ここまでやるか!?「戦国自衛隊」三部作
私の中で、長年日本映画史上最高峰の座に君臨していた「戦国自衛隊」。1979年に制作されたオリジナル版だよ。千葉真一が織田信長だった。という落ちまで付いた時代スペクタル。薬師丸ひろ子とか、真田広之のもったいない使いっぷりもサプライズ的で、まさに「角川映画黄金期」を代表する作品だと思って止まない。
2005年には「戦国自衛隊1549」。2006年には「戦国自衛隊 関ヶ原の戦い」がリメイクされてこれまた「待ってましたとばかりに飛びついたのだが…。やはりオリジナルのイメージが強かったせいか、私の中の日本映画史上ランキングにはランクインされなかった。
が、「戦国自衛隊 関ヶ原の戦い」は、恋愛色こそ強いものの、自衛隊全面協力の戦闘シーンは楽しめた。反町隆史、渡部篤郎、藤原竜也、池内博之、中村俊介らの自衛官もまあまあ。だけど、秋吉久美子の淀殿はちょっと…。おばさんになったねー。なんでこんなキャスティングしたのだろう。石田三成の竹中直人といった泥臭さと、お腹の中真っ黒の徳川家康の津川雅彦の戦い。実際にはこんなおやじたちが天下を狙っていたのだろう。
全体的に男臭さを振りまく出演陣の中で藤原竜也が一服の清涼剤となっていた。「バトルロワイヤル」の時は、かなり芝居(芝居には違いないが)がかった重い演技だったが、時代劇だとそれも生きるようだ。
最後に、伊庭(反町隆史)が、未来の妻と娘に託したメッセージを神社の鈴の紐に織り込み、当然、400年後に妻子はそれを見つけるが、400年もの間、紐を取れ変えない筈も無い。隠し場所をもうちょっと考えた方が良かったかもね。
「戦国自衛隊1549」は、これやりすぎ。勝手にタイムスリップはできるようになっていたり、先にタイムスリップした隊員が織田信長(鹿賀丈史)になっていたり、重油や兵器も作れるようになっていたり、挙げ句は核。
ここまでいくと自衛隊の意味がないのでは?
やり過ぎかなという感が拭えない。
三作を総括して、千葉ちゃんは織田信長。渡部篤郎は石田三成、鹿賀丈史も織田信長。戦国の世を動かしたのは自衛隊だったのだ。
私の中で、長年日本映画史上最高峰の座に君臨していた「戦国自衛隊」。1979年に制作されたオリジナル版だよ。千葉真一が織田信長だった。という落ちまで付いた時代スペクタル。薬師丸ひろ子とか、真田広之のもったいない使いっぷりもサプライズ的で、まさに「角川映画黄金期」を代表する作品だと思って止まない。
2005年には「戦国自衛隊1549」。2006年には「戦国自衛隊 関ヶ原の戦い」がリメイクされてこれまた「待ってましたとばかりに飛びついたのだが…。やはりオリジナルのイメージが強かったせいか、私の中の日本映画史上ランキングにはランクインされなかった。
が、「戦国自衛隊 関ヶ原の戦い」は、恋愛色こそ強いものの、自衛隊全面協力の戦闘シーンは楽しめた。反町隆史、渡部篤郎、藤原竜也、池内博之、中村俊介らの自衛官もまあまあ。だけど、秋吉久美子の淀殿はちょっと…。おばさんになったねー。なんでこんなキャスティングしたのだろう。石田三成の竹中直人といった泥臭さと、お腹の中真っ黒の徳川家康の津川雅彦の戦い。実際にはこんなおやじたちが天下を狙っていたのだろう。
全体的に男臭さを振りまく出演陣の中で藤原竜也が一服の清涼剤となっていた。「バトルロワイヤル」の時は、かなり芝居(芝居には違いないが)がかった重い演技だったが、時代劇だとそれも生きるようだ。
最後に、伊庭(反町隆史)が、未来の妻と娘に託したメッセージを神社の鈴の紐に織り込み、当然、400年後に妻子はそれを見つけるが、400年もの間、紐を取れ変えない筈も無い。隠し場所をもうちょっと考えた方が良かったかもね。
「戦国自衛隊1549」は、これやりすぎ。勝手にタイムスリップはできるようになっていたり、先にタイムスリップした隊員が織田信長(鹿賀丈史)になっていたり、重油や兵器も作れるようになっていたり、挙げ句は核。
ここまでいくと自衛隊の意味がないのでは?
やり過ぎかなという感が拭えない。
三作を総括して、千葉ちゃんは織田信長。渡部篤郎は石田三成、鹿賀丈史も織田信長。戦国の世を動かしたのは自衛隊だったのだ。