観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「戦国自衛隊」歴史は自衛隊が作ってる

2006年07月31日 | 映画・ドラマ
 ここまでやるか!?「戦国自衛隊」三部作
 私の中で、長年日本映画史上最高峰の座に君臨していた「戦国自衛隊」。1979年に制作されたオリジナル版だよ。千葉真一が織田信長だった。という落ちまで付いた時代スペクタル。薬師丸ひろ子とか、真田広之のもったいない使いっぷりもサプライズ的で、まさに「角川映画黄金期」を代表する作品だと思って止まない。
 2005年には「戦国自衛隊1549」。2006年には「戦国自衛隊 関ヶ原の戦い」がリメイクされてこれまた「待ってましたとばかりに飛びついたのだが…。やはりオリジナルのイメージが強かったせいか、私の中の日本映画史上ランキングにはランクインされなかった。
 が、「戦国自衛隊 関ヶ原の戦い」は、恋愛色こそ強いものの、自衛隊全面協力の戦闘シーンは楽しめた。反町隆史、渡部篤郎、藤原竜也、池内博之、中村俊介らの自衛官もまあまあ。だけど、秋吉久美子の淀殿はちょっと…。おばさんになったねー。なんでこんなキャスティングしたのだろう。石田三成の竹中直人といった泥臭さと、お腹の中真っ黒の徳川家康の津川雅彦の戦い。実際にはこんなおやじたちが天下を狙っていたのだろう。
 全体的に男臭さを振りまく出演陣の中で藤原竜也が一服の清涼剤となっていた。「バトルロワイヤル」の時は、かなり芝居(芝居には違いないが)がかった重い演技だったが、時代劇だとそれも生きるようだ。
 最後に、伊庭(反町隆史)が、未来の妻と娘に託したメッセージを神社の鈴の紐に織り込み、当然、400年後に妻子はそれを見つけるが、400年もの間、紐を取れ変えない筈も無い。隠し場所をもうちょっと考えた方が良かったかもね。
 「戦国自衛隊1549」は、これやりすぎ。勝手にタイムスリップはできるようになっていたり、先にタイムスリップした隊員が織田信長(鹿賀丈史)になっていたり、重油や兵器も作れるようになっていたり、挙げ句は核。
 ここまでいくと自衛隊の意味がないのでは?
 やり過ぎかなという感が拭えない。
 三作を総括して、千葉ちゃんは織田信長。渡部篤郎は石田三成、鹿賀丈史も織田信長。戦国の世を動かしたのは自衛隊だったのだ。

立身出世は日本人の大好きなテーマ「ハルとナツ」

2006年07月30日 | 映画・ドラマ
 子供がいじめられて、耐えてなを逞しく生き抜き、成功する。立身出世ドラマを書かせたら右に出る者なしの橋田壽賀子ドラマと言えば「おしん」。毎回、泣かせていただきました。
 2006年は、ブラジル移民をテーマに、またまた子供が耐えてなを逞しく生き抜くドラマ「ハルとナツ」の登場だ。「戦争の悲劇」と「家族の絆」が主軸になっている。
 昭和9年、北海道の開拓村での赤貧洗うがごとくの暮らしから抜け出すべく、ブラジルへの移民を決意した一家。だがハルの最愛の妹・ナツだけが眼の病気のため神戸港から船に乗れず、二人の姉妹は引き裂かれる。
 ハル一家のブラジルでの移民生活は、聞くと見るとでは大違いの苦境の連続。一方、日本に残されたナツも苦しい生活を強いられる。姉妹は、互いに綿々と手紙を書き続けるが、ともに相手の手紙を手にすることが出来なかったのだった。
 ナツの幼年期がこれまた「おしん」の再来。底意地悪い伯母役を根岸利江が好演しているが、「何もここまでしなくても」。「でも貧乏って人をもゆがめる」を実感させられる。
 一方のブラジルは、「何事も先駆者は大変だった」をお気楽現代人に教えてくれた。
 と、これでは普通の感想。
 ドラマは平成17年に、70年ぶりに日本の土を踏んだブラジル移民のハル(森光子)が妹ナツ(野際陽子)を探し当てる場面からスタートするのだが、森のおつきに孫の大和(福岡翼)が同行といった「おしん」仕立て。しかも翼は、森先生のご指名なのか?
 そしてドラマは回想シーンを織りまぜて進行するが、「楽園」と聞いて行ったブラジルが過酷な現状で、逃げ場もなほどというのは、現代版のどこかの国のようだ。
 家族の死や戦争を通して、苦境を乗り越え、現在は平安を得るといったこれもまた「おしん」仕立て。
 しかし、この「おしん」仕立てが大好きなのだ。日本人とは。そういった血が流れているのだから仕方ない。
 ハルの青年期は米倉良子、ナツは仲間由紀江が演じている。ただそれだけ。あまりインパクトは感じられなかった。
 全編を通して印象に残った俳優は、ナツの子供時代の志田未来が、小林綾子を彷佛とさせ、「橋田先生、この手のタイプが好みなのか」と思わせたことと、2人の父親役の村田雄浩がうまかったこと。北の方言をしゃべらせたら、一二を争う(よ思われる)村田がいい味を出し過ぎていて、主役までも食ってしまっていた。
 前半の情けない親父、中盤から後半の頑固親父。老年になって、自分を取り戻していく親父。しかし、こんな親父が近くにいたらちょっと嫌かも知れないが。
 入植地日本人会会長の柄本明が久しぶりに裏のない、「いい人」を演じているのも印象的だった。あと気になったのは、森光子の顎のたるみぶり。
 ちょこっと登場した姑が野村昭子が姑で嫁が泉ピン子の家庭。これは橋田先生のサプライズだろう。
 何はともあれ、ブラジルの風景は美しい。そして不自由のない生活が送れるようになりなお、沸き上がる郷愁の思い。日本という国を考えさせられる。
 

