観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「歴史ヒストリア おやじいい加減にしてくれよ」織田家の歴史が分かります

2009年06月29日 | 映画・ドラマ
 織田信長とその子どもも生涯を紹介した歴史番組。知らなかった織田信長の兄弟や、子どもの事が実に分かり易い。フィギュアスケート界の織田信成(信長の二男の子孫)も織田家を語り、これはいい作り。
 信長の兄弟と言えば、弟の信勝。有楽斉。妹の市。長男の信推、二男の信考、三男の秀勝くらいしか知らなかったが、実に大家族。そして、戦国時代随一の美男美女ぶりは、信長本人と市だけではなかったことも分かった。
 実に興味深い。
 

「ハナタレナックス」の2009年は?

2009年06月28日 | 映画・ドラマ
 観てますよ。「ハナタレナックス」。沖縄ロケに始まって、地球ゴージャス、美食ツアー、北海道の笑顔プロジェクト。ただ残念なのが、ほとんどのメンバーが今や、拠点を東京に置いている事、やっぱ、ローカルのスターであって欲しいな。
 親しみ易さが薄れてしまうような気がする。
 でも、ナックスは応援します。「水曜どうでしょう」も復活して欲しい。

「必殺仕事人2009」終わっちゃったねぇ。

2009年06月28日 | 映画・ドラマ
 いやー、終わっちゃったよ。あっという間。せっかく田中聖参戦で面白くなって来たのに。残念。これにて、毎回観る連続ドラマが「天地人」だけになってしまった。
 さて、最終回。
 東山紀之の見せ場、見せ場の連続。しかも、彼、立ち回りも上手いときてるので、安心して観られるのがいい。ただのアイドル時代劇ではないのだ。
 そして、シリーズ最初の頃は、ほとんど座ったきりで、老けた感が強く、往年の中村主水を知ってるだけに、残念だった、藤田まことが、回を追うごとに復活していって、それを観るのも楽しみだった。
 そして、やはり、仕立て屋の蓮(田中)がいいねぇ。以前に、梅安さんを演じられると書いたが、制作側も梅安を意識しての設定だったとか…。
 ワンクール休んだら、田中の「仕掛人梅安」やろうよ!
 さて、途中降板となった大倉。大倉も頑張っていたが、殺しの道具がいまいちだったのが可哀想。やはり、歴代仕事人でも、道具がピタリと来ないと、長くは続かないようだ。
 秀(三田村邦彦)、竜(京本政樹)、勇次 (中条きよし)なんかがカッコいいのは殺しの道具もいいからだと思う。あと、映画で出てた片岡孝雄も良かった。同じように扇子を使った朝吉(大沢樹生)、女性では圧倒的におむら(名取裕子)がいいねぇ。政(村上弘明)は花屋の時の花を道具にしてたまでは格好良かったが、鍛冶屋になってから、無理矢理、ほかと区別した道具みたいで、苦しかった。どっちが先かは忘れたけど。そして、政を仕事人に仕込んだのは、確か野際陽子だったよね。今回は、母上でした。
 歴代で一番好きなのはやはり念仏の鉄だが、中村主水も捨てがたい。主水が出てるだけで、画面が重厚に感じるのは、私だけだろうか?
 とにかく、早く、早くー、次のシリーズ作ろうよ。毎日が必殺でもいいんだからさ。

「妻よ! 松本サリン事件  犯人と呼ばれて」。災難による苦悩が辛い

2009年06月28日 | 映画・ドラマ
 「妻よ! 松本サリン事件
 犯人と呼ばれて…
 家族を守り抜いた15年」
 1994年6月、長野県松本市で起きた、オウム真理教による「松本サリン事件」の実話を、ドキュメンタリーとドラマで仕上げた作品。
 夫・河野義行さん役を石黒賢、妻・河野澄子さん役を松下由樹が演じた。
 内容はまだ記憶に新しい、歴史的凶悪な犯罪。そして、ドラマ化された河野さんご一家のとっては一生風化しないといった思いで観た。
 そして、感想は、ドラマに対してではなく、河野義行さんという方はなんて大きな人間なのだろう。ということ。こんな大きな心を持つ人間になぜ、天は、こんな過酷な事実を突きつけたのだろう。

「刑事一代~平塚八兵衛の昭和事件史~」本当のプロは引き際もお見事!

