観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「door to door~僕は脳性まひのトップセールスマン~」

2009年03月30日 | 映画・ドラマ
 二宮和也主演の感動ドラマ三部作の最終章は脳性まひという障害を持ちながらも、セールスマンとして有能な才能を発揮する、アメリカに実存する人物を描いたフィクションである。
  第一弾は2006年3月22日。余命を宣告されながらも東京大学合格に向けて全力を尽くした「少しは、恩返しができたかな」、第二弾は2007年9月20日。自閉症の青年が東京マラソンを走り抜く「マラソン』とそれぞれに難しい役を好演。
 主人公が脳性麻痺ということで、観る前から、「悲しい気持ちになったら嫌だな」と思っていたのだが、周囲の白い目や冷たさに対しても、本人が「慣れてますから」など、きちんとハンディを受け止めていることにほっとした。
 そして、徐々に、彼の人柄や有能さが周囲の偏見を克服していくのだが、セールス初日に、外のセールスマンに組み込まれる形で、詐欺まがいの売り込みをしてしまったのだが、そのことで窮地に立ったらどうしようと、終止心配していた(結果、会社にバレることなく、本人がきちんと謝罪)。
 もし、話しを膨らませるなら、この事件が大きくなり、会社を首になる。そして、周囲からも見放されるという展開もあっただろうが、そんなお涙ちょうだいにしなかった当たりに、監督の前向きな気持ちを見た気がした。
 そして、現実のことなのだが、運命ってどうしてこんなに過酷なのだろうと、いたたまれない気持ちになっていくのが、父親は主人公が幼い頃に死亡しており、母子家庭を支えていた母親までが、脳梗塞で倒れ、半身不随になってしまう。
 母子共に、不自由な身体になり、息子が母の車椅子を押すシーンなど、あまりの辛さに見ていられなかったほどだ。もはや二宮和也ではなく、ビル・ポーター本人のことを思い浮かべながら鑑賞していた。
 そして、この時、母親はどんなにか絶望的な気持ちになったことだろうと、思いやると、他人のことながら、いたたまれなかった。
 この母子の今後の生活。経済的にも、日常においてもどうなるのだろうと…。
 さらに母親の死亡と、最悪の現実。
 これまで、風呂で身体を洗うことも、着替えも全てを母の手助けで行っていた主人公がどうやってひとりで生きて行けるのだろう。
 だが、そんなネガティブな心配は、ビル・ポーターには必要無かったようだ。
 セールスマンとして、80歳に近い今も現役。テロップに彼の写真や現況が記されていたが、実におだやかないい顔をした品のある紳士だった。人間は年齢を重ねると、それまでの生き様が顔に出るというのは本当のようだ。
 あのテロップでのビル・ポーターがあったお陰で後味のいい、物語になった。
 そして、ビル・ポーターを受け入れたアメリカという国は、大きいと実感。日本は障害を持った人の門戸はまだまだ狭いと思う。このようなドラマを通し、一時の感情ではなく社会全体が変わることが大切なんじゃないかな。
 二宮和也は、想像どうりの演技力であったし、ナレージョンを心の声として本人が語っているが、実際に言語障害のある方も、考えるときや自分の頭の中では、こうやって普通にしゃべっているんだと、改めて知る上で感慨深い演出でもあった。
 


「33分探偵」脱力系サスペンスって何だ?

2009年03月29日 | 映画・ドラマ
 昨年夏に深夜枠で放送された「33分探偵』堂本剛主演の連続テレビドラマだが、今回続編として「帰ってくるのか!? 33分探偵」そして、「帰ってこさせられた33分探偵」としてイレギュラーで復活。内容云々よりもそのネーミングがイケテル。
 内容は、主人公・鞍馬六郎(堂本剛)が迷推理を繰り広げ、犯人が明らかになっているにも関わらず、CMの時間を除いた33分間その事件を持たせるという不思議な内容。「脱力系サスペンス」と言うらしい。
 事件が発生から犯人がすぐに判明 するが、六郎だけが疑問をもち33分間捜査を行い、事件関係者が次々に容疑者に仕立てあげられるも、真犯人は最初に判明した通りの人物。こまれに真犯人が別に存在するケースもあるが。
 六郎の助手・武藤リカコ(水川あさみ)、大田原警部(高橋克実)、茂木刑事(戸次重幸)、情報屋(小島よしお)がはっちゃけた演技で脱力系サスペンスのスパイスとなっている。
 観たいか否かは微妙ーっ。だが、出演者の台詞の掛け合いは大人のバラエティってのりで不思議な魅力がある。

