観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「BABY BABY BABY! -ベイビィ ベイビィ ベイビィ-」もういいよ! 観月ワールド

2009年12月26日 | 映画・ドラマ
 大手出版社の旅行雑誌編集者として働く未婚の佐々木陽子(観月ありさ)は、想定外の妊娠をしてしい、仕事と出産の選択に迫られ産むことを決意するが、それはキャリアとの引き換えだった…。
 最後は仕事も私生活も○の大方予想のつく展開なのだから、せめて、シーンで笑わせて欲しかったが、笑えないんだな、これが。「ナースのお仕事」をまんま引きずってるし、「ナースのお仕事」自体、最初は面白かった物の、徐々にしつこくなってたからね。
 観月ありさは確かに可愛いし、スタイルもいい。だけどどうなのだろう? 何演じても同じ人なんだもの。
 しかも、観月ありさの相手役の谷原章介。いくらベトナムで働くフリーカメラマンったって、今時居ないから、あんな髪型の人。
 

「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」。お腹いっぱいです

2009年12月24日 | 映画・ドラマ
 観たこと無かったけど、再放送で(この前まで「任侠ヘルパー」やってたので、何回目の放送か知らないが、2作品観たけど、「お腹いっぱいです。ごちそうさま」。直視できない。
 やっぱ視聴者のターゲットは、若い娘さんなのだろう。イケ面もそこそこ出てるし、若い娘さんにとってはたまんねーんだろうな? こういう惚れた腫れた。別れたくっ付いた。っての。
 バスケットボールチームが舞台で、スポーツドラマっぽく、見せかけてるけど、中は、全くのグチャグゥチャ恋愛ドラマさ。はっきり言って、狭い世界で、好きになったり別れたりってそれだけだよね。アイドル人気に依存したおたんこドラマだ。もし、これから話しが進んで、感動スポ根や、人間形成みたいなドラマになって見応えがあるって言うんならごめんなさいね。
 しかし、もう観る気にならないわ。
 唯一、タイトルバックのチアリーダーの踊ってる姿は「カッコいい」。北川景子って水川あさみの偽物みたいだ。

「椿山課長の七日間」イケてるほろ苦、コメディ

2009年12月21日 | 映画・ドラマ
 これ、いい。イケてる。宣伝が、石原さとみと北大路欣也がキスしようとしてたり、北大路欣也の渋い顔の写真ばっかだから、なんか、恋愛沙汰絡みのスキャンダルに、会社買収とか、汚職とかみたいな、そんな面白くない話しだと思ってたら、船越英一郎が草むらで目覚めるってシーンからで、速いテンポで、「天国からのチャンピオン」みたいな流れで、死亡していて、現世での任務があって、3日間だけ帰れるって話し。これがまたコメディタッチで面白い。
 そして、なぜか船越英一郎は石原さとみに姿を変えるのだが、最初の頃は、石原もかなり船越を意識した演技。まるで、船越みたいだった。まあ、徐々に石原になっちゃってたけど。
 北大路は北大路が演じてるのだが、最初のハゲズラの時が、微妙に武藤敬司 みたい!
 そして、子どもも入れて3人が現世に残した思いを達成するのだが、それぞれの人生のほろ苦さがしみじみとしてる。しかも、重いだけでなく、前向きな切り口で出演者たちが捉えているのだ。
 これは、いい。久し振りに集中できた2時間ドラマだ。出演者も、高岡蒼甫、坂東巳之助、松重豊、東ちづる、石橋蓮司、石井正則、石野真子、清水ミチコ、田中美佐子、戸田菜穂、中村俊介、津川雅彦と蒼々たるメンバーだ。

「JIN-仁- 」皆さん納得できたのですか?

2009年12月20日 | 映画・ドラマ
 「なんじゃこりゃあ」思わずわたくしの口から松田優作が飛び出した。規定の時間内のストーリはいい。かなりジーンとしてた。が、延長戦=オーバータイムだ。
 なに? 結局、あの手術した相手も、取り出した赤ちゃんの腫瘍も分からずじまい。まあ、あの赤ちゃんが仁先生で、江戸時代で新たに産まれ変わったってところかも知れない。また、現在で未来(みき)が講義してるから、産まれたそして、生きられたってことだろうが、じゃあ、第一回目で仁先生が手術したのは誰さ。坂本龍馬はどうなったのさ。なんでタイムスリップしたのさ。原作者はこれで納得してるの? それとも私がバカだから理解できないだけで、皆さんは分かったの?
 これ、完全に続編への助走。スペシャルか映画でしょ!
 2009年一番の最高傑作のドラマだと思い、「坂の上の雲」を途中で止めてまで、観続けた結果がこれ? 大沢たかお、綾瀬はるかがあれだけ番線しててこれ? 不完全燃焼。視聴者をなめんなよ。
 謎解きできて無いじゃん。早めにお風呂に入り、ご飯も食べ、後片付けもして、9時前にはトイレにも行ってさ、正座して万全で観たのにさ、「肩透かし」ってやつだよ。期待が大きかっただけに。
 2009年一番のドラマは「任侠ヘルパー」にこの時点で決まり!