2009年06月22日 | 映画・ドラマ
 平塚八兵衛さんと言う方の生き様は素晴らしい。彼の刑事としてのプロ意識と情熱も凄い。現代に生きる自分が知ってる大事件にほとんど関わっているという事実が彼の優秀さを示している。
 平塚八兵衛さんを演じた渡辺謙は言うまでもない。 高橋克実もいい。そして、萩原聖人、大杉漣、柴田恭兵、小泉孝太郎、榎木孝明 、杉本哲太、山本耕史、永島敏行といった面々みんなが昭和初期の顔に見えるから不思議だ。女優陣も原田美枝子、余貴美子、木村多江といいところが揃ってる。
 作品的にも役者的にも、高視聴率をたたき出しただけある作品だ。
 この作品で思った事、昔は日本にも気骨ある男がいたって事。八兵衛さんの上司どうよ。自分の家を抵当に入れ捜査資金作ったり、自分の首掛けたり…、そんな上司に、あたしゃー巡り会った事がないばかりか、今や、みんな男OL。玉無し宦官ばかりさ。
 宦官君たちもさ、こういう作品をただ、観てるだけじゃなくて、反省しろよ。男になれ。
 話しは戻し、「吉展ちゃん事件”」の犯人の小原保との間にあんな熱い思いが合ったとは知らなかった。本当に時代を震撼させた事件だったが、犯人の背負っている部分をあの短い時間で良く表していたと思う。
 萩原聖人が演じていたのが、新鮮、これまで、泉谷しげる、ビートたけし(?)が演じて、薄汚れたおっさん的イメージだったが…。
 また、犯罪は許されるものではないが、昔は犯罪にも背景があったように感じた。今や、思い付き、行き当たりばったり、エゴなどなど…。それなりに日本は裕福になった反面、人が生きる事、生に大して疎くなっている。
 と、色々考えさせられる作品だった。
 小泉孝太郎、なんであんなに痩せちゃったの? 相武紗季は必要だった? 可愛いからいいけど。あの時代に女性カメラマンは居なかったでしょう? 多分。
 最後になるが、「三億円事件」を解決出来ず、「見落としがあったかも知れない」と、退いた平塚八兵衛さんと言う方は、本当のプロだったと思う。
 引き際もお見事。

「ザ・クイズショウ」神山と本間のマスターベーション番組で終了

2009年06月21日 | 映画・ドラマ
 公共の電波を神山(櫻井翔)と本間(横山裕)のマスターベーション番組で終了した、銀河テレビ。本間が会長の息子だったという事実や、彼らの幼なじみの美咲(水沢エレナ)の死の真実が暴かれるが、個人的にテレビ利用しちゃいました神山と本間。
 ジャニーズの2人は涙流しながらのの大熱演。
 だけど、前作「THE QUIZ SHOW」と全く同じシチュエーションから始まり。例えば白い部屋で目覚める記憶喪失のMC。回答者も個人設定こそ違えミュージシャン、占い師、作家(前作は漫画家かイラストレータだった)など、ほとんど同じ。
 MC神山も田崎、ディレクター・本間もプロデューサ・山之辺と若干の違い。
 だが、山之辺健吾(戸次重幸)が前作と同じ人物としてレギュラー出演するようになってから、急展開を見せた。これはどうしてかがとっても気になる。
 終盤は、それまであまり存在感なかったプロデューサ・冴島涼子(真矢みき)が回答者に。次にMC神山。そしてラストは本間と、こちらも前作の山之辺が回答者になって、自分の思い込みでMCを恨んでいたが実は自分が犯人だったという展開での終わり方は一緒。
 「「ザ・クイズショウ」自体も面白かったが、ゴールデンだからだろうが、あんなに大人数出演させなくても、深夜枠の前作規模で立派にドラマは成立するんだと感じた。
 あやや始め番組スタッフは別に居なくてもね。
 こちらも居なくても良かったが、冴島涼子の娘役の大橋のぞみ。だが、「ポニュ」歌ってテレビバンバン出てた頃、あの作り笑いと言うか、引きつった笑い方が妙に鼻に付いたが、子役としてはまずまずの演技。大人びた感じが払拭されて可愛かった。
 そしていつの間にかレギュラーになっていた山之辺。退職した人間が局内の資料室入ってたりして、銀河テレビのセキュリティはどうなっているんだという疑問はさておき。そもそも、社員が自分の局で以前制作されてた「THE QUIZ SHOW」を知らないし(泉谷しげるなんかその頃勤務してただろうに)、自社の編成局長(榎本高明)とプロデューサの冴島が元夫婦だった事も知らないし、本間が会長の息子だったことも知らないし。おポンチなテレビ局だから致し方ない。
 案内人の篠井英介だけは同じ役柄で同じ仕事してたけど、本間の子守りだったんでしょ? だったら前作の案内人とは別人物と考えればいいのだろうか?
 そして、最終回ではなぜかテレビ局で待ち合わせしてた田崎徹(片桐仁)と山之辺が「飯でも食いに行きましょう」と連れ立って行く演出もあった。
 結論は、大人のドラマとして片桐、戸次で十分堪能していたので、ジャニーズでは若すぎるという印象が拭えない。
 