「 STAND UP!!」こいつら金ないからなー

2006年07月29日 | 映画・ドラマ
 もてない男4人組。人呼んでDB4=童貞ボーイズ。合い言葉は「純血」。とにかく童貞を捨てたいがために無駄な努力を積み重ねていく。一方、それを阻止すべく団結する商店街のおっちゃんたち。これだけの設定で、面白いことやってくれる。と思わせるが、どうしてどうして、本当にやってくれた。こちらも久々のヒット作。「花より男子」のF4からヒントを得ているだろうことはありありだが、はっきり言ってF4を超えた。
 なんてったって、DB4のメンバーが浅井正平(二宮和也)、岩崎健吾(山下智久)、宇田川隼人 (成宮寛貴)、江波功司 (小栗旬)。二宮和也の童貞君というのは分からなくもないが、ほかの3
人。「こいつらがもてない訳ないじゃん」。の既成概念を打ち崩す、もてないブリがいい。性格=性感覚に問題ありの設定。
 で、ヒロインの大和田千絵が鈴木杏だぜ。なんか、ほんわりしてるよ。すげー美人さんが、冴えないヒロイン演じてるんじゃなくて、「いるいるこういう子」って身近な女子高校生だもん。クラスに1人はいるタイプ。
 彼らが住む商店街のおっちゃん、おばちゃんもそれぞれいい味出してます。これなら「ぐれようない」といった和やか青春ドラマ。1970年代のドラマみたいに安心して笑っていられた。
 山下智久も詐欺師と同じ人なんだけど、ビジュアル的にいけてるから許す。それに浅井に金属バッドで殴られて、町内会会所で叱られている時の、太鼓を指で弾いて返事するシーンとか、冴えてるよ。
 F4とDB4の両方に属する(?)小栗の違いも見どころ。もてる男ともてない男の勉強になります。
個人的には、日の打ちようのない「整っている」成宮。「あんたいい男なんだからさ、少しは考えなよ」と誰か言ってやれくらいに弾けた演技がいけていた。
 何はともあれ、誰もが通ったこんな時期。昔を懐かしみながら、はたまた、現在進行中でも文句なしに面白い作品。本当に若いってばかを真剣にやれるよね。
 正平のお母さん、片平なぎも「あ・な・た・は~」とスタッカートをきかせて歌っていた美少女がも、もはや立派なおばさんぶりだった。
 独断と偏見だが私個人としてはF4よりもDB4とお友達になりたいです。でもこいつら金持ってないか…。


