねたりしている写真を、ご丁寧に卒業アルバムにまで乗せてる先生。実はその卒業アルバム見て、腰を抜かしそうになったのだが、教師がこれじゃあ、まともな子どもは育たない。
 こんな馬鹿どものために、命を捨てたなどと思いたくもないだろうが、これが現実なのだ。だから、今、子ども様々で、児童手当まで与えたって。将来は…。
 

「遺恨あり 明治十三年 最後の仇討」。時代の流れが早過ぎた悲劇。

2011年02月27日 | 映画・ドラマ
 明治に改元される直前の慶応4年、「天誅」の名の下に、父と母を惨殺された秋月藩五万石の上士、臼井亘理の長男六郎(藤原竜也)は、仇討ちを決意。以後の人生、仇討ち相手の一瀬直久(小澤征悦)を探し続けるが、新政府は、仇討ち禁止令を発布する。
 維新により、武士の身分が無くなった中で、武士の誇りを守り続ける主人公とそれを支援する士族。また、新しい世の中を築くために古い慣習を一掃しようとする改革派。仇討ちといった事件を通して、急速に変わってしまった時代を浮き彫りにしている。
 六郎に惜しみない協力をする元使用人のなかに(松下奈緒)、剣の手ほどきをし、仇討ちを黙認する師・山岡鉄舟に北大路欣也。仇討ちをそそのかす攘夷派の秋月藩国家老・吉田悟助に石橋蓮司。六郎を裁く東京上等裁判所判事・中江正嗣に吉岡秀隆らが扮するほか、戸田菜穂、平泉成、松原智恵子らが出演。
 実話ということもあり、はらはらしながら見入っていたが、前記の北大路欣也、石橋蓮司、吉岡秀隆の名を上げたかと言うと、北大路欣也、石橋蓮司が元武士らしく、正座した姿勢が、背筋がピンと伸びていて、綺麗だったのに対し、背中を丸めて田舎の公務員みたいな吉岡秀隆。向かい合って座っているだけに残念だった。これわざとかな? 土佐の郷士出身という設定だからでしょうか。しかし、郷士も武士の端くれ剣術だってやれば、武家の作法は知っていた筈。単に、吉岡秀隆の演技不足と判断していいだろう。

「東京島」。PV編集能力の独り勝ち。

2011年02月27日 | 映画・ドラマ
 待ちに待った「東京島」。昨年から一番観たい映画だった。期待感が膨らみ過ぎたせいかも知れないが、
「期待はずれ」。
 どこがどう面白くて、何が言いたいのか全く理解出来ないまま終了。それでも前半はまだ良かった。綺麗なロケ地の海と自然に掬われた感もあるが、登場人物が多いので、性格や役割紹介部分があって、興味はあった。
 が、中国人の脱出シーン辺りからいけない。その後は、フィリピン娘登場、出産、暴動、脱出をコンパクトに詰め込み過ぎて、人間の心理は追い切れていない。
 そして大ラスの10年後。これはいらなかったのではないか? 清子( 木村多江)の脱出シーンでTHE ENDで。これがオーソドックスな映画の終わり方だと思う。
 10年後の、東京、しかもご丁寧に東京タワーの前での誕生日。その前の子どもの、「どこか行くの?」の台詞の意味も分からなければ、島に残った人たちの儀式も???
 こののりなら、思いっきりのコメディか、もしくは、最初からエロチック官能物にした方がまとありがあったように思える。
 余談だが、清子の夫・隆役の鶴見辰吾。ほんのワンカットだが、これ編集でそうとうカットされたのでしょう。でなければ鶴見辰吾の訳がない。
 ワタナベ 役の窪塚洋介もトリッキーな役演じさせたらそうとう巧く、今回もウミガメの甲羅背負ったりしていたが、全盛期の「IWGP池袋ウエストゲーロパーク」から進歩無し。
 福士誠治は灰汁の無い俳優さんだから無難に演じていたが、らしさが感じられず。
 PV観る限りでは、「すごく観たかった」のだけれど…。

「陽炎の辻 ~居眠り磐音 江戸双紙」。平成版「眠り狂四郎」はスマートな時代劇に!