「ごくせん 卒業スペシャル」映画への繋げ方はお見事。

2009年03月29日 | 映画・ドラマ
 シリーズ3回目の卒業をテーマに、うまーく、今年7月公開の映画へと繋げていた。「お見事」。
 仲間由紀恵も、立回りが大分さまになって来ているって感じたなー。
 今回、一番感動したシーンは、ラストの猿渡教頭(生瀬勝久)。今回もってとこだが、散々冷淡に思えた教頭が、実は情があるところを魅せている。「おいしいとこどり」ってやつか。
 3Dの中で、「なぜ関西弁がいるんだ?」ってレギュラーの時から感じてたけど。やっぱりの関西ジャニーズJr。市村力哉(中間淳太)、倉木悟 (桐山照史)…んんーん。今イチか?
 さて、「ごくせん THE MOVIE」の主役の生徒も「卒業スペシャル」の流れで、ジャニーズJr.の玉森裕太って子になる模様。この子は、結構洗練されてる感じ。しかし、シリーズ1、2から見ろと、生徒の個性希薄な感じが否めなかった。
 「メイちゃんの執事」、「花盛りの君たちへ~イケメンパラダイス」とイケメンたちが被ってて、これに「ウォーターボーイズ」、「ルーキーズ」、「ヤンキー母校に帰る」を合わせると、もはや、誰が誰だか分からなくなってしまいますっ。が、80年代のアイドルブームから、ずっと女性アイドルの方が層が熱かったが、この10年。男性アイドルの進出が目覚ましい裏にはジャニーズの功績って大きいよなってところ。

「誰も知らない」現代の怪談だ

2009年03月28日 | 映画・ドラマ
 1988年に発生した「巣鴨子供置き去り事件」を題材に是枝裕和が取り組んだ作品。実際にあった話しと思って見ると、一言で、この母親、「だらしない」。
 物語は、アパートに親子が引っ越して来るところからスタート。母親・けい子(YOU)は、大家に「主人が長期出張中の母子2人の家庭」と挨拶をするが、明(柳楽優弥)のほかに3人の子どもをスーツケースに隠して運び込んでいた。
 この時点で「頭おかしい」としか思えず。しかも、子どもたちはそれぞれ父親が違い、出生届も出されていないことから、学齢になっても就学もできない。まさに、社会に存在しない人間なのだ。
 「大人になったらどうするつもりだったのだろう」。とにかく、先の事も何も考えられない、「バカ親」なのだ。まあ、そうでなければ、全て父親の違う子供をボコボコ産まないもんな。
 引っ越し直後は、母親らしくパートタイマーとして働き、留守中は明が弟妹の世話をして、それなりに幸せそうに暮らしていたのだが、このバカ親に恋人ができたて留守がちになり、やがて生活費を現金書留で渡すだけでほとんど帰宅しなくなる。のだった。
 明に戻って来るように言われると、「私は幸せになってはいけないのか」と逆切れ。そりゃあ、「いけない」だろーが。子どもを何だと思っているのだろう。まあ、こんなだらしない人だから、こんな生き方してるんだろうけど。
 そしてとうとう、生活費も底をつき、料金滞納から電気・ガス・水道も止められ、兄弟たちは一日一日を必死に生きのびることになる。
 そんな最中、妹が椅子から転落して死亡。明は、スーツケースに入れて羽田空港の近くの空き地に埋める。
 最後は「誰も知らない」生活が続いて行く。終わり方なのだが、「巣鴨子供置き去り事件」では、長男が友人とともに、末の妹を殺害。ほかにも母親は産まれて間もないえい児の遺体まで持ち込んでいたりと、まるで救いの無い話し。
 しかも、この母親、娘2人は引き取ったって言うから驚きだ。裁判所もなんで、こんな無責任でだらしない女に子供を渡したのだろうか? 繰り返されないことを異能ばかり。
 人それぞれ、大切な事柄の比重は違うものだが、何を優先させるかって、そのh人を知る意味ではとても重要だと思う。
 例えば、このバカ母親のように、常に色気を最優先するなら、子供は産むべきではない。多分この人に取って、子供は男をつなぎ止めるとか、結婚して自分が幸せになるためのコマだったのだろう。だから、この女が選んだ男(子どもたちの父親っての)も実に無責任。命をなんだと思っているのだろう。
 ここまで極端でなくても、色気最優先の人って多いよね。例えば、同性間のことより、異性が先とか、仕事より、パートナー探しに就職するとか。まあ、そういうやつは、それなりに幸せにもなれるのだろうが、人として浅いってのが、すぐバレる。
 作品自体は良く出来ているが、久し振りの救いの無いドラマだった。


「非婚同盟」テンション高っ!