「のだめカンタービレ 」劇場番の番線にハマり

2009年12月20日 | 映画・ドラマ
 このところ、連ドラ、そしてスペシャルを連日のように再放送してたんで、観た。全部じゃないけど。ストーリは最初に観た時に書いたんで、今回は登場人物への感想。
 最初に観たのは中国滞在時で、DVD。しかも、日本の俳優事情なんか知らなかったので、上野樹里と玉木宏くらいしか印象に残ってないけど、今観直すと、若手だけでも、そうそうたるメンバーだよね。瑛太、水川あさみ、小出恵介(これ、言われなきゃ分かんない)、サエコ(ってあの野球選手の奥さん?)、福士誠治、向井理。で、スペシャルには、ベッキーとウエンツ。この2人。ハーフだけあり、こっちの方が合ってる。
 そして、これだけのイケ面の中にあって玉木宏の顔チイせぇー。瑛太だってかなり顔小さいけど、玉木宏ってそうとうカッコいいんだなーと思った。ただ、この千秋先輩はカッコいいけど、普段とか他の役の時はそうも感じないのは好みのせいか? これって、水嶋ヒロにも言えてる。「メイちゃんの執事」は良かったけど他はふーん。
 で、映画でしょ。しかもご丁寧に前後編と2本。
 昔はこんなのなかったけど、今や、ドラマが当たるとスペシャルになり、映画になりとあちこちに飛び火して、観てる方は実際困るよね。だってファンだとどれも見逃せないんだもの。こうやって、戦略に、乗せられて行くんだよね。
 しかし、最近の番線って凄いね。あっちもこっちも出まくりで。なんだかねぇ…。

「松本清張生誕100年記念~中央流沙~ 」難しかった?

2009年12月20日 | 映画・ドラマ
 収賄の疑いで警視庁から事情聴取を受けた倉橋(石黒賢)は、上司の岡村局長(西岡徳馬)からベトナムへの転勤を命じられる。やがて、夫と何日も連絡がとれないことを不審に思う妻・節子(和央ようか)のもとに、倉橋の死体が中国の桂林で見つかったという知らせが入った。
 倉橋の死に疑問を抱く新聞記者の川辺(高嶋政宏)と節子はやがて真相を突き止める。
 内容は、難しかったのか、それとも登場人物に魅力が無かったのか、体調が悪かったのか、全く話しが頭に入ってこなかった。
 ほかに、かたせ梨乃、高嶋政宏、平田満、小林綾子、でんでんらが出演。元宝塚のトップスター・和央ようかのテレビドラマデビューとのことだけど、顔ぶれ、なんだか地味っ。

「東京DOGS」。降参

2009年12月15日 | 映画・ドラマ
 飽きた。いくら、今をときめくイケメン2人の共演でも、ちーっとも面白くない上に、イケメンを感じなくなった。個性が生かされてないんじゃない? 水嶋ヒロが駄目だ。「メイちゃんの執事」の時は、パーファクとって思ったくらい格好良かったのに…残念。
 唯一面白いと思ったのは、小栗旬に吉高由里子が背負い投げされて、「投げられたー。女の子なのにー」ってところ。この吉高由里子って子、初めて観たけど、自然な感じでどこにでもいそうな親しみ易さがあっていいね。
 と言う訳で、もう降参です。惰性で観るのも辛くなった。同じ現実離れにしても、大門軍団くらいのインパクトも無し。2人の言葉の掛け合いも毎回くどくなって来てる。