2011年02月25日 | 映画・ドラマ
 第一シリーズを観て、「これは続編できて当然」の面白さ。観る前は、主演の坂崎磐音( 山本耕史)の黒い着流しに真っ赤な裏地から、「粋だけど、内容は、浪人の世直し物」だろうし、根底には「眠り狂四郎」の田村正和的イメージがあったので、そう期待もせず、これまで観なかったのだが、一度観出したら、立て続けに視聴。
 面白いったらありゃしない。下地にある深川長屋の人との人情触れ合いもいい。なにせ、山本耕史が」いいね。スペシャルまで一気に観ちゃいました。
 坂崎磐音みたいな人がいたら女なら誰だって惚れちゃうよ。
 元許嫁の小林奈緒( 笛木優子)がこれまた綺麗でいい。何度か書いてはいるが、女優さんの中で今一番好きなのは木村多江さん。その木村さんに似て上品だ。現在放送中の「サクラ心中」は笛木優子さんのせいではなく、ストーリー自体がえぐいから仕方ないが、時代劇向きの顔でもある。
 ドラマらしく、それなりに紆余曲折を経て幸せになるのだが、このドラマの山場でもある、坂崎磐音が御家騒動に巻き込まれ出奔。その時、親友を斬ったことから、その妹であり、許嫁であった小林奈緒を別れるのだが、その後、小林奈緒の御家は取り潰しとなり、挙げ句、吉原の身売りし、花魁となってしまう。
 当初は、身請けしようと奔走したが、千二百両もの大金から磐音は諦め、それぞれの道を歩むちうことになっていた。
 江戸の今津屋吉右衛門(渡辺いっけい)の前妻・お艶 (檀れい)が劇中、「坂崎様は身を固める気はないのではないか。そう決心しているのでは(こんな意味の台詞。詳しくは忘れた)」。を聞いて、「それはそうでしょう」と思っていたら、第三シリーズでなんと、江戸で知り合った長屋の娘・おこん (中越典子)と結婚するって。これには正直、。「坂崎にはがっかりだ」。
 第一、自分が脱藩しないで、したとしても奈緒も連れていれば、女郎にならなくてすんだものを…。男として身を固めないで奈緒に操を通す男気魅せて欲しかった。いくら奈緒が身請けされたとしても、女郎よりは幸せでも、だからと言って忘れてはいけないでしょう。
 そればかりでなく、いくら浪々の身とは言え、実家は、藩の筆頭家老。町人の娘は貰わないと思うけど。
 これって、絶対男性目線でのストーリーだろうと調べてみたら原作も脚本も制作統括も全て男性。
 仮に女性作家だったら結婚さえてないだろう。そもそもおこんは坂崎をずっと好きで、坂崎は何とも思っちゃいなかったのが、第二シリーズから怪しげになってきてはいたが、こういう安直な恋愛、女性は嫌う。やはり片思いでいなくちゃ、江戸っ子の粋が通らない。
 この件は実に気に入らないが、大まかには大変面白い作品だった。
 宝塚の人って、みんな魅力的でかっこいいけど、どうして誰を演じても同じ人になっちゃううんだろう。檀れいも隣の綺麗な人に意地悪される人妻の時と同じ人だった。
 近藤正臣、小松政夫、宇梶剛士、佐藤B作らがレギュラー出演。