「花より男子」青春恋愛ドラマは世代をこえればコメディになる

2006年07月29日 | 映画・ドラマ
 久しぶりに観た、頭からっぽにして笑える、娯楽コメディー。我が世代にはコメディーでもオンタイムの青少年には、青春恋愛ドラマなのだろうが、ここで言いたいのは世代を超えてそれぞれの見方ができるドラマだってこと。
 声出して笑えたもの。
 貧乏ながらも、超金持ち名門高校・英徳学園に通う高校2年生の牧野つくし(井上真央)。両親の強い希望で、幼稚園から大学までエスカレーター式の英徳学園に、高校から入学したが、周囲の人たちとは育った環境があまりにも違いすぎて…。
 平穏無事に暮らすために、自分を殺して、地味に過ごしてきたが、抜群の容姿に加え、全員筋金入りの超金持ちのお坊ちゃま軍団、道明寺司(松本潤)を筆頭に、花沢類(小栗旬)、西門総二郎(松田翔太)、美作あきら(阿部力)ら、学園を牛耳る御曹司4人組に睨まれ、いじめの対象になっていく。
 自らを「花の4人組」=「FLOWER4」、略して「F4」。学校を挙げての総いじめの中、助けてくれる花沢類に心引かれるつくし。この花沢類がいい。
 恋心を忘れかけたおばさんにもグッとくる格好良さ。さすが小栗旬。やるじゃん。そもそも、いじめられっ子とか聾唖者とか難しい役をこなしていた演技力。さり気ない演技がかなりいけてる。これはつくしじゃなくても恋しちゃうよな。
 かく言う私もグッときました。久しぶりにアドレナリン放出。
 が、花沢。F4の幼なじみで、初恋の・藤堂静(佐田真由美)がいれば、静一色だし、いなくなればつくしによろめくし、また静が戻れば、静かに心が動くしといささか情けない面も持ち合わせ、おばちゃんがっかりだな。これが男の性なのか。佐田真由美も演技もいたたたた。
 一方、花沢類に引かれながらも、道明寺司の押しの強さにまいっちゃうつくし。この辺りの乙女心良く表現されている。
 松潤が、底意地悪い、頭悪そうなわがまま坊ちゃんをよく演じていたが、「それほどかっこ良くないじゃん」といった印象を持ったのは私だけだろうか? 松田翔太、阿部力もそれなりにF4だったけど、なぜかコメディの香りただよう阿部力。
 ちょっち仲間割れしてたF4が大立ち回りの末、仲直り。この辺りで止めておいても良かったストーリー。最後の「全国高校生グランプリ」のくだりは、もはや惰性?
 つくしの父(小林すすむ)、母(石野 真子)、弟(冨浦智嗣)の脳天気家族もドラマに大きなインパクトを与えている中で、特に石野真子がいい。「あなたもオオカミに~」の真子ちゃんがお母さん役やるようになったんなね。といった往年のアイドル時代を知らなくても、こんな可愛いお母さんだったらいいなといった印象を与える。なんたって、2段重ねの重箱を弁当に持たせる脳天気振りなんだから。
 何はともあれ、台湾でも一大ブームを巻き起こした「花より男子」。ドラマ化おせーよ。と思っていたら、すでにリメイク盤だった。


「時効警察」この部署の存在意味は?

2006年07月29日 | 映画・ドラマ
 総武署というどこにあるのか分からない県警の時効管理課に所属する冴えない警察官・霧山(オダギリジョー)が、迷宮入りした事件を趣味で追い詰めるミステリーコメディー。オダジョーって、なんで現代劇の時ってへんなヘアスタイルなのか? 今回なんでつんつるてんのズボン丈なのか? 霧山を慕う交通課の警察官・三日月(麻生久美子)だけなぜ制服の色があ妙に明るいのか? 不思議な疑問が続発ミステリー。
 迷宮入りの事件をこれだけ解決できる能力あったら、時効管理課じゃなくて、刑事課に行けば、時効前に事件解決できるじゃん、などと正論を言ってはいけない。
 料理の先生の家で、茄子食べちゃう霧山。「日曜日に眼鏡かけるなんて、イギリス人じゃないんだから」のへんなこだわりも持つ霧山。落ちていた婚姻届にためらいもなく自分の名前を書き込む霧山。正論では計り知れないスケールの大きさを持つ男なのだ。
 ほかの登場人物の設定がいけてて、自意識過剰で調子いい十文字刑事、すっとこどっこいの課長の熊本(なにせ部下の家にうんこだけするために来るからね)、なぜか本気の時はバンダナを巻く、又来婦警などなど、こんな人と一緒に働けたら楽しいだろうなと思わせる。

「x'masなんて大嫌い」特別な日なのかクリスマス

2006年07月29日 | 映画・ドラマ
 深夜に4連続で放送されたスペシャルドラマなんだって。てっきり、つまんないから、中盤打ち切りかと思った。
 今どきの頑張りたくない女のコ・冬海(深田恭子)と、弟扱いされながらも冬海のために尽くす男のコ・翔(赤西仁)が、海沿い街を舞台に繰り広げる4夜連続のファンタジック・ラブストーリーなんだって。ようするに最初はその気がなくて、いがみあうが、最後はハッピーエンドのお決まり恋愛ドラマの王道をいく物語。
 赤西は、さりげない演技で好演してたけど、エイズの女の子も親が死んで仲居としてこき使われても、大食いの彼氏を持つ保母さんも、乙女チックな田舎者もみんな同じ人じゃん、深きょん。
 赤西仁ファンならいいけど、ほかの人にはかなりきつい一作。
 