2009年03月25日 | 映画・ドラマ
 この昼メロ。多分視聴率稼いでるんだろうな。一言で言えば、B級タレントが、妙にテンションの高い芝居してるってだけのこと。
 しかも真っ昼間から、セックスだの、卑猥な表現や場面多し。
 だけど、世間の奥様に人気があるのも分かるような気もする。
 三原淳子、伊藤まい子、風間トオルの知名度のある3人で、初期を盛り上げ、バトンタッチしたのだろうけど、そこからは下品さばかりが漂ってる。
 中でも風間はなんでこんな仕事受けるようになってしまったのだろう。やっぱ年齢か。
 それにしても、全体的にここまでテンション上げたり、あっちこっちでセックスする必要があったのだろうか? しかも、同じ人間の中で繰り返してるってのがきもい。
 話しは第三章になって、非婚で産まれた娘たちの葛藤になったけど、これもまたB級。
 なんだか学芸会みたいでおもろいから観てるけどね。

「黒部の太陽」SMAPは化けもんだ。

2009年03月25日 | 映画・ドラマ
 香取慎吾主演の「黒部の太陽」。これまで映画(映画なんか三船敏郎とか石原裕次郎だかんね)や舞台にもなっている、実際の話し。
 まず、これだけの工事をやり遂げた実存の方々のご苦労、苦労なんて言うのもおこがましい、精神力に感服した。並大抵の気持ちではやり遂げられなかっただろう日本史に残る大事業である。
 さて、ドラマに話しを戻すと倉松仁志(香取慎吾)が凄い。本当に労務者の顔。しかも彼は年齢を演じられる。このドラマでとても30前後とは思えない程どっしりしていて、貫禄も十分。
 出番は少なかったが、母親役の泉ピン子も良かった。小林薫とユースケ・サンタマリアとくに、ユースケの激痩せ振りは気になったが…。
 深田恭子も、一時のアイドル全盛期のねちょねちょした演技よりも、押さえていて良くなってる。
 とにかく観ましょう。そして、このドラマを観ている電力が供給され、何不自由無く生活出来る今に感謝しましょう。
 タイトルの、SMAPは化けもんだ。は、彼ら5人。それぞれの道を確立してると言う事で、仮にグループが解散したら、画面から消える人間は必ず居るのだが、ことSMAPに関しては、それがない。メンバーそれぞれが、役者としてもタレントとしても、MCとしても芸能界の主砲である。
 さして、イケメンでもない彼らの魅力、底力は計り知れない。
 

「絶対彼氏&スペシャル」予想外。いい意味でね。

2009年03月25日 | 映画・ドラマ
 と言うのも、理想の彼氏のロボットとの恋というテーマが、「つまらない」とオンエアは観なかった。が、ふと観たら、「面白かった」。ロボットの天城ナイト(速水もこみち)も機械的動き上手いし。井沢梨衣子(相武紗季)も可愛い。
 しかし、世間的には、大人でキャパの広い浅元創志(水嶋ヒロ)こそが理想の彼氏だ。
 自我を持ったロボットの苦悩も良く分かるし、日々のコメディの中でせつない恋を描いてる。
 創志の兄役、浅元将志(中村俊介)。時の流れはきついね。この前までは、あんたがイケメン代表だったのに。もはや面の皮ではなく、役者として問われてる。頑張れよ。
 佐々木蔵之介、真矢みきといった巧者の味付けも。
 本編で、ナイトのライバルロボットとして、阿部力が出てるけど、もこみちとの演技力の差が明らかだった。そしてスペシャルはまた切ないラストだが、しれを敢てポジティブな終わり方にしている。
 恋愛ドラマは好きではないが、ナイトのピュアさに涙が出た。
 そのスペシャルでは、内田朝陽までもがロボットに。そして自分が選ぶなら、この内田朝陽のロボットこそが理想の彼氏だ。知的で、優しく、包容力もあり、大きな目で全てを捉えてる。
 しかし、もこみちは良くやった。新境地を開いたぞ。あとはNHK大河ドラマで時代劇やってもっと大きくなれ!
 最後に、実問題として、もこみちはちっともタイプではありません。




「本日も晴れ。異常なし」離島が熱い!