「風の果て」。質のいい時代劇

2011年02月24日 | 映画・ドラマ
 時代劇が観たい。しかし、このところ、全くない。やはり時代劇は年末年始か?
 何でも、時代劇ってスポンサーがつき難いのだそうだ。なぜなら、視聴者は購買力のない年寄りだからだそう。そもそも、映画、ドラマでも、「お侍さんか兵隊さんが出ていないと好きじゃない」くらいの時打撃ファンとしては嘆かわしい限り。
 で、この旅の「風の果て」。予想を遥かに上回る内容だった。このNHKのシリーズ。「まっつぐ~鎌倉河岸捕物控~」、「咲くやこの花」、「オトコマエ!」。どれも青春時代劇で楽しかったが、「風の果て」は大人の時代劇。回想の若かりし頃の友人関係が大人になるとそれぞれに抱える問題が浮き彫りにされ、人間関係も変わって行く。現代にも繋がる人間関係を浮き彫りにている。
 話は、首席家老の桑山又左衛門(佐藤浩市)が若かりし頃を思い出すところから始まる。下級武士の上村隼太。後の桑山又左衛門(福士誠治)の青春ストーリー。
 やがて隼太は桑山家の一人娘満江(安藤サクラ/石田えり)の婿になり、領民のための開墾を成し遂げる事に審決を注ぎ過労色までに出世をする。
 前半の若かりし頃は、同じ同情に通う五人の若者の、若者らしいエピソードを伝え、この部分は楽しく観る事ができる。やがて、それぞれの道を歩み出してからの話は、決して下級武士のサクセスストーリーだけではなく、人間の内面にも迫っている。
 時代劇が観たい病に良薬となった。大満足。
 仲間には、斎藤工/仲村トオル、高岡蒼甫 /遠藤憲一、蟹江敬三、涼風真世らが出演。


「お笑い番組」。これでいいのか?

2011年02月20日 | 映画・ドラマ
 お笑い番組が反乱する中で、このところ気になるのが、「ギャラ」のこと。フリートークですぐに、「いくらもらっているか」を話題にする風潮があり、出演者一同大騒ぎになるが、「それってメディア通して言う事か?」。なんだか、楽屋落ちだし、それで笑い取ろうとしてるのかも知れないが、ネタのない芸人の苦肉の策っぽくて、何とも…。お茶の間で聞くのは堪え難いものがある。
 これ、「浮気」ネタでも同じ事。
 で、お笑いブームと言うけれど、みなさん、ひな壇でコメント出すとか、クイズの回答者、旅番組や秘境のリポーター。
 昔のお笑いブームの時は皆さんちゃんと漫才で勝負してけど。その時も思ったが、生き残るのはちゃんと漫才できる人だよね。ギャグ系は今も昔も「ブーム」が去ればお仕舞い。

日本アカデミー賞2011

2011年02月18日 | 映画・ドラマ
 十年振りか? もっとか? とにかく久し振りに観たと言うより聞いていたので、しかもほかのことをしながらだったので、樹木希林と妻夫木聡、作品賞は「告白」しか記憶にない。
 時折集中すると、画面を通して観ているこちらが恥ずかしくなるようなとてもメディアを通していいの的なコメント連発。無理なんだよ。俳優さんたちで2時間持たせるのは。
 しかも、アメリカとの違いはウイット、ジョークの基盤がないから、観てる方が痛い。
 司会に関根勉を配してはいたが、関根さんは常識人だから、俳優さんたちの空気に合わせてるし。だからといってあの空気を打破できる司会者いるかと言えば、厳しいよね。アナウンサー、お笑いでも厳しいのに、松たか子は痛い。
 俳優さんって映像ではどんな役もこなすけど、トークはつまらないもの。