「人間失格」やられたら逃げろが鉄則

2006年07月29日 | 映画・ドラマ
 全編見終わっての感想。「いやーなもん観ちゃった」。救いがないよ、このドラマ。キンキが主演だから、最後は「みんな改心して、いい人になって、仲良く学園ドラマ」と思っていたのだけれど、いつまで経っても明るい兆しがない。
 そしてとうとう、「ここまでやるか」的いじめで大場誠(堂本剛)死亡。大阪の中学から修和学園に転校。正義感が強いのが災いし、新たなイジメの標的になってしまった。正義感強くていじめられるなんてやってらんないよな、このご時世。
 進学校かなんか知らないけど、生徒はどいつもこいつも鬱屈してるし、ちょっと手を差し伸べておいて、その手を振りほどいた影山留加(堂本光一)かなり残酷だと思うけど。本人、現実を受け止められずに、脳障害。
 増してや、先生が体罰を逸したいじめを行ったり、それを誘発させたり。「人間失格」はもちろんだけど、この「狂った学園」に」査察を入れろ。
 新見悦男(加勢大周)が一番の悪人だったけどさ、善良なふりして、多重人格者で盗癖まであって、おまけにゲイ。生徒にまで手を出そうとしてたよね。影山留加なら手をだしたくなる気持ちも分かるけどさ。それにしても万引きの現場を誠に見られたからって追い詰めていくような根性野持ち主を教育者にしたのだーれ。
 宮崎信一(斉藤洋介)先生の古典的いじめも凄まじいし。こんなやつ殺されて当然だ。
 で、本題。誠のたびたびのサインにも気付かず、死んでからやっと自体を把握する。こんな親って多いと思う。もし誠が死ななかったら父ちゃんの大場衛(赤井英和)は、「せっかくいい高校入ったんだから甘えるな」と卒業まで通わせてたんだろう。
 息子がいじめにより殺されてからの父ちゃんは男だった。宮崎をプールで殺害するシーンなど「そうだ、やってやれ、そんなやつ殺されて当然だ」と感情移入したものだ。
 だが、息子の同級生は追いつめてはいくが殺せない父ちゃん。そこは、同じ年の息子を持つ親ということだろうか? 父ちゃん甘い。最愛の息子を殺されてるんだぜ。殺っちゃえよ。キリスト様だって「目には目を」と言っている。
 最終話では、いじめの主犯の武藤和彦(黒田勇樹)は狂気に。新見は目に見えない力で駅のホームから突き落とされ死亡。
 他人を傷付けた酬いを、視聴者に知らしめしてはいたが、きつかった。このドラマ。気持ちがどんよりとして、しばらく呆然としてしまった。
 しかし、現実ではこのような日々を送ることを余儀なくされている人たちもいることだろう。教育者でも、心理学者でもない私のつたない意見だが、「いじめには立ち向かってはいけない。逃げろ」。誰もしらない所に逃げるしかないのだ。こんなことをするやからははなっから、人ではない。そんなやからには何を言おうが、何をしようが無駄。無駄に労力を使うよりも、関わりのない所で生きて行くのがベストなのだ。
 親とあるべき人たちは自分の子供からのサインを重く受け止めてほしい。子供の心は成長過程。大人より弱いものなのです。



「弁護士のくず」本編よりもキャバクラが面白い

2006年07月26日 | 映画・ドラマ
 豊川悦司と伊藤英明の今までになかった弁護士ドラマ。というお題目。主人公は、裁判で勝つためならどんな手も使う「弁護士のくず」九頭元人(豊川悦司)。夢と希望の正義感新人弁護士・武田に伊藤英明。
 なぜか、「俺たちの勲章」の松田優作と中村雅俊を思い浮かべる設定で、豊川は、「探偵物語」の工藤ちゃん(こちらも松田優作)を意識してる? と感じさせる役づくり。
 内容よりも、豊川悦司ってかっこいいのか? が終始気になって仕方なかった。
 なにせ、つい最近まで豊川悦司は豊川ジョーが大人になって改名してアイドルから役者になったと思い込んでいたくらい豊川悦司って俳優はノーマークだった。
 もし、本当にロマンスストーリーを演じたら右に出る者なしのとよえつだったとしたら、頑張ったと思う。頬紅まで入れて…。
 ストーリーはすっとぼけたことばかり言いながらも、シャープに事件を見つめ、意外に人情味ある九頭の活躍が主軸なのだが、お遊びとして毎回登場するキャバクラのシーンが何とも言えずいい。
 キャバクラ自体が毎回テーマを変えていて、病院だったり、航空業界だったり…。客さえも、パイロットやドクターやツッパリ高校生に変身しちゃう大掛かりな店。いったいどれくらいの料金が発生するか怖くて行けない、こんな店。
 で、伊藤英明。先輩弁護士の高島礼子に惚れちゃうんだよね。ネック帯のデートファッションといい、バースデーケーキに40本のろうそくを立ててしまう辺りといい、田舎者が精一杯頑張っているのが、ありありと伝わってくる。「海猿」のかっちょいいレスキューマンのイメージが強いが、彼は、「陰陽師」なんかでも、限りなく三枚目に近い、二枚目半キャラが上手かった。
 一生懸命はじめ君がちょっとかっこ良くなってしまいましたって感じ。
 加藤弁護士役の高島礼子。彼女が主役以外で出演しているドラマ初めて観ました。どうして引き受けたんだろう?