2009年03月22日 | 映画・ドラマ
 またまた、沖縄の離島をテーマにして、訳あり赴任者(今回は駐在さん)を主人公にした、島民の過疎との葛藤と、主人公の過去を描いたドラマ。沖縄の自然に大分助けられてる感は否めない。
 だが、医者のいる島(Dr.コトー診療所)、美容師のいる島(瑠璃の島)、警察官のいる島(本日も晴れ。異常なし)。こいつら全員が、暗い過去があるってのが共通。
 沖縄は逃げ場か! ってな感じ。
 駐在・白瀬遼(坂口憲二)の妙にスタイルのいい爽やかな制服姿が印象的。ドラマは島民の抱える苦悩を追って進むが、当初から予兆を現していた、白瀬の問題が最後で完結を迎えての最終回。
 大ラスで、白瀬が足引きずって、杖付いてたけど、もう治らないってことか? これも含めて、続編はないんだろうなという終わり方だった。まあ、あれだけ小さな島で、警察官主演だと、そうそう事件がある訳でもないだろうし。
 

「死にぞこないの青」何が怖いって生きてる人間

2009年03月18日 | 映画・ドラマ
 小学6年生・マサオ(須賀健太)は、係の取り決めが原因で、新任教師の羽田(城田優)に目をつけられ、ことあるごとに羽田はマサオを標的にして、クラスメイトからのいじめのターゲットへクラスメイトへとしてゆく。
 ある日、マサオの前に傷だらけで、片目片耳がつぶれた全身真っ青の不気味な少女・アオ(谷村美月)が現れる。
 怖いと言うより、やるせない。憤るといった内容に、人の怖さ。ある意味、権力者の横暴と集団心理が現されている。実際にこんな先生居たら、子供にはどうしようもない。本当に、観ていて切ない思いでいっぱいだった。この気持ちは「人間失格」を観た時と同じ。
 だが、今回は理不尽ないじめに耐えながらも活路を開こうとするマサオが自分の中で「青」という存在を生み出し、そして、自分の心が強くなっていくに従い、「青」が美しく変わっていくという巧妙さと、マサオが戦う強さ、そして、すべてを許す強さを示し、ラストはすがすがしく終わる。
 羽田の台詞で、「誰でも良かった。自分に自身がなかったんだ」とマサオを標的にした理由を語っていたが、実際にいじめも「誰でも良かった」として始まることがほとんどだろう。自分をより優位な立場に置く事を前提に、向上を狙うのではなく、下に蹴落とす図式。いじめまでいかなくても一般社会、いや、友達同士でも多かれ少なかれあることだ。
 

「怪談新耳袋 劇場版 幽霊マンション」怖いよ!

2009年03月18日 | 映画・ドラマ
 2年前に交通事故で母を亡くした17歳の愛美(黒川芽以)とフリーライターの父(吹越満)は古いマンションに引っ越してきた。当初から住人たちの様子やおかしな決まりに違和感を否めない愛美。
 実はこのマンションにはかつてのオーナーの娘の霊が取り憑いていたのだ。その霊はさびしさのあまり、0時までに帰ってこなかったり、勝手に引っ越そうとする住人を次々に呪い殺してしまうのだった…。
 だが、秘密はそれだけでなく、ラストの逆転や、色々な解明が待っている。
 テンポが速いので、見応えあった。
 ホラーもストーリー捻ってくるねー。

「メイちゃんの執事」終わっちゃったねぇ。

2009年03月17日 | 映画・ドラマ
 ハッピーエンドの最終回。まあ、こうなることは分かってたけど、水嶋ヒロの格好良さが頭抜けてた。デュエロであそこまでケガしながら、一発逆転はさすがSランク執事だ。
 子供にも大人気だったってことで、ハッピーエンドで爽やかな終わり方は否めないしね。でも理人(水嶋ヒロ)の告白は必要だった?
 榮倉奈々は、派手にメイクしないほうが可愛いね。逆に、山田優が全く綺麗じゃなかったんだけど、なぜ? 
 それにしても毎週楽しみだったドラマが終わってしまったのは残念だけど、剣人(佐藤健)は執事見習いになっちゃって、高校中退なのか? ソウリョの4人にはなぜ執事が居ないのか?
 なぜ誰も殺人未遂にならないのか? お嬢様と執事の恋愛は禁止とか言って、みんな恋愛してるじゃん。それを「お使えしたいお嬢様」とか微妙な表現にしてて、あやふやにしてるけど。これも視聴者の子供に合わせてか。とかどうでもいいね。
 個人的には神田(阿部 進之介)がいいね。普段はとぼけてるけど、要所要所を押さえてる。それに男気もある。
 同じく孤児院で育った山田 多美(谷村 美月)。言うなれば妹分みたいなもんでしょーが、なぜそれに使えてるか分からないし、孤児院が閉鎖されて、就学前の子供がホームレスになっちゃうって設定も無理があったけど 。
 お嬢様では竜恩寺泉(岩佐真悠子)が”格好良かった。麻々原 みるく(吉田里琴)も子供のくせに気骨合ったなぁ。山田多美 (谷村美月)はおちゃらけキャラの時と、本性現してからの表情が全く違ってて、今後の注目株。
 何はともあれ、めでたしめでたし。