「デス・ゲーム・パーク」。イケメンだらけの死刑囚ってな設定

2011年02月15日 | 映画・ドラマ
 簡単に言うと、「カイジ」と「バトルロワイヤル」の会わせ技。まま、この説明が分かりやすいし、全部だと思う。恐怖と戦う若手俳優の迫真の演技を楽しめばいいんじゃない。
 死刑囚だけが集められた不気味な空間で、繰り広げられる「デス・ゲーム」。生き残れるのは誰か? なぜこのようなゲームが行われるのか?
 最後は、「実は…」的な大逆転がある筈…あるのだけれど、その終わり方もよく分からない部分あり。多分続編を考慮してのことなのだろう。
 「カイジ」と比べると頭脳戦に難あり。「バトルロワイヤル」と比べるとスケールが小さい。ただ科学技術を駆使した設定で新しさを出しているが、殺し合い的恐怖物なら、単刀直入に「殺し合いましょう」だけの「バトルロワイヤル」でもいいじゃないかな。難しい事考えずに。
 しかし、展開が早いので飽きることなく鑑賞出来る。
 別の見方すれば、イケメン若手がだらけなので、それを楽しむのもいいかもね。
 出演は、石黒英雄、加藤慶祐、真野恵里菜、井上正大、松阪桃季。

「MONDAY」。不思議なナンセンス・コメディ

2011年02月14日 | 映画・ドラマ
 月曜日の朝、ホテルの一室で目覚めたごく普通のサラリーマン・高木(堤真一)は、酷い二日酔いの中、週末の記憶を辿る。
 すると、次第に自分がしでかしたとんでもない記憶が蘇り、テレビでは一斉に凶悪殺人犯として報道される己。その時すでに包囲されていた。
 月曜日一日の出来事の中に回想シーンを盛り込んだ作り。
 普通の人間が酔っちゃっただけで思いかけない大量殺人までしでかしちゃう。ナンセンス・コメディ。
 堤のギャグ演技。こういった役やらせたら巧い。
 そして、大真面目に飛んじゃってる松雪泰子。松雪さん台詞無しに、いかれてながらも美しい。
 ほかに大河内奈々子、西田尚美、安藤政信、小島聖、寺島進らが出演、この顔触れならシリアス・サスペンスもいけりところが俳優陣の深さだ。
 そんな演技派たちが敢えて、ギャグに挑んだ作品。

「神様ヘルプ!」。笑えるホラー

2011年02月14日 | 映画・ドラマ
 これはいい。おちゃらけとホラーの合体で、然程怖さを感じなまま、ホラー感も味わえる。
 お話は、25年前に大量殺人事件があった廃校にお化け屋敷を作ろうと、関係者が集まる。ホラープランナーのアツオ(加藤和樹)はそこで、自分にそっくりな写真を見つけ、気づいたときには25年前の正にその日に迷い込んでしまう。
 特に、悪魔に身を売った西条(松田悟志)と刑事(佐藤二朗)のおぽんちキャラ振りが光る。佐藤は、お笑い芸人なら、「すべりまくり」的役所だが、彼の存在が怖さを軽減させてくれる。また松田の怖いんだけど、悪い奴なんだけど、その表情が、「いっちゃってて」これまたいい。
 主演の加藤和樹もそそとした中に、狂人を演じ評価高。
 全体として、これは面白かった。
 最後はさわやかに終わっているが、冒頭シーンの落ちも込められ、ストーリー作りの考案が伺える。

「風をあつめて」。父として、人として

2011年02月13日 | 映画・ドラマ
 熊本に暮らす浦上誠(安田顕)と攝(中越典子)に生まれた待望の第一子に、福山型筋ジストロフィーであるとの診断が下される。原因は、父母それぞれの遺伝子の特性によるためで、二人目の子どもができたとしても同じ病になる可能性は高1/4。しかし、健康な子どもをもつことへの希望を捨てきれない誠…。
 実話のドラマ化。約1時間の短髪と言う事もあってか、病魔との戦いや母親の苦労ではなく、放映時間の9割は職場、家庭への父の苦悩を描いている。