「将軍家光の乱心 激突」織田裕二の心は激突しなかったのか

2006年07月26日 | 映画・ドラマ
 千葉真一率いる「ジャパンアクションクラブ=JAC」全盛期の頃の時代劇。JACここまでやれるのに今や「日光江戸村」の「時代劇ショー」かなんかやってるんでしょ? 惜しい。
 ストーリー云々よりも緒形拳、松方弘樹、丹波哲郎、千葉真一の貫祿おっさん勢揃いの豪華キャストで全編に漂う緊張感。
 そして、JACのお見事アクションシーンが醍醐味を味合わせてくれる。
 CGを使っていない古き良き(?)時代劇なので、長門裕之が馬上で燃えながら突進するシーンでは長門形の防火服を着ているスタントマンが良く分かるなんてこともある。
 あっという間に見終えて、テロップの出演者の中に織田裕二の名前を発見。「出てた?」と、再度観直したが、織田裕二見つけられず。再々鑑賞。「もしかしたらこの人か?」という人物を見つけた。
 ならば再々々鑑賞。「声が織田裕二」といった人物発見。よくよく観ると織田裕二。織田ちゃん、アクションほとんどやってないよ。立ち回りは皆無。役柄が、ダイナマイトを投げる役だったからかも知れないけど、仲間内でも最初にころされちゃう。
 おっさんの渋い演技よりも内容よりも、「織田ちゃんがよくこんな役を引き受けたよな」と感心してしまった作品だった。

「卒業旅行 ニホンから来ました」架空の国をも魅了したYMCA

2006年07月25日 | 映画・ドラマ
 ニッポン映画の最高傑作「卒業旅行 ニホンから来ました」。文句無く面白い。
 チトワン王国というアジアのどこかの国という設定だが、どこからどう見てもタイ。卒業旅行で訪れた冴えない大学生が大スターになってしまうという物語だが、歌う曲はピンクレディーの「ペッパー警部」だったり、西城秀樹の「YMCA」だったりで、芸名が一発太郎。
 ヤンキーみたいなメイクで日本刀を振り回しながら織田裕二が歌う「ペッパー警部」は涙チョチョ切れもんだ。
 一発太郎をプロデュースする怪しい日本人が桃山の鹿賀丈史。これまたインチキ臭い日本人を好演。2人の出会いのシーンで鹿賀丈史がノグソをする織田裕二に腰に付けたトイレットペーパーを差し出しているが、これまたアジアを旅した人なら「うん」とうなずく臨場感。
 変な漢字Tシャツや、見た目だけで作られた、日本料理、お相撲さんのような和服姿の仲居などなど、ディープなアジアをかなり知っている感じで、アジア好きにはたまらない設定。
 父親役の小坂一也の「お父さんもデューしようと思う。一発次郎というのはどうだろうか」と言い、歌い出すシーンものほほんとしたいい味を出している。
 ラストコンサートのシーンで、停電の中、一発太郎が「YMCA」をアカペラで歌い出すが、なぜだかジーンときてしまった。
 あってもおかしくないけど、決してない話、だけど、こんなスター居てもいいジャン的ノリで、朝観たら、元気になれること間違いなしだ。
 しかし、織田裕二。あんたは偉い。
 恋人役の鶴田真由の黄色いワンピースが印象的だった。実は、鶴田真由と和久井映見の区別あまりつかないんだけど。
 因にわが国はニッポン。まあ、架空の国チトワン王国が舞台なのだから、ニホンでもいいのか。
 