「アイシテルー海容ー」前向きに終わってめでたし

2009年06月18日 | 映画・ドラマ
 小学生が小学生を殺した。その加害者と被害者の家族を襲った悲劇。どちらの家族にとっても辛い、長い日々を、稲森いずみ、山本太郎と、板谷由夏、佐野史郎の夫婦が演じた。
 その事件を担当する家庭裁判所調査官には田中美佐子。年取ったなー。
 後半、稲森いずみのヒロイン性を表すためか、全体の勢いが薄れた感が否めず。子どもの心境よりも母親のいい人っぷりが2回続いたので、少々飽きてきた。
 第三者から、無責任に見ると、被害者側は、憎む相手ががいるが、加害者側の苦しみはやりどころがない。といった感も否めない。
 ただ、関係者だったら、生きていてほしい。なぜ殺されなければならないのだ。相手が加害者が子どもなために、裁く事もできない。といったやるせない思いもあるだろう。
 いづれにしても、家族のあり方、母親の愛情ということに焦点を絞った話しだ。そして、犯罪は個人の問題ではなく、家族を巻き込んでその後の人生が大きく変わるということをこのドラマを通して各自が理解していけたらと思う。
 だだが、実は、父親の大きさもひっそりとドラマに絡んでいる。双方の家族の崩壊を食い止めた父親の偉大さを。
 最後の山場は、加害者の息子が、施設から自宅へ戻され、そこでの生活に戸惑い、家庭裁判所調査官に田中美佐子を訪ねる。そして施設に戻りたいと訴えるが、田中は「もうおばさん、聞く事ができないんだ。おばさんはもう友也君をお母さんから預かってたけど、もうお母さんに返したから…」と告げる。これを小学生が理解出来るのかな? と思ったら、凄く素直に理解していた。こういうことで、裏切られたって思わないほど成長したってことか…。
 そして、「僕が居たら迷惑がかかる」「僕なんか産まれて来なければ良かったんだ」で、「アイシテル」。子どもながらの苦しみを表していた。
 被害者役の子役と天地人の子役の区別がつかないのは、私だけだろうか…。
 思うのだが、犯罪において、実際に、精神鑑定といった方法で、責任能力が問われないといったケースがあるが、加害者側は、健常者だろうが、精神異常者だろうが、殺されたことには変わらないのだ。
 そして、被害者は、他人を殺めたことに変わりはない。なぜ? 責任能力などといった措置がとられるか? 例え、大人だろうが、子どもだろうが、精神に以上があるおが、事実は事実。きっちり、責任は取るべきである。それくらいに、命は重いと思うのだが…。

「サマヨイザクラ」裁判員制度反対!

2009年06月16日 | 映画・ドラマ
 フリーターで、ネットカフェで暮らしている相羽圭一(伊藤淳史)が裁判員に選ばれた。
 その事件は、「根古田観音丘殺人事件」を起こした容疑者、28歳のニート・鹿野川雪彦(塚本高史)の裁判。鹿野川は自宅横の空地で近隣の主婦三名を「嫌がらせをされた」と逆恨みして刺殺。
 だが、圭一は、事件を追ううちに、真犯人を突き止める。
 という、刑事顔負けの推理力と解明力。裁判終結後、圭一は工場みたいな所で働いてたが、これだけの能力合ったら、警察とか、探偵とかがほおっておく筈ないんだけど…。
 圭一の成長と共に、裁判員に選ばれた人たちの苦悩や集団心理のいじめなど社会を批判している作品でもある。
 ほかに、加藤ローサ、宮崎美子、劇団ひとり、濱田マリ、阿藤快、江口のりこ、平田満、大杉漣らが出演。
 第一、素人に、裁判員制度を設け、どうしようと言うのだ、この国は。アメリカなどは、開拓の歴史上、国家が形成されるまで、自治体でルールを守らなければいけなかったことから裁判員制度が根付いている訳だし、さらに、キリスト教という宗教上の正義感もある。
 裁判の時、被告人や証言する人は宣誓をするが、欧米は信仰している神に誓うのだが、我が国では、何に誓っているのだろうか? 
 そもそも、こんな民族には無理な制度であるのだ。
 圭一のように正義感もあり、頭もいい人が裁判員なら問題ないが、世間の婦女子のほとんどが、常に自分の身の安全を考え、発言もその場、その場で多勢に合わせ、仲間はずれにされないようにしている。発言も「私は…」でHなく、「私たちは…」と言うのがいい礼だろう。最近では男性もこんな女男増えてるし。
 そんな人に、正しい判断ができる訳がない。
 裁判員制度、絶対反対。ただ、そういう婦女子に裁かれたくないから、犯罪が減るという利点が生じればいいのだが。