「沈まぬ太陽」。会社内の政治に立ち向かう一人の勇士

2011年02月13日 | 映画・ドラマ
 ジャンボ機の御巣鷹山・墜落事件を題材に、遺族と航空会社側の心理が中心かと思っていたところ、御巣鷹山・墜落事件は一部の要因で、会社組織という巨大組織にたった一人で対向かった一人の男の半生のドラマだった。
 組織に浸透する政治力と戦い。懲罰人事でパキスタン、イラン、ケニアなどの海外勤務を命じられながらも信念えお貫く主人公の生き様に、「みんなこんなに強くないから転職しちゃうんだよな」。と誰もが実体験に重ねたのではないだろうか。
 長い長い放送時間だったが、飽きる事無く、アッと言う間に鑑賞終了。
 ラストも、またも左遷さえられ、アフリカに飛ばされた主人公が、サバンナの夕日に佇むのだが、「沈まぬ太陽」のタイトルからは、それでも転機はある。のメッセージだろうか。
 キャストは、渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、香川照之、木村多江、清水美沙、鶴田真由、柏原崇、戸田恵梨香、大杉漣、西村雅彦、柴俊夫、風間トオル、山田辰夫、菅田俊、神山繁、草笛光子、小野武彦、矢島健一、品川徹、田中健、松下奈緒、宇津井健、小林稔侍、加藤剛、木村多江ら書き切れないほどの豪華な顔ぶれ。
 ここ数年、ドラマでも映画でも、40代半ばからの役者さんの相手役は決まって鈴木京香だけど、ほかに女優さん居ない訳? 特に佐藤浩市の時は京香さん多いよね。
 海外赴任をしたくて仕方ないご主人とか海外赴任が餌で一緒になった奥様が多いけど、こういう人もいるのだと知りました。

「伊藤の話」。何を伝えたいのか…。

2011年02月13日 | 映画・ドラマ
 大学教授として八戸大学に赴任した伊藤(温水洋一)は、怪しい屋敷に招待され、そこで伊藤は奇妙な体験をする。
 全編、全く意味不明。何を伝えたいのか、内容も何も理解できず。何せ、冒頭の高校の卒業式のシーンがなぜ必要だったかも分からないまま、一つとして理解できない。その中でももっとも不可思議なのが、なぜに「伊藤の話」なのかだ。
 温水洋一さんはいい役者だが、彼を主演にしたり、お姫様に慕われる設定にしたりも???
 ミステリー・ホラー仕立てに意味が合ったのか?

「アウトレイジ」。全編「荒井注さん節炸裂」。

2011年02月13日 | 映画・ドラマ
 要は暴力団同士の抗争。もの凄い顔ぶれの俳優陣を揃えて興味を煽るが、内容は、殺し殺されが繰り広げられるだけ。
 いわゆる、反暴力団のメッセージがあると考えれば、暴力団って血も涙も、義理も人情も何も無い世界ですよ。結局は、悲壮な死が、待っているだけですよ。と解釈すればいい。
 だが、台詞が、誰もが「なんだバカヤロー」とか、「このヤロー」とか、荒井注さんに憧れてるのかと思えるくらい(笑)にお決まりの枕詞として遣われている。
 いい年こいた暴力団の大幹部ともあろう人の言葉とは思えない下品さと殺人の手口とか、嫌な後味が残った。
 出演は、ビートたけし、椎名桔平、三浦友和、國村隼、杉本哲太、塚本高史、中野英雄ほか。

「パーマネント野ばら」。西原原作のドラマ化は痛い!

2011年02月13日 | 映画・ドラマ
 西原理恵子の作品は大好きだ。ここまできっぱりと言い放ち生きられたら幸せだと思えるくらいにスカッとした作品がいい。
 しかし、映画やドラマでいくつか製作された作品。みんな痛いことになっちゃってる。
 難しいんだよね。画面で女優さんが演じるのが。
 観月ありさ、山田優、今回の菅野美穂。この辺りの女優さんが演じきれるキャラではない。
 舞台は西原の故郷・高知県の港町。小さな町に一軒だけあるパーマ屋「野ばら」の経営者のおばはんが野ばらさん(夏木マリ)と呼ばれているから、「パーマネント野ばら」。
 その出戻り娘(菅野美穂)やその同級生、常連らの悲喜こもごもの人生模様を描いている。
 出演は、ほかに池脇千鶴、小池栄子、宇崎竜童、江口洋介ら。