「新撰組」NHKもやっちゃった

2006年07月25日 | 映画・ドラマ
 NHK大河ドラマ「新撰組」は「史実と違う」などのバッシングもあったようだが、ドラマとしてはかなり面白いぞ。8カ月で10回以上は「新撰組」を観賞。「また観てるんですか?」と言われる始末。しかし、10回以上観た甲斐あり。見つけましたよNHKさん。
 「新撰組」の中で最も好きなシーンは新見錦の切腹。略式切腹で懐紙にくるまれた刃が用意されていない場合は袖で刃をくるむといったお侍さんの作法をきちんと再現していた。新見が水戸藩の武士だったことから、当然知っているであろう作法。もしこれが土方だったら刃を素手で握っていたのだろう。
 と、このシーンでなのだが、観念した新見が懐を広げ腹を出す。ここでカメラアングルが変わるから、別撮りだろう。そして刃を袖でくるみ、再び懐が映った時は、懐が閉まっていた。新見さん再び懐を広げて切腹。
 あーあ、NHKさんやっちった。
 こちらの新撰組で芹沢鴨を演じている佐藤浩市は「壬生義士伝」の新撰組では斉藤一。性格悪ーい、斉藤。NHKでは無口で腕がたち、義理を欠かない一匹狼に描かれている斉藤が結構意地悪くて、それはそれで面白いのだが、どちらを観ても芹沢鴨に観えちまう。佐藤浩市の立ち回りがギゴチないのは斉藤一が左利きだからだろう。
 しかし、オダギリジョーの斉藤はいつまで経っても右利きだぞ。
 もう1人かぶっている堺雅人。堺はNHKでは山南敬介を、壬生では沖田総司を演じている。沖田は「少し苦しい」面もあったが、立ち回りの違いを出していたあたりはさすが。意地悪沖田の狂人的な立ち回りが結構いけていた。
 飽くまでも主役の近藤勇(香取慎吾)はいい人でなくては成らず、隊士を闇雲に切腹させるシーンでは必ず不在で与り知らぬことになっている。実際いい人だったらしいけど。この人が京都あたりで芸者に産ませた娘の1人は馬関芸者になって、朝鮮人の船乗りかなんかと結婚し、朝鮮に渡ったと何かで読んだが、その子孫たちは、自分のご先祖様が歴史に名を残す人だったことを知っているのだろうか。その筆者は、「近藤に瓜二つの顔の芸者にもてなされた伊藤(重文)たちはどう思っただろうか」と結んでいる。
 沖田総司に関しては、藤岡達也うんぬんよりも、新撰組のいい時にだけ参加して、病に倒れ、新撰組の惨めさを味わうことなく、あれだけ人を殺しておきながら、寿命で死んでいる。本人的には若い身空で無念だっただろうが、それで後世に名を残しているのだからいい人生だったよなと思う。
 土方歳三(山本耕史)はなんで五稜郭まで行っちゃったんだろう?
 大河ドラマの感想というより、どうしても歴史上の本人に感情が移入してしまうのは入れ込みすぎたせいだろうか。
 前半の坂本竜馬(江口洋介)の「アイラインが太い」と気になったのは私だけだろうか。
 