「駅路」木村多江が見所

2009年06月15日 | 映画・ドラマ
 松本清張生誕100年記念作品は、役所広司の主演の「駅路」。約30年前に故・向田邦子さんが手掛けた唯一の清張脚本でもあると話題性も。演出、脚色は「北の国から」などで知られる杉田成道。
 銀行を定年退職した小塚貞一(石坂浩二)が旅行に出かけたまま消息を絶つ。ひと月後、妻の百合子(十朱幸代)から捜索願が出され、ベテラン刑事の呼野(役所)が事件を担当。
 定年を控えた自分の人生と重ね合わせて捜査にのめり込んでいく呼野の捜査線上に慶子(深津絵里)という若い女の存在が…。
 役所、十朱、石坂(特別出演)といった顔ぶれを見ても、フジテレビのこの作品への力の入れようが分かろうと言うもの。
 最初から淡々と進む物語はあっという間に展開していく。もはや、松本清張に何も言えねーってか。
 だが、これは個人的意見だが、木村多江の勝ち。オオラスのシーンはお見事。今や、女の悲哀を表現させたら、木村多江に勝る女優はいないのではないだろうか? 実写 映画「火垂るの墓」とか是非演じて欲しかった。木村多江の第二次世界大戦下の日本のお母さんを観てみたい。
 ほかに、高岡蒼甫、北川弘美、大口兼悟らが出演。

「兄帰る」ミステリーかと思ったら…

2009年06月14日 | 映画・ドラマ
 3年前に失踪した婚約者の野田功一(高橋和也)の交通事故死を知った、山下真樹子(木村佳乃)は、功一の失踪の理由と、3年間を追って、足跡を辿る。
 最初、功一は事故死ではなく、何か秘密があるのか…サスペンス的謎解き物語かと思ったのだが、功一の生き方を辿ったヒューマンドラマだった。
 東京から沖縄まで、全国を縦断する旅で、そこでの功一を見つめ。自分の生き方をも考え直す主人公の真樹子。互いの成長を描いた物語だった。
 最後は、爽やかさが残る。
 津田寛治、黒谷友香、野波麻帆、笹野高史、加藤治子、池内淳子、山本學、倍賞美津子らベテランが共演。

「ハンサム★スーツ」お笑いさんは大変だ

2009年06月12日 | 映画・ドラマ
 食堂「こころ屋」を経営する大木琢郎(塚地武雅)は絵に描いたような不細工。店のアルバイトの星野寛子(北川景子)に告白するも、突然寛子は店を辞めてしまう。
 人は見掛け。不細工がいけないんだと…そんな時、着用するだけで絶世のハンサムに変身出来るスーツを手に入れ、光山杏仁(谷原章介)に返信する。
 そして、店の新しいアルバイト店員の橋野本江(大島美幸)も同じような不細工。しかし、琢郎は本江と接するうちに心に何かが芽生え…。
 見所は、谷原章介、山本裕典のイケメン2人のダサダサ演技。
 そして、ラストのどんでん返し。寛子はブスになるブスーツを着用して、本江に返信していたのだった。
 琢郎の台詞に、「不細工だと声を掛けて話しをしようとも思ってもらえない」「中身を見てもらうまでいかない」といったものがあったが、同感。だって、最初に、顔見て、不細工だったら、また会いたいとか近づきたいとは思わないのが人情。
 それを、ラストのブスーツの出現で、人は中身だということを表現しているっぽいのだが、それはきれいごとさっ。
 まあ、それはともかく、コメディとして面白く見られましたが、ロバートの秋山が演じたドラマと繋がんないよー。
 琢郎はハンサムスーツを捨てて、美人の寛子と幸せになった筈なのに、ドラマで、また着てたよね、ハンサムスーツ。
 寛子と別れて、やはりハンサムだ0とか思っちゃったか?
 こういう配役、お笑いさんが抜擢されるけど、これも職種だから仕方ないのか?
 塚地、秋山、大島。「整形美人」では昔は北洋のあび。今度は、しずちゃん。

「イキガミ」深い!