「ROOKIES-卒業-」待ちに待って、やっとこさ観たけれど

2009年12月15日 | 映画・ドラマ
 劇場で観たらまた違ったのかも知れない。ドラマがかなり良かったので、期待が大き過ぎたのかも知れない。
 「なんだかな」って感じだった。生意気な一匹狼との心の交流、図らずもヤンキーに絡まれる、ケガといった基本題材はドラマと同じだし、「奇跡」の甲子園獲得までの試合シーンも出来過ぎ感が否めず…。
 しかも、甲子園に出場するまでで良かったんだね、彼ら。甲子園で勝ちたくはなかったんだね。ってなくらいに地区予選がメイン。まあ、時間的に仕方なかったんだろうけど、全ては時間だよね。ドラマだともっと深く追えたからね。
 何だか「残念」といった感じ。これで本当に「卒業」でいいのか? しかし、これ以上ドラマチックな筋書きを見出すのも困難だろう。そう考えると、「キャプテン」(ちばあきおさんの代表作漫画)は野球漫画の最高傑作だ。毎地租毎年キャプテンが世代交代しながらも、違った内容で、地区予選や全国大会を描いてるもんね。
 映画版で二子玉川学園高校野球部に加わった、赤星奨志(山本裕典)と濱中太陽 ( 石田卓也)。この山本裕典って子に凄く期待してるのだが、今回は安仁屋恵壹( 市原隼人)とキャラ被っちゃったね。
 そして、御子柴徹(小出恵介)がケガしちゃってベンチって設定が残念。本当に野球部のキャプテンって感じだもんね。これも以前書いたけど、ドラマの第1回目では、パシリだったよね。いつの間にかキャラが変わっちゃってしっかりしたキャプテンになっちゃったけど。
 映画の興行成績はかなり良かったのは宣伝とドラマの人気だろう。結構、「あれっ」感持った人も多かったのでは?
 肩透かしって感じかな。

「JIN_仁_」で決まりでショ! 2009年

2009年12月14日 | 映画・ドラマ
 もう文句のつけ用が無い。初回を観て、坂本龍馬が現代にタイムスリップして来て、仁戦災が手術して、そして仁先生が幕末に行っちゃって…。単純じゃん。と思っていたら、ちっとも単純じゃないし、とうとう最終回まで、謎解きが出来なかった。
 それに毎回絡む歴史上の有名人と仁先生の接点も自然で、この原作者が並外れた人だということが伺える。
 前にも書いたが、内野聖陽の坂本龍馬がかなりいい。イメージとは掛け離れた容姿だが、内面的に龍馬そのもの。そして久し振りの大沢たかお。この人って決してイケ面じゃないじゃん。普通に会社にいたら並み。なのに、人気俳優ってことはそれなりのオーラとか力あるんだろうあと思ってたら、そのとおり。上手いは。
 綾瀬はるかも可愛いし、中谷美紀もかなりいい。何より、麻生祐未には拍手を送りたい。「坂の上の雲」でも書いたが名作にはおたんこ俳優は出ていない。一過性の人気アイドルも出ていないのだ。だからこそ、何年先に観ても安心感があるのだ。
 最終回が楽しみである。

「坂の上の雲」司馬遼太郎の原作に忠実だ

2009年12月14日 | 映画・ドラマ
 これ、かなりいい。面白い。そして原作に忠実である。さすがに映像化jは難しいと言われただけはあるスケールの大きさだ。今後、日露戦争に入ったら、映像は更に難しくなっていくだろうが、今の所、不安は無い。
 あの、江ノ島まで歩いて行った無銭旅行まで描いてくれるとは思わなかった。異国の地で原作を読んだ自分にとってはかなり嬉しいドラマだ。
 そして出演人の素晴らしさ。秋山好古を阿部寛。厳格な軍人そして、真面目さを現している。秋山真之を本木雅弘。ほとんどメデジアに出ないこおの人が選んだ役だけある。それにしてもかれは10代、20代とそれなりに見えるから不思議だ。そして、ずっと言い続けている香川照之。彼の出る作品に「おたんこドラマ(映画)は無い」。正岡子規を彼もまた、10代、20代に見えるから不思議だ。
 女優陣だって、菅野美穂はやっぱ実力ナンバーワンだね、そして、竹下景子、原田美枝子の2人がいいお母さんを演じている。老いを隠さない竹下は、演技に自信があってからこそ出来るのだ。こんな潔い女優さんも珍しい。
 原田も若い頃のケンが全くなく、穏やかないいお母さんである。
 これ、「直江兼続」を一瞬にして吹き飛ばしたな。さすが、3年間に渡る放映だけはある。キャストもそれ見込んで、一過性のアイドルなんかは出ちゃ来ない。
 惜しむらくは、「jin_仁」と時間帯がだぶること。だって「jin_仁」の方がさらに面白いんだもん。