「おしん」日本人の心の糸に響いた

2006年07月25日 | 映画・ドラマ
 これまでに観たことはないが、嫌な会社に勤務している時などは「こんな会社、おしんじゃなくちゃ努まらない」とかいうギャグはよく使ったものだ。そんな「おしん」を、いざ鑑賞。
 確かに泣けた。第5話くらいから涙と鼻水が止まらない。ほっぺた真っ赤っ赤の小林綾子が真冬に川で洗濯しながら涙するシーンなど、一緒になって涙がほほを伝った。
 だが、待てよ。よくよく考えると、おしんは辛抱強いのか? 奉公先も飛び出すは、「学校に行きたい」の一点張りだわ。一番上の姉ちゃんなんか、おしんを学校に通わせたいために、女工になると言い出したり、年季奉公もきっちり務めているではないか? 偉かったのはおしんではなく、おしんの姉ちゃんだったのではないか?
 母親も「おしんは奉公にださね」となぜかおしんを可愛がったり、婆さんも「おしんを奉公に出さないためにご飯を食べない」と言いながら、奉公に行くおしんに50銭を持たせている。あのー、この金で米買えば良かったのではないか?
 おしんのために、若者が1人命まで失っている。いいのか、おしん?
 まだ前半が終了したところなので、批判はいけないと思うが、疑問が沸き上がる。もちろん、あんな小さな子が奉公に出され、朝から晩まで働かされて不憫は不憫。自分ならまずできないだろう。
 しかし、貧乏育ちの割におしんは、食う事に関して、セーブがきかないというか遠慮がないよね。山小屋の他人の家で3杯飯くらったり…。
  せっかくいい調子で務めていたのに、奉公先のお嬢様の本を盗んじゃったよ。本人は「借りただけだ」って言ってるけど、これってやはり盗みだよなー。
 先立っては、命を助けてもらったお兄さんがおしんを送り届けようとしたがために、命を落としてしまったし。
 そして、なぜか画面に出ているだけで涙をさそった小林綾子からいよいよ田中裕子嬢の登場となった。お嬢様役の東照美がいい人役なのが珍しく、どうも「渡る世間」のわがまま娘とオーバーラップしてしまう。
  そしておしんの一番上の姉ちゃんが亡くなってしまった。自分の死もきちんと受け止め、製糸工場の重労働に文句一つ言わず、しかも死の間際にも関わらずおしんのことを思いやっている。この人はかなりいい人だ。彼女の一生の方が涙を誘っただろう。しかし、救いがないくらい悲壮だが…。
 一方のおしんは、惚れた男のことで長年務めた加賀谷を辞めたり、決まっていた嫁入り先を断ったりと…本当に辛抱強い人なのか? あれだけ貧乏してたら普通嫁に行くぞ。
 また親父と兄貴の意地悪ツープラトン。金への執着や、人の命を軽んじるあたりは貧乏特有の貧相な考えの持ち主といったところだろう。
 それから、おしんって、お金やお菓子をもらう時、「おれはもらえねー」と一度は遠慮するが、必ずもらっている。それに結構口もうまい。多分私はおしんと仲良くはなれないだろう。もしかしたら、彼女は世渡り上手なのかもしれないと、続編が楽しみになってきた。
 それから、音羽信子扮する今のおしんが孫と昔を振り返る旅をしているが、どうにもこの2人、小学校教育の一環で学校で見せられた社会科の教育テレビのようでならない。あの孫を演じている俳優が教育委員会ご推薦みたいな顔と演技だからだろうか?
 舞台が佐賀に変わってから、救いのない展開になってきた。
 おしんの旦那が佐賀県出身と知った時から嫌ーな予感はしていたが、駄目だ。あまりの暗さに見ていられない状態。旦那や舅の不甲斐なさ。頑張ってはみるものの、いつも知り蹴れトンボ。結局姑には頭が上がらないときてるからいやはや。あんな姑、舅が一発ぶん殴ってしまえばいいものを。ましてや、食べ物で他人を惨めな思いにさせる人間は人として許されないことだと思っている。
 まさにおしんは食べる物も食べさせてもらえずに働かされている。それでも行き場所のない状態の人間は我慢をするしかないのを分かっていながら、意地悪ばかりする姑が信じられない。こんな人情のない人っているのかな? しかし、所は佐賀県。佐賀県と、高知県、愛知県なら十分にあり得る話だと思っている。
 やはりおしんは噂に違わぬえらい人だった。これまでの暴言を画面に向かってお詫びした次第。やっぱりボンボン育ち(旦那)はへなちょこなんだよなー。
 ところで、「おしん」。今度は、「子連れ狼」になっちゃいました。伊勢で子供を木製の乳母車に入れて魚を売り歩くのだが、乳母車に幟まで掲げ、その姿はまるで尾上一刀。
  もう1つ木製の乳母車といえば、「おしどり右京捕物車」。中村敦夫を乳母車に入れてジュディ・オングが押したり回したりしながら悪人をやっつけるという話。結構これ好きだった。
 おしんが急に標準語を話すようになってから、なぜかわざとらしくなってきた。確かに田中裕子さんはいい女優だ。演技も上手い(現在の女優さんって、どんな役をやっても同じ人になっちゃうよね)。
 おしんが、あの「岡倉」の次女になってしまった。急におしんがつやっぽくなってしまった。
 橋田先生が言わせているのだろう。山形弁の時はすんなりと感情移入できたのにノ。橋田先生の文才は秀でていると思うし、何より人物の人間性が良く描けていると思うのだが、言葉遣いが古くないか? これは「渡る世間は鬼ばかり」で感じたこと。
 「渡る世間」では、「お夕飯」と「こしらえる」という言葉を多様しているが、今時こんな言葉使わねーよ。ましてや中学生がこんな言葉使うものか。
 しかし、「おしん」ーー日本人の心を捉えたドラマだった。堪能した。
 しかし、橋田壽賀子さんの恋愛のボキャブラリーには笑ってしまった。橋田さん、真面目な人なんだろうな。おしんの末娘がくどかれるシーンで、「映画見て踊るばかりじゃなく、今やっておかないと後悔するよ」(だったかな)という台詞。昭和30年、40年代でも今でもあり得ない。
 こんな台詞で「じゃあ、そうしましょう」という女はまずいないだろう。
 また、おしんがいつまでもいつまでも、初恋のコウタに頼って(ほとんどの場合が金の援助)いる辺りも、「おしんって自分に惚れてた男をいつまでも迷わす嫌なキャラ」と私は思ったけどな…。
 おしんが年を取って音羽信子さんが演じてからがまた臭い。おしんもいやーなおばはんになっては戻り、なっては戻り…。台詞回しから何から、田野倉が急に「渡る世間は鬼ばかり」の後楽になってしまった。
 もっとおかしかったのが、おしんが音羽さんになって急に年を取ったのに、ほかの役者は役柄続行で、渡瀬恒彦が音羽信子には惚れないよなー。みたいなね。
 しかし、今年一番はまった「おしん」に感謝。面白かったです。はい。

「金田一少年の事件簿」教育委員会も黙殺

2006年07月25日 | 映画・ドラマ
亀梨主演と書いてあった「金田一少年の事件簿」。なぜかカバーの写真は赤西仁。そして肝心のDVDは堂本剛。堂本版はすでに視聴済み。あーあ。
 しかし、金田一少年が孫ということは金田一耕助は結婚したんだね。金田一少年はまだ高校生だから存命でもおかしくない。サプライズはあるのか?
 それにしてもよくよく、生徒や教師が死ぬ学校だよなー。全校生徒の何%が死んでいくか統計を取った方がいいよ。こんなに問題を抱えた学校なのに、なぜPTAが問題にしない。なぜ、警察、教育委員会が介入しない。
 なぜ、高校生なのに同級生が死んでもビックリするだけで、衝撃を覚えない。冷静なんだ。1週間に何人かは必ず死ぬ学校っていったい…。
 こんなの「バトルロワイヤル」に選ばれた学校よか怖いよね。期間3年間なんだから。
 生徒と教師、生徒と生徒、教師と教師の恋愛もまあ、盛んなことこの上なし。
 それから警部補か? 高校生の推理を信じてばかりで裏付け操作しないから出世できないのではないか。
 結構、このシチュエーション無理があるけど、まあまあ面白いからいいか。
 「トリック」には負けたけど。