「上地雄輔ひまわり物語」上地雄輔らしいドラマでした。

2009年03月17日 | 映画・ドラマ
 「上地雄輔ひまわり物語」。のびやかな家庭で育ったから、いい子になったというのがよく分かる物語でした。本人も破天荒なら、家族も凄い。なんあか、古き良き昭和の家族のようだった。
 それにしても凄いのは、上地雄輔は、芸能界と無縁の頃から、小泉孝太郎や、窪塚洋介なんかと友達なんだよね。世に出る人ってのは、連鎖作用があるというか、佐藤愛子先生が女学生の事から遠藤周作先生と知り合いだったり、椎名誠先生の周りもみな、それぞれに地位を確立してたりってそういう不思議な運みたいなのを感じました。
 すかっとして気持ちいい、上地雄輔らしいドラマでした。

「歌のおにいさん」んー、やはり深夜枠だった

2009年03月14日 | 映画・ドラマ
 あっと言う間の最終回。展開早くなったなーと思ってたら終わっちゃいました。
 嵐の大野君、最終回で意気込みを見せ、そして大逆転のラスト。でも、ごめん、第一話からこうなることは分かってた。
 木村佳乃が激痩せしてたのと、「天地人」与六(直江兼続の子供の頃)を演じたの子役の子が、起用されてたのが気になった。
もっと話しを膨らませても良かった感は否めないが、放送の都合もあったのだろう。
 しかし、当たり障り無くまとめた辺りは脚本家もさすがだが、やっぱ深夜枠が妥当といった感想。折角、いい役者出てるのにもったいない。
 戸次重幸の途中降板は、ナックスの芝居の都合か? 

「ハナタレナックス」腹筋痛くなるくらい笑えるよ!

2009年03月11日 | 映画・ドラマ
 北海道を拠点に活動しているローカルタレントのTEAM-NACS(森崎博之・安田顕・戸次重幸・大泉洋・音尾琢真)がシュッエンしてる北海道テレビ放送制作の深夜番組。
 大泉洋を世に出した「水曜どうでしょう」の続編的意味合いもある。
 「ハナタレ」には「洟垂れ小僧」という意味のほかにも、「光が放たれる」とか「華のあるタレント」という意味も込められているらしい。
 メンバーの5人が交代で、自ら発案した対決企画などを放送。企画者が司会をし、他の4人と共にそれに挑戦する。
 とにかくすで面白い。ローカル局で深夜だからこそできた番組だろうが、深夜枠なら全国ネットでも十分通用するだろう。全国ネットで深夜流せばいいのに、大泉洋がいるんだから十分数字稼げると思うけど。しかし、これだけの番組を作る北海道の大きさを改めて知った。
 やっぱ、北海道は自治区だ。北海道を見て「外国だ」と思ったものだが、日本にあって自治区として十分機能する力があるね。ローカル局がこれだけの番組作って話題になるなんてほかではないでしょう。「水曜どうでしょう」「おにぎりいかがですか」も含め。
 TEAM-NACSも今やそれぞれが全国ネットのドラマに出演したり、劇団活動も全国的になってきている。大泉も含め、彼らの顔が古いってのがローカル的なのだけれど、それを乗り越えるトークや動きが光る。そこいらのお笑いタレントよりすの部分での面白さと、トークが勝る。
 全国ネットでMCできるだけけの話術は全員があるな。
 そもそもは、堂本光一がゲスト出演していたのを観て、「いいのか? テレビでこんなこと放送して」ってな面白さではまって、観てたら、とにかく面白い。腹筋鍛えられました。
 TEAM-NACSってこれからももっと大きくなっていくんだろうな。

「アフタースクール」展開は見事。

2009年03月08日 | 映画・ドラマ
 妻の出産にも立ち会わずに、姿を消した大手企業のサラリーマン・木村(堺雅人)。
 その幼なじみの中学教師・神野(大泉洋)の元に、中学の同級生だったとかたる島崎(佐々木蔵之介)が現れ、神野は島崎とともに木村を探すはめになった。
 ちぐはぐコンビの捜索活動は、息は合わないが、次々と木村の行方につながる手がかりをつかんでいき、とある真実に辿り着いた思われたとき、大どんでん返し結末が…。
 大人の放課後という意味のシャレたタイトル似相応しく、魅せる展開に、役者の演技が光る、大人の映画。なので、観る方も集中してないと置いて行かれます。
 田畑智子、常盤貴子らが共演している。