2009年06月09日 | 映画・ドラマ
 「国家繁栄維持法」とは、政府により発行される死亡宣告だった。この辺り「バトルロワイヤル」的。
 主人公は、厚生保険省の国家公務員・藤本賢吾(松田翔太)は、政府により発行される死亡予告証の逝紙(イキガミ)を、国家繁栄のため“国家の礎となる栄誉ある国繋志望者に配達する。
 イキガミを受け取った人は24時間後に死亡する。残された24時間をどう生きるか。
 その仕事に疑問を感じながらも職務を遂行する。
 メジャーデビューを果たした金井勇太は、デビュー初出演のテレビ中継中に、生を全う。母子家庭という最初からセンセーショナルなシュチュエーション。彼の死への向かい方はお見事。
 次は、母親への犯行から引きこもりになっていた佐野和真は、母親を殺そうとするが、逆に警官に打たれ死亡。しかし、憎しみ抜いた母の思い出は、温かいものだったと気付く。
 山田孝之は盲目の妹の成海璃子を騙し、内緒で、自分の角膜を提供しようとするも、妹に死亡通告を知られ、最後まで、自分より、妹を思う。
 なんで、こんな法律が出来たのか、なぜw若者だけが選ばれるのか、その人の死でなぜ国家が繁栄するのか、などと考えてはいけない。若者を殺すくらいなら、出産制限すればいいのにと思ってもいけない。
 24時間、死へ向かう人の生き様をこの映画は訴えているように思える。
 塚本高史、柄本明、劇団ひとり、、井川遥、笹野高史、風吹ジュンらが出演。
 山田孝之の「死にたくねーなー」とつぶやく台詞が印象的だ。そりゃそうだ。「なんで自分なんだ」という思いは、正直な感想だと思う。
 松田翔太は、山田孝之の役をやりたかったんじゃないかな?

「大麦畑でつかまえて」さっくり観られるホームドラマ

2009年06月08日 | 映画・ドラマ
 農家を継ぐために矢木沢浩一(大泉洋)は、東京で結婚した妻・美和子(高野志穂)と幼い息子(鈴木泰雅)の3人で浩一の故郷・上富良野の帰郷した。
 浩一の実家は、ビール大麦とホップの生産農家。家族は、父・徹郎(前田吟)、母・文子(倍賞美津子)、引退し好きな絵画で“上富良野のゴッホ”と呼ばれている祖父・敬三(大滝秀治)の親子三代五人家族。
 とあるビール会社の新製品「農家の嫁」のコマーシャルに出演することになった矢木沢家。だが、その日に、美和子は農家を継ぐ事を拒否。
 都会の核家族から急に農家の嫁となった美和子。農家を守り通した徹郎と文子。その狭間で苦悩する浩一。それぞれの思いを描いている。
 開拓農家として移植した敬三のかぼちゃしか食べる物がなく、黄色い汗が出たという昔のエピソード等、HTV制作ならではの北海道が表されている。
 コマーシャルの撮影隊を率いるCFディレクターの手塚や役で森崎博之も出演。いかにもHTVらしい。
 だが、タイトルの「大麦畑でつかまえて」どりに、大麦畑で夫婦が仲直りするあたりは捻りが無い気もするけど、北海道の大自然の中、なら許せるか…。
 芝居巧者が揃っていることもあり、リアルで、さっくりと観られる。最後のオチもまた、いいっ。
 じじい(大滝秀治)の派手なアロハはなぜなんだ?

「ザ・クイズショウ」お見事

2009年06月06日 | 映画・ドラマ
 来週が最終回。今、観終わって、お見事。前半は、推移や枠と若干の違いはあれど、ほとんど同じ進行だったのが、こうか? というのを思い知らせるように、事態が変幻。
 そして、地方局の深夜枠だった前作を越えるミステリー。
 この本、途中から変えたか、当初からこうだったのかは分からないが、お見事。前作での戸次まで動員してのストーリー作りには脱帽。
 関ジャニの横山がかなり好演。桜井は若すぎると思っていたが、今日6/6最終回から2話めで、演技力を、魅せてきた。桜井は童顔なのでこういう役は無理があるし、前任者のインパクトが強いので、どうかと思ったが、俄然良くなった。