「里見八犬伝」出演者の序列争いが熱い

2006年07月25日 | 映画・ドラマ
 「里見八犬伝」と言えば、NHKの人形劇を思い出す。えらいこと長い間放映されていたように記憶するが、当時我がクラス(何年生だったかは秘密なのだ)の人気は犬塚信乃戌孝と犬坂毛野胤智に分されていたかな? 今となってはどんな風貌の人形だったかも思い出せないが、なぜか玉梓の怨霊と呼ばれた口裂け女の原型のような人形だけは瞼の裏に貼り付いている。
 そして今回の「里見八犬伝」は、色鮮やかな衣装が瞼にこびりついた。それと、豪華出演陣。泉ピン子や武田鉄矢、小日向文世なんていい人役代表みたいな役者が悪役やってる。
 スタッフの苦心のほどは、キャストのテロップで、「五十音順」とか「八犬士加入順」とかの注意書きに現れていた。
 CG技術も素晴らしく、「テレビ界(映画)もここまできたか」といった感じ。惜しむらくは、立ち回りだ。どいつもこいつも観ちゃいられない。腰が入ってないんだよな。腕先だけで斬ろうとしている。
 義経だっただけあって滝沢はよくやっていたけど、犬川荘助義任の佐藤隆太、犬坂毛野胤智の山田優、網乾左母二郎の田辺誠一は「アチャー」ものだった。残念。山田優に至っては、カメラをロングに引いてシルエットになっても、どこにいるか分かる程。
 そして、準主役かと思っていた犬飼現八信道の押尾学の見せ場が少なかった。滝沢との屋根の上での一騎打ち以外、これといって目立った部分は無く、本人も不本意だっただろうなと思われた。
 押尾学という役者、表情が決まる!(海外生活から得たのだろうか)ところが好きなのだが、時代劇では、それも今イチ。
 玉梓の菅野美穂(若手女優の中では群を抜く)の上手さと、滝沢はやっぱりカッコいいが印象的だったが、京本政樹の下からのアングルで顔の側面のシャドーの濃さと、殺された佐野史郎の最後の顔のアップの前には成す術無し。全てが彼らの表情に食われてしまった「里見八犬伝」。
 


 

「白い巨塔」と「医龍」嘘も貫き通せば真実になるのか

2006年07月25日 | 映画・ドラマ
 医者ものと弁護士ものは結構好きな題材だが、恥ずかしながら「白い巨塔」はノーマークだった。もちろん故田宮次郎版も観ていない。
 今回、何気なしに観たのだが(と言うより「救命病棟」と間違えた)、それなりに面白かった。教授選、医療ミス、主人公の発症と話題に事欠かない展開もさることながら、財前教授(唐沢寿明)の凄まじいまでの「頑固さ」。里見助教授(江口洋介)に宛てた遺書にまで、「(自分の)診断は間違っていなかった」と言い切っている潔さ。だって、最高裁で「誤診だった」って負けたにも関わらず、改めないんだから。
 いくら外科とか内科とか別れていても、得意不得意分野はあるだろうから、医者も大変だよね。患者の医者選びは命を左右するからもっと大変だけど。そういう私も医者の誤診で3年。3人目の医者によってようやく本当の病気が分かった経緯があるので、これは重要な問題として受け止めている。
 初回の最初のシーンで財前教授がコンダクターのように腕を振って、手術のシュミレーションをしているが、外科医って本当にこんなことやるものなのか? 「医龍」の 朝田龍太郎(坂口憲二)もよくやってたよね。しかもなぜか上半身裸で。
 実は「医龍」を観た直後に「白い巨塔」を観たものだから、どちらも熾烈な教授選。そして現職教授の意地悪さを痛感した。なりたいのか教授? なりたいんだよね。
 さらに共通する腕のある奴は妬まれる。これってどんな職業にも一致するけどね。
 そしてそして、「白い巨塔」と「医龍」のつながりを発見。「白い巨塔」で内科の助手だった佐々木蔵之介が「医龍」では循環器内科医師で臨床医、明真大学付属病院循環器内科の講師も勤めるなど立派に成長していたこと。
 どちらも内科の医者は人情があり正義感が強い優しい先生だけど、内科医が主役になれないのは話に盛り上がりがないからだろう。
 後は、江口洋介がカッコいいってことに初めて気づいた。